アルツハイマー
昨日無事新潟在住の叔母をケアハウスから介護つきの老人ホームに引越し作業が終了しました。東京は猛暑だったようですが、新潟は逆に大雨、それもメチャクチャ湿気があるので、引越し作業は汗がようしゃなく吹き出してきました。
医師からアルツハイマーと診断されている叔母は一時間前に説明したことをしばらくしてもう一度聞いて「そんなの初めて聞いた」とか「寝耳に水」という、まさにその繰り返しでした。このシークエンス、果たして何回繰り返したかわからないんですが、さすがに今回は引越しの肉体的作業だけでなく精神的にも疲れました。
しかしアルツハイマーの本当の恐さはこれからです。単にさきほどの記憶をなくすなんてのはまだ序の口です。アルツハイマーというのは脳が侵食される病気ですから、記憶だけでなく今度は内臓の機能にも悪影響してきます。(具体的には脳から内臓に命令がいかなくなります)
今回介護付きの老人ホームに入れたのはよかったんですが、今後認知症状がよりいっそう進行し、そう遠くないうちに内臓の機能も退化していくことが懸念されます。少しずつ人間でなくなってしまうんですね。本当に恐ろしい病気です。
とはいえ、とりあえず受け入れ先が決まり入居できたのでホッとしていますが、今回は本当に肉体的にも精神的にも疲れました。
帰りはUターンラッシュ真っ只中なので特別に一計を案じました。自由席は200%状態、指定席も満席、実はグリーン席だけが空いていました。
さすがに東京までこの疲労困憊の状態で立って帰るのは辛いので思い切って奮発してグリーン車で帰りました。今回は例外的にこういう贅沢を許してくれるでしょう、と勝手に思ってますが...