KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

八重の桜「ままならぬ思い」ー新撰組登場!!

八重の桜ー今回でいよいよ新撰組が登場しました。

新撰組のことはよく知られていても会津藩預かり」という点は意外に知られていないようです。勿論浪人を募集したのは幕府ですが命令系統では実質会津藩の手勢で事実上の配下となっていきます。
とはいえ新撰組会津藩の配下のように動いても会津藩の所属ではなくあくまで幕府の所属ーそれも京都の治安維持のために幕府が募集した浪士でいわば「アルバイト」か非正規社員のような立場でした。後に幕臣ーいわば幕府の「正社員」に取り立てられますがそれは江戸幕府が終わる間近の慶応三年(1867年)のことでした。それを考えますと新撰組の大半は命を落としていますが、何か結果だけみれば報われていない連中だな、と思いますね

今回の近藤勇土方歳三も登場しましたが、なぜか沖田総司がいませんでした。これは新撰組黎明期は本拠地の壬生村から取った壬生浪士組と名乗っていた時期で沖田が参加したのは「新撰組」と名を変えてからですので、たぶん後になって出てくるでしょう。その代わりに八重の親友である高木時尾の未来の夫の斉藤一がいました。この斉藤一新撰組の中で天寿を全うした数少ない人物の一人ですが、八重の大親友の未来の夫ですからドラマ上も頻繁に出てくるでしょう。

この新撰組を事実上配下においたことで会津藩は長州や薩摩に憎まれる存在になっていきます。家老の西郷頼母の必死の諌言も会津を縛る「家訓十五箇条」を頑なに守ろうとする容保を動かすことはできませんでした。

来週の予告編を見る限りでは、今までけ時代の流れが駆け足だったんですが、これからはじっくり時代の動きが描かれるようですね。これから新撰組の中でも内ゲバが起きますし、三条実美が追放される八月十八日の政変が先に描かれるようです。薩摩藩と組む動きはもちろん禁門の変の動きにもつながります。

ちなみに今回下関戦争が一瞬ですが描かれていましたね、幕府はこの動きを孝明天皇に対し「攘夷実行」の例して利用します。

ドラマの感じですどこれから大政奉還戊辰戦争まで割とじっくり描かれそうな感じですね。
期待しましょう

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