KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

1週間の手術➡入院をしてきました。

実は1週間前の3月22日、当初から予定していた手術のため入院してきて、日付変わって一昨日退院してきました。

f:id:KyojiOhno:20210331012009j:plain

この病院への手術入院は今回で4回目で古くは盲腸(虫垂炎)で今から10年前に入院したことにさかのぼります。入院自体は手術がなかったけど軽い敗血症で3年半前入院して以来です。過去3回は症状があっての入院ですが今回は今までと違い、普通に日常生活をおくれてます。笑い話のようですが、過去3回は症状があって寝かされたまま手術室に入りましたが(これが普通でしょう)、今回はなんと歩いて、手術室に入りました。こんなことはめったにないでしょう。

しかしこんな状態なのになぜ手術するのか、

それは今回は9年前に過去2回のイレウスの手術を行っているんですが、その予防の意味もありました。

実は私は腹壁、つまりお腹をカバーする膜ですが、普通の人より薄いようなんですね。

事の発端は今から13年前(2008年1月)に急性虫垂炎で入院、手術したことがきっかけです。

■何とバリウム が緊急入院の原因ーブログ 更新できませんでした

kyojiohno.cocolog-nifty.com

この時は無事手術が終わったんですがその後、お腹に穴があいていたことがわかりました。これで少し腸が外に出てしまう腹壁瘢痕ヘルニア、という状態になりました。

kyojiohno.hatenadiary.com

このお腹にあいた穴が原因で2012年の1月と8月にイレウス(腸閉塞)を起こし結局二回も開腹手術をする羽目になりました。

しばらく落ち着いていたんですが、昨年11月体の不調を感じ、病院で検査したらまた腹壁瘢痕ヘルニア、を起していることがわかりました、

しかし前回と違い、穴が大きくこれで大腸等がはさまってイレウスを起したりする可能性は低い状態ではありました。主治医の話だとこのままでも生命の危険はない、との話。

しかし放置しておくと危険ではありました。

イレウスを起こす可能性は低いのですが0ではないからです。

そこで一連の動きに決着させる決意で手術しました。

順調にいけば一週間程度で退院との話ですがどうなるかは神のみぞ知る。とにかくこうなったらまな板の鯉のつもりで病院に入りました。

そして23日に手術、一日の集中治療室の跡、一般病棟。

一日ずつ痛みが和らいでいくのがわかりました。

そして無事当初の予定通り一週間で退院できました。

f:id:KyojiOhno:20210331011952j:plain

まだしばらくは痛み止めしながらになりますが、リハビリを兼ねて本日よりゆるゆると業務復帰します。(サブスクリリース関係で業務山積してますので)
一連の動きに決着させる決意で今回手術しました。今回でもうこういうことはないように祈ります。
いずれにせよSNSにて多くの方からメッセージ、コメントいただきました。ありがとうございました。そしてご心配をおかけしました。

菅総理は21日に緊急事態宣言解除の方針を発表ーその発表の日に東京で感染者急増

既に報道でご存じの通り菅総理は21日で緊急事態宣言の解除の方針を本日発表した。

www.yomiuri.co.jp

だがその当日に東京の感染者が新たに409人の感染確認 1カ月ぶりに400人上回る (重症者は1人減の41人)と感染者がまた急増していたことが明らかになった。

www.tokyo-np.co.jp

確かに感染者は緊急事態宣言発令前より減ったものの、下げ止まりの状態が続き、いつまでも新たな感染者は100人を切らない状態が続いていた。

そもそも下げ止まりの状態がなぜ続いているのか、その原因は一体何なのかについては政府も専門家も全く分析しきれていない。政府の対策分科会の尾身茂会長は「見えない感染源があるのではないかというのが我々の判断」といっているがその感染源については全く特定しきれていない。

www.asahi.com

つまり基本的な問題は何も解決されていないのだ。その上での今回の緊急事態宣言解除。

無謀だ。あまりに無謀

確かに下げ止まりになっているのは「自粛疲れ」もう我慢ができなくなった人も多くなっているのは事実かもしれない

実際テレワークも思った以上に日本の会社では行われている感じはない。(小生の取引先ではテレワークは結構進んではいるのだが..)

この記事を読むと日本人の質もやはり落ちてきているのか、と思わざるを得ない

www.jiji.com

ネットみててもわかるが日本人はバカが多くなったというのは事実かもしれない

日本ではワクチン接種も全く進んでいない、といっていい。私などは今年中に接種できるのだろうか?

とにかくパンデミックの状態が更に悪くなることを大いに危惧する

大河「麒麟が来る」終結ー全体の感想

とにかくコロナを含めいろんなことに振り回され、最終回が異例の年越しとなった大河ドラマ麒麟が来る」が無事最終回を迎えた

歴史ドラマは実在の人物を扱うものの、所詮はフィクションである。それはわかっている、しかも歴史の資料はどれが信頼できるものかという判断は難しい。まして明智光秀は著名な武将でもそれほど多くの資料が残っているわけではない。

歴史小説作家の浅田次郎さんは「歴史小説といっても所詮は嘘を書く」と述べているように歴史小説は実在の人物を扱うとはいえ所詮フィクションなのである。

とはいえ、戦国最大だけでなく日本史上でも最大の謎の1つの「本能寺の変」をこのドラマがどう描くのかについては非常な興味をもってこの大河ドラマを見続けていた。

f:id:KyojiOhno:20210208140610j:plain

本能寺の変については以下の謎がある。

1.なぜ信長が最も信頼を置いているという明智光秀が信長に謀反をしたのか?

2.明智光秀ほどの名将にしては「大義名分」のないまま信長を討ち、その後の戦略も乏しい等かなり雑な叛き方をしていること

3.山崎の戦いを始め明智光秀ほどの名将にしては、名将らしからぬ戦いぶりだったこと

 これらを見て今ネットにあふれている陰謀論の類と変わらないかもしれないが、本能寺の変に関してはさまざまな陰謀論が出ていた。

本能寺の変の原因に関しては

1.明智光秀野望説

2.怨恨説(私憤説)

3.陰謀説   (1)羽柴秀吉実行犯説  

                             (2) 徳川家康主犯

                             (3) 伊賀忍者実行犯説

                             (4) 朝廷黒幕説 

        (5) 足利義昭黒幕説

さて「麒麟が来る」はどう描いたというと結局上記のいずれでもない、ということなのではないかと思う。確かに正親町天皇徳川家康とのからみもあったが、それが信長を討つ理由にはならなかっただろうと思われる。

上記の陰謀説の大半は歴史家によって否定的な見解が示されているが、やはり複合的な要素が原因となっている可能がある。どうも結局部下の心が読めなくなった織田信長の様々な行動に対し、「みんながこう思ってるだろうから・・」ということで行動したら誰も味方につかなくなり孤立して破滅した。というのが実態なのかもしれない。

しかしこの「麒麟が来る」では本来なら光秀の晩年の生涯のなかで重要なできごとがスルーか殆どスルーに近く扱われている。

1.信長と友好関係をもった長宗我部元親が一転四国征伐を信長が強行したこと、長宗我部は明智光秀とも深いつながりがあった。

2.光秀の義理の妹(?)といわれる御ツマキとその死

1についてはドラマの中で信長と光秀のやりとりで少し触れられてはいたものの、2の御ツマキの存在は「麒麟が来る」では完全にスルーされている、一時はお駒さんがひょっとして御ツマキになるのでは?と考えがよぎったが、お駒さんはドラマの完全な架空の人物であるとNHKは述べている。

そして1.の四国征伐がきっかけというのはかなり説得力はあるものの、

sengoku-his.com

だとしても一点引っかかることがある、それは本能寺の変で信長を光秀が倒した後も長宗我部が光秀の味方をした形跡が見当たらない点である。

尚、天正7年(1579年)6月、丹波八上城に自身の母親を人質として出したが信長の違約によって母親が磔になり殺された、などという話は今日では完全な作り話として扱われている。麒麟が来るでスルーされたのは当然だが、石川さゆり演じる「お牧の方」が光秀の京都以降に全く登場しなくなったのは少し不満が残る

結局、「麒麟が来る」は本能寺の変の原因にどの説を取るのか明確にしなかった。まあ判断は視聴者に委ねるということなんだろうが、もう少し深く掘り下げて欲しかったと思ったのは私だけだろうか?

ただ最後、オッと思ったシーンがあった。光秀が本能寺では死ななかったという説を取ったと思われる点

確かに

1.秀吉の首実検時、光秀の首は既に激しく腐敗して顔面の皮がすべて剥がされ誰だが判別できない状況で、秀吉も特にそれ以上深くは追求しなかったこと。

2.光秀の死後、なぜか光秀の痕跡らしきものが見つかっていること

さて、この2点で首実検された首は実は光秀の首ではなく、実際には光秀は生き延びたという説が飛び出ているわけで、番組ではさすがに「天海説」までは持ち出してはいないものの、本能寺後10日で死ぬと思われていた明智光秀の馬に乗る雄姿でドラマは終わる。

f:id:KyojiOhno:20210208153902j:plain

麒麟が来る、の最後のシーン

 明智光秀=天海 説。歴史家では信憑性が薄いという意見の方が多数派のようだが、どんなものが知らない方のために

rekishi-style.com

 

kyojiohno.hatenadiary.com

とはいえ、一年間(実際にはそれ以上)楽しむことはできた。

でも日本史最大の謎の部分、もう少し切り込んでほしかったというのが本音だけど

陰謀論に傾倒する構造ー負の感情で人を洗脳する恐怖

今年の1月6日にトランプ支持者によるアメリカ国会議事堂の乱入以来、トランプ支持者の暴走が懸念される中無事バイデンの就任式が執り行われ、政権交代が無事行われた。

しかしトランプ支持者や右翼系の人の間のトランプに対する「陰謀論」は根強い。アメリカの共和党議員で陰謀論サイトのQアノンの信望者として知られるマージョリーテイラーグリーン議員はバイデン就任2日目にバイデンの弾劾法案を提出した

 

勿論そんなもの両議会で多数派となった民主党議員は勿論、多くの共和党議員の中でも無視はされたが、それどころかグリーン議員のtwitterのプロモーションは結果的にK-popアーチストのプロモーションの方に役立ってしまった。

www.huffingtonpost.jp

まあ笑い話にもならないが、問題はマージョリーテイラーグリーンのような人物がアメリカ議会の議席を取ってしまったことに問題がある。

f:id:KyojiOhno:20210131221930j:plain

       マージョリーテイラーグリーン議員

トランプやQアノン、その他右翼系のサイトの嘘の情報を信じ込み、政治やマスコミは彼らのいう「暗黒勢力」に支配されている、などという陰謀論

この陰謀論SNSが普及し始めて以来ネットの論調を支配するくらいになっているが、これは最近のネットのSNSへの炎上、嫌がらせ、誹謗中傷等が多数発生する構造と背景は同じである。

ひとことでいえばネットは「劣等感」「負の感情」そして「憂さ晴らし」に満ちた空間になってしまっている。そして陰謀論はそれらいずれの要素を背景に急激に拡散されているのである。

これはSNSアルゴリズムのワナや

kyojiohno.hatenadiary.com

自分の好きな情報だけを信じ込むという「確証バイアス」が陰謀論拡散の背景となっている。

kyojiohno.hatenadiary.com

上記のグリーン議員が信望するQアノンのような陰謀論は人々の、怒りや恐怖、妬み、傲慢さ等の負の感情に巧妙につけいってくる。
つまり価値観や政治的立場の違う者への憤り、自分が不当に扱われているという不満、きらびやかなセレブ達がスキャンダルで潰れていくところを見たいという歪んだ欲求、自分こそが世界の真実を知っているという優越感、強力なリーダーに全てを委ねることで安心を得ようとする弱さetc。 そういう負の感情を刺激するようなストーリーをQアノンは提供し、だから急速に広まった。

そしてそれはネットにあふれている「劣等感」「負の感情」そして「憂さ晴らし」の風潮が背景になっている。

だがこn手法自体に新しさはない。寧ろ古典的な手法。つまりそれが、ナチスであり、シオニズムであり、その他、各国各地の攻撃的な民族/宗派主義であり、日本でも外国人差別の酷さが入管行政というかたちで具現化している。 

これだけ情報があふれており、しかも大多数の情報がデマかフェイクという現実を見るにつけその主張が事実かどうか、論理的に正しいか否か、きちんと見分けることが大事だ。だがそれだけではなく、怪しげな主張に自分が同調しているとしたら、それは自分自身の負の感情にとらわれているからではないか、と自分の内面を客観的に見てみることも大事だろうと思われる。

陰謀論にもし自分が傾倒しているとしたら、それは自分の心の弱さをつけ込まれている証拠だと認識すべき。陰謀は絶対ないとは断言できないかもしれないがSNS陰謀論は100%疑うべき。たぶん99.9%はデマかフェイクである。

しかし「確証バイアス」の威力は凄まじく、これがアメリカの普通の過程を分断させている、という深刻な事態が発生している。バイデンが大統領に就任したところで基本的な問題は何も解決していない。

www3.nhk.or.jp

トランプのような暴君は去ったとしても、今後の動向に懸念を表明せざるを得ない

Clubhouse に参加雑感ー音声のみのSNS体験記

今月くらいから海外でサービスが開始されたClubhouse というSNS

まだ正式に日本国内でのサービスが開始されていないにも関わらず今週に入ってから特に急速な勢いで拡散されていた。

SNSとはいえ新たにアカウントをとっても2人しか招待することができず、今のところiPhone所有者のみ対象その関係で希望者が多いにも関わらずなかなか参加できない状況が続いていた。

一昨日無事招待をいただきアカウントを無事登録 

f:id:KyojiOhno:20210130210300j:plain

招待には相手の電話番号が必要。機種によって違うんだろうが私は招待相手に国番号を入れないとダメだった。結構ここの部分で苦労した。

クラブハウスはtwitterfacebookと違い音声のみのSNS。つまりプロフィール部分以外にはテキストを打ち込むことはない。会話のみなので、電話のみで使用する。

しかしこれは間違いなくSNSでそれぞれの人間の関心のトピックに基づき大勢の人間と会話することができる。まだ専ら英語関係のグループが多数だが、日本人の参加も急増しており(日本人は「流行りもの」に弱い)そのうちメニューも日本語バージョンのものが出てくるかもしれない

取りあえず現段階ではiPhoneのみ、そして招待する相手の電話番号が必要、という点だ。 

f:id:KyojiOhno:20210130210540p:plain

Clubhouseには参加者自身が立ち上げられる「ルーム」のようなものがあり、その「ルーム」に自分をフォローする人を参加できるようにする。「公開」のルームの場合は自分がフォローしていない人も参加できる。そこで音声による「会話」を楽しむSNSである。

「ルーム」の会話は表示されない。そのためユーザーは後で確認できない。つまりリアルタイムでその時にしか「ルーム」での会話に参加できない。つまりリアルタイムオンリーのSNSである。

とはいえ、音質を検証するとたぶんモノラルの電話仕様で、喋らずに会話をきいていると昔のAMラジオを聞いている気分になる。そのため音楽やライブの送信には向かない。少なくとも現在の仕様では会話にしか使えないものである。

しかし一方では今回音声の残らない、テキストデータも残らないことから、「炎上」は起き辛いSNSではないかと思う。そもそもデータが残らないからtwitterfacebookのようにシェアなどできるものではない。

もっとはっきりいえば、ネットで他人を攻撃したり等、憂さ晴らししたい連中にとっては使い辛いSNSだろう。そんな人間はそもそもSNSを始めネットでは有害な連中である。

だが会話の記録は本人は見ることはできないが、Clubhouseのサーバー内では記録されているらしい。万が一犯罪その他が発生した場合の証拠ということかもしれない

Clubhouseは招待された方が問題を起こすと招待した側にもBANが及ぶらしい。ネットで荒らしや他人を頻繁に攻撃する輩は招待しないことだ。

私の周囲で既に相当はまっている人もいるが、このままの機能だけで終わるとは思えない。いずれAndroidにもユーザーの対象が拡大されると思うが、現状のままだと一時の流行で終わりかねないが、果たしてどうか?

Clubhouseが果たしてtwitterfacebookのような世界のトップSNSになるだろうか?だが既に何らかの機能拡張が行われる可能性のある部分がある

f:id:KyojiOhno:20210130213847p:plain

 上記の赤丸部分をクリックすると"done"という文字のみが表示される。これは何らかの機能と思われるがそれは今後の展開を見守るとしよう

トランプ支持者、ネトウヨー「確証バイアス」による嘘やデマを信じ込むメカニズムのワナ

昨日の記事にも書いたようにバイデン大統領が無事就任し、「不正選挙」をあくまで主張し支持者もその嘘、デマを信じ込んだことによる暴走がアメリカ議会ビルの乱入、死者まで出る騒ぎとなったことは記憶に新しい

それにしても明らかにおかしいと思える情報ががほとんどであるにもかかわらず、それを信じている人はいくら反証されてもその考えをなかなか変えようとはせず、頑ななまでにトランプの主張を正しいと信じ込んでいる人がこの日本でも多かったことに首を傾げずにはいられなかった。

しかしその疑問に一定限度答えてくれる記事があったのでこちらでシェアさせていただく、

rollingstonejapan.com

以下一部引用する

新しいデータを提供されたとき、自分の先入観(「事前の信念」と言います)を裏付ける証拠は即座に受け入れ、反対の証拠は冷ややかに評価してしまうのです。そして、現代社会での私たちは常に相反する情報にさらされているため、時を経て情報が増えるたびにこの傾向は増幅し、両極化が進んでしまうのです。
自分の意見を裏付けるデータばかりを求めてしまう傾向を「確証バイアス」と言います。簡単な例では、自分の気に入らない意見には耳を貸さず、都合の良い意見ばかりを受け入れるような人のことです。そしてこれは驚くことに「分析能力の高い人の方が、そうでない人よりも情報を歪めやすい」ということが研究で明らかになっているのです。認知能力が優れている人ほど、情報を合理化して都合の良いように解釈する能力も高くなるため、自分の意見に合わせてデータを歪めてしまうことがあるのです。そのくらい「事前の信念」は強力なものなのです

 ここで問題となる「確証バイアス」-つまり自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集め、反証する情報を無視する傾向のことをいうがこの傾向はトランプ支持者とその陰謀論を信じる人たちに共通する傾向といえる。

gendai.ismedia.jp

このネットの陰謀論は基本的にマスコミ、政府は「闇の勢力」に支配されているという前提で話が作られることが多い。そして自分たちの思い通りにならないこと、現状に不満を持つ原因を全て陰謀論のせいに仕立てることで、自分たちの信じたい事実のみを受け入れるようになる。

その結果以下の傾向を著しくもつことになる。

1.  自分の好きな情報、自分がそうなってほしい情報しか興味を示さないし信じようとしない

2. マスコミが流さない情報を信じることが高いリテラシーという思い込みを持ち、マスメデイアの情報より「もっともらしい」情報を流すサイトの情報を信じる。

この傾向はネトウヨについてもいえることで、私はネトウヨに何度も彼らの主張の反証の資料、リンクを提示しても彼らは決してそれを読まない。熱心にチャンネルさくらあたりが流す陰謀論、デマの方を信じる等、ネトウヨ「確証バイアス」に取りつかれてしまっている。

これはある意味、自分で自分を洗脳する1つのプロセスと考えることができ、いわばマインドコントロールされているのと同じ状況になる。

また以前にも書いたがSNSアルゴリズムもある意味「確証バイアス」を強化させる傾向を持つ。ユーザーの好む情報、好む志向、発想に沿った内容のSNSの発言、投稿が見えるようにできており、しかもSNSだと同じ趣味、思想、志向の揃ったものが集まりやすい。かくして自分の考え、趣味が同じ人がSNS周囲に集まることになり、そういう情報ばかりなので、それが「世の中の全て」という錯覚に陥ってしまう。

その「SNSのワナ」と本人の持っている「確証バイアス」が陰謀論にいっそう傾倒させて先日のアメリカ議会の潜入事件を起こしてしまったのである

f:id:KyojiOhno:20210109004023j:plain

 

kyojiohno.hatenadiary.com

だが「確証バイアス」によって惑わされるのは何も「トランプ支持者」だけではない。実は私を含めてだれでもその「ワナ」にはまる可能性がある。だから怖いのだ。なぜなら上記の文章「なぜ人は事実を受け入れられないのか 自己の意見に固執してしまう人間の傾向を考える」にも書いてあるように「人は、豊富な情報が得られると、自分の意見にもっと固執するようになる」という。そしてそれはSNSのように「似た者同士」が集まるとさらに強化される。

「確証バイアス」によって自分の持っている「事前の信念」から人は逃れ難いこと、「自分が正しい」と思いがちで、それを強化するための情報を集めがちであること、それは誰もが例外ではないという点を抑えて置くことが重要だという。

またやっかいなことに驚くことに「分析能力の高い人の方が、そうでない人よりも情報を歪めやすい」という傾向があるという。実は全員ではないが、陰謀論まことしやかにSNSで拡散しているのは「分析能力」のある経営コンサルタントの類の人達であることが少なくない。彼らは元々「普通の人が手に入れ辛い情報」をひけらかすことで、或る種優越感をもちたいという願望をもっていることが多いため、逆にこういう陰謀論を信じやすい。

だから「確証バイアス」のワナに陥らないためにも次のことを心掛ける必要があるかもしれない。

1.いかなる情報も決して鵜呑みにしない。「自分が好きな情報、そうなってほしい情報」に触れてもその情報がどれだけ真実が調べるクセをつける。特に陰謀論は絶対に信じないこと

2.いかなる情報も、いくら「耳よりの情報」でもそれをあわててシェア拡散してはならない。それがデマだった場合結果的にデマ拡散に手をかすことになる。

3.自分と意見が違う、嫌いな情報だからといって目を背けない。また自分と受け入れられない情報を持っている人でも「共通点に基づいて話をする」努力を行う。そのことによって「確証バイアス」のワナに陥っている人でも再考させる可能性をもたらす

いうは簡単だ。

しかし大事なことはトランプのような人物のデマ、フェイクニュースを信じ込む人、あるいは「コロナは風邪」「マスクなんかしなくていい」などという人たちを単なる「カルト」と決めつけてはいけない。という点だ。

自分もいつ、そういうワナにはまってしまうかわからないからである。

バイデン大統領就任式ー心配されたテロもなかったがトランプの刑事訴追の可能性は?

先日トランプの支持者によるアメリカ議会乱入という目を疑う事件が起きて2週間あまり、この事件によってトランプが史上最悪の大統領として記憶されるのは確実になった。しかもまだ今の時点でトランプの主張する「不正選挙」というデマ、嘘を信じ込んでいる人間が、アメリカだけでなく日本にも少なくない状況であり、バイデンの就任式にトランプ支持者がまたテロを起すのでは、という噂もあった。

しかしまあ幸いにして、大きな混乱もテロの情報もなく無事バイデン新大統領の就任式は執り行われた。

f:id:KyojiOhno:20210122115805j:plain

就任式でのバイデン新大統領

大統領の宣誓式も無事行われた。アメリカ合衆国憲法上ではこの宣誓が終了した時点で正式に大統領になる。

f:id:KyojiOhno:20210122120135j:plain

宣誓式でのバイデン

就任式ではコロナやトランプ支持者の不穏の動きがあったにも関わらず大物アーチストが就任式に参加した。国家斉唱したのはレデイ―ガガ、他ケイテイ―ペリーを始めジャスティン・ティンバーレイク、デミ・ロヴァート、ブルース・スプリングスティーンのパフォーマンスがコロナ状況下のために全米各地から送信された。尚、一部のネットでアーチストのパフォーマンスの全てが録画とか、下手すれば就任式そのものが録画だ、などという情報が拡散されているが、アーチストのパフォーマンスは一部録画はあるものの、就任式そのものが録画などありえない。これも例によってトランプ支持者辺りを発生源とするデマが拡散された可能性がある。

 尚、嘘やデマを頑なに信じ込むトランプ支持者(日本にもなぜか多い)を始めとする人たちの真実を受け入れない、自分たちの好きな情報のみ信じ込むメカニズムについて書いた文献をみつけたので改めて別記事にて書こうと思う。

f:id:KyojiOhno:20210122120502j:plain

国歌斉唱するレデイ―ガガ

f:id:KyojiOhno:20210122120624j:plain

ケイテイ―ペリーの就任式でのパフォーマンス

難問山積で試練が待ち受けるバイデン政権

正式にアメリカ第47代大統領になったジョーバイデンだが、就任してからひいき目にみても多くの試練が待ち受けているのは火を見るより明らかである。

(1)  コロナウイルス問題

これは就任前から新大統領は政権の最優先課題として揚げている。日本も現状大規模な感染拡大に見回れているが、アメリカもかなり深刻な状況。ワクチン接種は既に始まっているが感染拡大が収束している兆しは現段階では見られない。

これはアメリカに限った話ではないが全世界的に深刻な事態である。まず手始めにアメリカのWHO復帰(パリ協定)を始めとする15の大統領令に署名した。

www.bbc.com

(2)  深刻なアメリカの分断

詳細は別記事で書こうと思うが、インターネットによる情報と人間が情報を受け入れるメカニズムは人間を両極端な方向に誘導しやすい、ということがわかってきている。そして一度社会が分断をしてしまうとその分断を解消するのは至難の業である。

特にトランプ政権下で明らかになったのはアメリカ人の差別意識はまだまだ根強くあり、しかもトランプ政権で白人至上主義者(ホワイトスプリマシー)の発言力が高くなっている点である。そして今回のバイデン政権の副大統領のカマラ・ハリスというアフリカ系とインド系でしかも女性の大統領というのは白人至上主義者には到底受け入れられない人事だろう。ネオナチ、KKKを始めとする白人至上主義者たちの暴走が懸念される。

f:id:KyojiOhno:20210122124036j:plain

史上初の女性副大統領となったカマラハリス

特に私も見ていて感動したが、弱冠22歳の詩人のアマンダ・ゴーマン氏の素晴らしいメッセージが入っていた詩をトランプ支持者の心に果たして届くだろうか。

届いてほしいが多分無理だろうな。

英語だが改めてこの詩をきいてほしい。本当に素晴らしい詩だ。

www.bbc.com

youtu.be

ムリな願かもしれないが白人至上主義者、右翼系その他トランプ支持者の心に少しでも届いてくれれば、と考える次第

(3)  トランプの大統領退任後の動向

ドナルドトランプは史上唯一、2度弾劾された大統領である。二度目の弾劾裁判はまだ行われていないが、大統領退任後にそれをやっても意味がない、という人もいるがそうではない。もし上院で万が一可決されればドナルドトランプは二度と大統領に立候補できない。議会等にも出れない。被選挙権が消滅してしまうのだ。民衆を煽動して「国内テロ」を起した罪は絶対に不問にすべきではない。

しかし早くもトランプとバイデンの間に「密約」があったのではないか、という噂まで出ている、民主党のとりわけ左派は決してそれを許さないだろう

それ以外にもいくつ刑事訴追になる可能性があるかわからない。普通に考えれば退任後無事で済むとは到底思えないのだ。

 

この記事に書いてあるような密約は存在しないと祈りたいが

www.newsweekjapan.jp

いずれにせよ明らかに人格に問題のあるドナルドトランプから、トランプと比べれば人間的に遙かに「まとも(であると信じたい)」バイデン政権が正式に走り出した。

前途多難だとは思うがまずはその推移を見守りたい

google.com, pub-3062244771962944, DIRECT, f08c47fec0942fa0