滅亡カウントダウンー日本衰退の原因1-教育ー自分の頭で考えない思考停止、周囲の同調のみ考えで無関心、絶望的な民度へ
お気づきの方も多いと思うがこのブログ、最近政治関係の記事が減っている。
今の岸田政権ははっきりいって最低である。突っ込むところはたくさんあるが、それを書いたところで今の自公政権の作った流れは変わらないし、何よりも政治関係の記事を投稿しても当ブログのアクセス数は少ない。それだけでもいかに政治ネタの関心がこの日本という国で低いかということがわかる。
だがそんなことはだいぶ前からわかっていたこと。だが社会ネタや政治ネタを書くことが少なくなった理由はそれだけではない。
それは一言で言えば
現代の日本人に絶望している
からである。
日本はあらゆる面で世界から後れを取っており、また国としてもはや三流国に転落している。
卑屈になっているのではない。客観的にみて事実だからである。
日本がITの面では世界的に見て後進国なのは、もはやいろんな面をみても明らかだし、車以外の主産業ではもはやアジアに越され完全に大きく後れをとっている。もはや本当に一部の分野を除いて日本が最先端といえる分野はもはや殆どないのである。
いわゆる保守系、右寄りの人たちの中には日本が先進国から転落したことをいまだに認めたがらない人が多い。「G7に参加しているじゃないか!」「サミットに参加しているではないか!」
いやいやそんなことは表面的かつ形式上の問題でしょう。ここで論じているのは実態に基づいた話。
なぜこうなってしまったのであろうか?
厄介なことはこの原因は1つだけではない。それゆえ何回かに分けてこの問題について考えたいと思っている。
最初の問題提起は教育である。
今年の初め「朝まで生テレビ!」で、田原総一郎が出演者に「日本から出てけ!」と怒鳴り続けられたお笑い芸人たかまつななの件があった。あとで田原が謝罪してその場は丸くおさまったようだが、あそこには今の日本の現状についての本質がつかれていた。たかまつの発言に私は大きく共感した
「日本には諦めがはびこっている。日本は社会を変えられると思っている若者は2割くらいで、先進国の中でものすごく低い数字なんです」などと意見をぶつけ「やっぱり教育が必要」と欧州の主権者教育の必要性を述べた。
まあそれにしても田原氏、そろそろ老いぼれと言われても仕方がない行動をとっている、ウーマンラッシュアワーの村本氏もいっていたが本当にこれはクソである。
そもそも日本人はデイべートが下手である。それどころか最近の教育の影響か、討論とケンカの違いが理解できない人間が増えている。批判と誹謗中傷の差も理解できない。
私はこれを島国根性といっているが、ただ波風をたてずその場を丸くおさめる、ことしか考えない。そこには建設的な議論は存在しない
もう1つ引用しよう。話題にもなったが鴻上尚史氏の時事通信向けの「成人式に向けて」の原稿、詳しい背景は不明だが、「体言止め」野表現にしろ、ということらしいが今一つ意味不明である。
時事通信から、「成人の日によせて」という原稿の依頼が来て書いたのですが、書いた文章に20カ所以上の直しが入りました。「体言止めが美しい」というような理由で、納得できないと申し入れたら決裂しました。せっかく書いた文章なので、ここに載せます。多くの若者に届きますように😊 pic.twitter.com/ryEgFvjhnE
— 鴻上尚史 (@KOKAMIShoji) January 6, 2023
鴻上氏の原稿をこのまま引用掲載させていただく
正直とこが修正が必要なのか。全く理解できない。だが原稿の内容で決裂するというのはよほどのことである。まして鴻上氏はプロの物書きである。考えられることは時事通信側が「差しさわりのない」「波風の立たない」表現に変えるように要求し、鴻上氏はそれじゃ意味が伝わらない、ということで拒否した。というのが真実ではあるまいか。
そしてこの文章で鴻上氏も示唆しているように日本の教育はブラック校則も含め「自分の頭で考えるな」という教育をしてきた。ひたすら従順で上のいうことに一切の疑問を持たずいう通りに従うことこそが正しい道という教育だ。
その結果どうなったか。自分の頭で考えない、選挙にもいかない、政治に無関心な人が大量に発生した。上司に意見するなどもってのほか。総理大臣や政治家に異議を唱えるのももってのほか。そんな風に日本国民は洗脳されたのではあるまいか。
実際以下の自公政権の政策は選挙にきちんといっていれば止めることができた政策である。
・防衛費倍増、そしてそれに伴う増税
・インボイス制度
・原発再稼働
・憲法改正
・ジェンダー平等LGBTQの停滞
コロナで生活がボロボロになっているにもかかわらず、増税、中小企業やフリーランスはインボイス制度による苦境にこのままでは国民の生活は更にくるしくなるだろう。
だがそれに対して政治にモノ言おうという動きは今の日本人、悲しいほどにみられない。政治的発言をするのは「ハシタナイ」「出しゃばり」などというアホがネットだけでなくあちこちにいるからだ。
なぜなら「ものの言い方もわからない」ー自分の頭で考えていないからだ。
選挙の上記の5つの政策を推進する政党(自民党、公明党、日本維新の会)以外の政党に投票すればいいだけの話。
でもそれができない。やろうという意思すらない
文部省、自民党を始め「自分の頭で考えない」ように子供たちを洗脳してきた。そしてその洗脳が見事に成功した。
諸悪の根源は日本の教育である。
しかも日本が衰退する原因はこれだけではない。辛いがまだまだあるのだ。
続きは次の投稿で