KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

歴史

八重の桜ー禁門の変(蛤御門の変)

大河ドラマ 八重の桜 いよいよ今日は禁門の変(蛤御門の変ともいいます)です。きっかけは先日の「池田屋事件」ですが、これをきっかけに歴史が大きく動いていきます。元々長州は勤皇の風土が強い藩ではあったのですが、八月十八日の政変により京都を追放さ…

八重の桜ー池田屋事件 歴史の転換を誘発した事件

八重の桜ーここのところ歴史事実を丁寧に描き始めていますね。京都守護職の激務に体調も崩しがちな松平容保、同じく所司代に就任した容保の実弟の松平定敬(桑名藩主)とともに事態の対応に当たりますが、ここから歴史は大きく動いていきます。今日は歴史に…

八重の桜ー八月十八日の政変

八重の桜ー時代の急激な移り変わりを描いていますね。 会津藩が京都入りするまではかなり駆け足で時代の変遷を描いていましたがここからはかなり丁寧に時代を描いている印象があります。さて三条実美ら尊王攘夷の急進派が追放される世に名高い「八月十八日の…

八重の桜「ままならぬ思い」ー新撰組登場!!

八重の桜ー今回でいよいよ新撰組が登場しました。「新撰組」のことはよく知られていても「会津藩預かり」という点は意外に知られていないようです。勿論浪人を募集したのは幕府ですが命令系統では実質会津藩の手勢で事実上の配下となっていきます。 とはいえ…

八重の桜ー「将軍の首」−尊王攘夷について

「八重の桜」ーついに松平容保を始め会津勢が京都入りしました。 孝明天皇に松平容保が拝謁するシーンが描かれていましたが、この孝明天皇はこれから幕末に向けての徳川幕府にとってもキーパーソンの一人になります。染五郎が孝明天皇ですか。最近天皇役には…

八重の桜「会津の決意」−京都守護職

えー先週は超多忙状態だったのでブログ更新どころではなかったのですが、取りあえず今回の八重の桜「会津の決意」について述べます。それにしても今回の大河ドラマ、結構史実の進行が早い気がしますね。 先週桜田門外の変かと思ったら、あっという間に松平容…

八重の桜ー妖霊星感想と井伊直弼

「八重の桜」第四回もなかなか面白かったですね妖霊星とは「ほうき星ー彗星」のことをいいますが、昔は不吉の前兆といわれておりました。折しも井伊直弼が大老に就任し世に名高い「安政の大獄」が始まります。幕府が「西洋式の兵制改革」を唱えたことで山本…

八重の桜ー「蹴散らして前へ」感想と「山本覚馬」について

八重の桜「蹴散らして前へ」 今日も面白かったですね佐久間象山、勝海舟、吉田松陰、そのほか各藩の藩士との交流ですっかり刺激を受け別人になった覚馬、そして保守的な体質の会津藩、当然ながら覚馬は浮いた存在になってしまいます。今日のタイトル「蹴散ら…

八重の桜ー久々に質と視聴率両立か?

さてNHKが「リアリズム路線決別」を宣言してから「八重の桜」のドラマ作りがどうなるか少々懸念もあったのですが、初回と今回「やむにやまれに心」を見た限りでは完全に杞憂だったようです。関心も高いようで先週の感想記事は驚くほどのアクセスがありました…

八重の桜 初回感想ー人格者松平容保

さて、私個人はかなり評価しでいたんですが低視聴率といわれた平清盛に変わり、新の大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。いわゆるリアリズム路線と決別といっていたNHKですが、その関係でまた「天地人」や「お江」の悪夢再現か?、という懸念もなくはなか…

平清盛最終回終了と全体の感想

平清盛。今日で最終回が放送されました。まあ予告編で壇ノ浦を描くのはあらかじめわかっていましたし、最後はまるで「清盛死後の平家がその後どうなったか」について駆け足で描いていましたのでまるで総集編でも見ている感じでした。清盛の第三部はあれほど…

平清盛の男子たちーもし棟梁が宗盛でなかったら

しばらく政治関係の記事が続きましたがあと一週間程度はやむを得ないかもしれません。海外でも日本の安部自民党を中心とした極右政権が誕生する可能性が高いことに重大な関心を寄せています。■Japan's opposition LDP on course for victory in general elec…

あなたのB層度をチェック(笑)

さてこのブログでは自民党の安倍晋三総裁、維新の会の石原慎太郎代表、橋下徹代表代行による極右政権の誕生を危惧していますが、残念ながらその可能性がこのままいくとかなり高くなっています。そしてその支持を支えているのはいわゆるB層といわれている人た…

平清盛と源頼朝ーまことの武士

久々平清盛の記事です。 ここのところ選挙絡みの記事が多かった関係と先週私は仕事で見ることができなかったこともあり(昨日の再放送はみましたけど)記事を書けませんでしたが、まあ平家の見るも無残な姿が描かれていました。「宿命の敗北」とはおそらく平…

平清盛と平家物語とその背景

先週の平清盛の記事の続きに平家物語についての記事を書くつもりでしたが、結局あれから一週間たってしまいました。(汗) 先週は突然の解散とかいろいろありましたからねえ(笑)さて、今回は以仁王の令旨が発せられるところまで来ましたが、平清盛はあと放送…

「いかがでございますか?そこからの眺めは」と平重盛の死

平清盛ー今日も面白かったですね。今日は嫡男重盛の死から後白河院に対するクーデター、世にいう「治承三年の政変」の模様が描かれていましたがやはり乙前こと祇園女御の最後の言葉「いかがでございますか?そこからの眺めは?」 という問いに対して「さえぎ…

平清盛ー鹿ケ谷の陰謀ー平氏政権終わりの始まり

平清盛ー今日も見ごたえがありました。 実は清盛の話なのになぜ源氏も描いているのか、という点が引っかかっていましたが今回でその意味がわかったような気がします。明日を見失いつつある清盛、そして政子によって「明日」を見つけた頼朝。対象的な二人でし…

北条時政、政子 北条氏について

平清盛、来週はいよいよ鹿ケ谷の陰謀の話が出てきましていよいよ反平氏の動きの始まりになります。この反平氏の動きは晩年の清盛を苦しめることになります。一方で源頼朝と北条政子との恋が芽生え始めますが、ここで後程鎌倉幕府の執権となる北条氏について…

平清盛ー禿(かむろ)を始末して滋子の死ー没落の始まり

先週禿(かむろ)に関する記事を書きましたらびっくりするほどのアクセスが当ブログにきました。まあ史実云々はさておき、ドラマ、映像としてはかなりインパクトがありましたからまあドラマの演出としての効果は最高でしょう。相変わらず低迷している視聴率…

平清盛ー禿(かむろ)は平家物語の創作?

平清盛ー今日は兎丸(うさぎまるーこの人物は大河ドラマ平清盛の架空の人物です)が禿(かむろ)に殺されてしまうシーンが描かれておりましたが、今この禿(かむろ)がちょっとした話題になっていますね。森田剛扮する平時忠の横にいる美形の禿(かむろ)と…

平家にあらずんば人にあらず→おごれるものも久しからず

先週からの平清盛ー殿下乗合事件をきっかけに平家の最盛期が訪れたと同時にすでに平家が今後おかしくなる「きざし」のようなものが描かれていました。だいたいどんな権力者も最盛期にすでに衰退の原因のようなものが芽生えていますが、今回の平清盛もそうい…

久々平清盛の記事ー殿下乗合事件

退院後数週間ー激務に追われていましたが少し出口が見えてきました。大河ドラマもゆっくり見る時間的余裕も生まれました。というわけで久々にこの話題です。というのも今回の松殿基房をめぐる「殿下乗合事件」いわゆる平家物語に書いてある「平家の悪業の始…

平忠度(薩摩守)登場

久々の大河ドラマ関係の記事です。本日清盛の50歳の祝のシーンが描かれていましたが(実際にはこの時代は「数え」で年齢をいうのが普通なので本来なら一年前の太政大臣時代の行われなければならないんですが)そこで本来なら平氏でもっと「スター」的な存…

平清盛ー源頼朝ははたしてイケ面だったのか?

平清盛ーロンドンオリンピックの影にすっかり隠れてしまいましたが(笑)明日の放送はないそうなのでしばらく平清盛関係の記事を書くこともなさそうです。ドラマでは岡田将生が源頼朝を演じていますが、伊豆に配流された日々に伊東佑親の娘の八重姫との悲恋物…

崇徳上皇と日本「三大怨霊」

平清盛、今日はいつもより遅い9時の放送予定でしたが、オリンピック柔道の関係でさらに一時間も遅れてしまいました。今日は崇徳上皇の怨霊の話から次男基盛の死とそれを鎮める様が描かれていますが、崇徳上皇役の井浦新の演技、なかなかすごかったですね。(…

平清盛ー第三部始まる

さて保元の乱、平治の乱と合戦ものが一段落し、もう一人の主役だった源義朝も他界し第三部がどのように描かれると思い「滋子の婚礼」を見ました。まあ当分合戦のシーンとかはないので、ここしばらくのあの引き付けられるようなシーンはないだろうな、とは思…

平清盛ー義朝死して来週より「第三期」へ

平清盛ー今回で平治の乱の後始末の模様が描かれていました。次男朝長を始め義朝一行とはぐれる頼朝等、ほぼ史実の忠実に描かれていると思います。但し義朝が実際に討たれるのは長田忠致館の風呂場で武器もないまま殺害されますが、まあさすがに素っ裸で義朝…

平清盛ー平治の乱から宿命の対決

平清盛ー先週は何かいろいろあって記事を書けませんでしたが今回はいよいよ最大の佳境の1つ、平治の乱で平氏が勝利するまでを描いています。先週の平治の乱で後白河上皇と二条帝を幽閉し、清盛の盟友関係にいた藤原信西が自害します。この件は既に以前の記…

平清盛ーいよいよ来週は「平治の乱」

えーちょっと「平清盛」関係の記事が続きますが...今週は事実上「平治の乱」のカウントダウンのドラマでした。前回の記事で「平清盛の天地人化」を危惧した私ですが、由良御前の死のシーンにしてもなかなか感情移入できるように描かれていると思います。でも…

NHKは低視聴率の情報や無責任な外野の声を無視し質の高い大河ドラマ

このブログでも何回も書いていますが、今年の平清盛、私はここまではここ数年ないくらいの非常に質の高い歴史ドラマになっていると思う。しかし一方ではこのドラマの低視聴率が問題にされ、ネットだけでなく芸能誌その他で無責任な発言があちこちから出てい…

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