オリンピック閉会直後の菅内閣の支持率発足後最低の28%ー思惑がはずれた菅政権 崩壊秒読み
昨日さまざまな議論をよんだ東京オリンピックが閉幕した。
当初の予定通り、日本選手団が大活躍
過去最高の27個の金メダルを含む58個のメダルを獲得した。
尚、一部「オリンピックに反対」するなら選手を応援するな、などという論調があたかも正論であるかのように広まったが、選手の活躍とオリンピックの開催云々は全く別問題であり、これは明らかな問題のすり替えである。オリンピック開催は菅首相および政権とIOC国民との間の問題であり、アスリートたちの競技への応援はアスリートが自らの能力の限界を競技で出すための応援であり、両者は全く別の問題であるはずだ。その両者の問題の違いが理解できない論客が少なくないことに、日本の論壇の質の低下をみることができる(ネトウヨなど論外だが、とりわけ保守系論客にそういう傾向がみられる)
さて、何度もこのブログで書いたが、
東京オリンピックでは日本選手は間違いなく大活躍する。それで大多数の国民はコロナのことなど忘れる(はずだ)それにワクチン接種率もどんどん上がる
そうすれば必ず雰囲気が変わる
菅首相はいったい何を根拠にそう思い込んでいるのかしらないが、そのことを信じて疑っていなかったようである。特にコロナワクチン 第一回接種率が40%超えれば「必ず雰囲気は変わる」と言い続けていた。
そして昨日オリンピック閉幕。その8月7日ー8日に朝日新聞が行った世論調査
菅内閣 の支持率が発足以降、初めて3割を切り。支持率28%、不支持率は53%。 東京五輪 開幕直前の7月調査の支持31%、不支持49%からいずれも悪化したと発表された。
上記のことを信じて疑わなかった菅総理。残念でした
ちなみに8月7日時点でのワクチン接種率
第一回目の接種率は45.7%だ。
菅が言い続けた「雰囲気が変わる」といった40%をはるかに超えているにも関わらず昨日の東京の感染者数は4066人、5日連続で4000人を突破している。
さて、問題は2週間後に始まるパラリンピックだが、菅首相も橋本五輪相も開催の姿勢を崩していない。
しかし少なくともこのまま強行開催して菅政権の支持率が回復する、などと期待するのはもはや不可能なのはこのデータで明らかだろう。
もう終わりは見えた、問題はいつ終わるか。どのみち衆議院任期はあと二か月余り、選挙は近い!!
開会式も閉会式も今回直前のごたごたもあり見る気が完全に失せていた。今までの五輪開会式 も閉会式 もエンタテインメントとして楽しんでいたが今回は両方とも見ていない。見る気が起きなかった。
実際みていないので論じることはしないが今回のオリンピックから オリンピック に対する考え方が根本的に変わったことは事実。3年後のパリもあまり楽しみにできない