世界中から嘲笑されている緊急事態宣言下のオリンピックーそれでもあくまで五輪優先の菅政権
コロナの急速な感染拡大に伴い政府は通算四度目となる緊急事態宣言を12日から発令することになった。
本日の東京の感染者は950人と感染の再拡大に歯止めがかからないことから今月12日から来月22日まで、4回目となる「緊急事態宣言」を出すとともに、沖縄県に出されている宣言も来月22日まで延長するという
それはいいとしてこの状況にも関わらず東京オリンピックは開催する!? という
もう一度いう。
緊急事態宣言下でのオリンピック開催 である。
一体何の冗談だ?といいたくなる。海外では大々的に報道された。
■東京オリンピックは大会開催しつつパンデミックの感染爆発を防止できるのか
■菅首相の緊急事態宣言下のオリンピック開催の「賭け」は成功するのか?
政府分科会・尾身会長は「パンデミック」の中のオリンピック開催などとんでもない、と発言し続けてきたが、菅総理は全く聞く耳を持っていないようだ。実際菅と尾身氏との対立の報道がひっきりなしにされている。
だが政府は尾身をクビにしたくでもできない。そのようなことをすれば政府はコロナ感染防止する意思がないと国内外から受け止められるのは必至だからである。
菅がここまで五輪開催に固執する理由は以下の原因が考えられる
1.自民党政権与党とその関係者のオリンピック利権の保持ーオリンピック中止となればそれらの関係企業等の利権が吹っ飛ぶため
2.政府与党の面子
3.そもそも菅政権を支えている安倍及び自民党最大派閥の細田派が菅の政権維持の条件として五輪開催を主張している。菅は安倍の手前五輪中止はできない
ある自民党の幹部(おそらくは細田派)は菅に次のようにいっているようだ。
東京オリンピックでは日本選手は間違いなく大活躍する。それで大多数の国民はコロナのことなど忘れる(はずだ)それにワクチン接種率もどんどん上がる
そうすれば必ず雰囲気が変わる
それが菅にこのような発言をさせることになった。
その勝負に勝つために緊急事態宣言、東京五輪の無観客開催という方策に出た。誰が考えても矛盾した行動だ。このことによって五輪開催期間に感染爆発は避けられるという算段だろうが..
はたしてそううまくいくだろうか?
その前にコロナで大勢の死者が出たら取り返しのつかないことになるが...
今月末から8月始めには答えが見えてくるだろう