KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

成年後見制度のための鑑定

先月の初め、新潟在住の叔母のために新潟家裁成年後見制度」の申し立てを行なったが、今回はその成年後見とするか、成年後見補佐になるかを決めるための主治医の鑑定を行なった。

本来なら現在の主治医に鑑定してもらうほうがこちらの手間も省けるのだが、叔母が施設を移って間もない状態で主治医が変わったのも最近、また前の主治医が「脳神経内科」の専門ということもあり、結局前の主治医による鑑定が必要なため、施設からその主治医の医院に付き添わなければならなくなった。

今回の申し立てが昨年の11月のデータに基づいていたが、その時よりはかなり認知症状も明らかに進んでいるために再度鑑定をしてもらったが内容からして、成年後見人が相当」という判断にたぶんなるだろうと思う。

知らない人のため、成年後見制度」とは何かを簡単に説明すると認知症状が進んだ高齢者で自らの財産等の管理能力がなくなった人のため、その高齢者の四親等以内の親族が代理で財産を管理する制度で、すでにアルツハイマーと診断されている叔母のために私がそれを新潟家裁に申し立てている。叔母は戦争未亡人で子供もいなく、身寄りといえる人間が殆どいない状態から私に白羽の矢が当たった。

正直手続きが予想以上に面倒くさく、正直やめようかと思わないでもなかったが、やはり叔母の財産を守る上でも必要と感じて仕事の合間に出かけることにした。

実は最近1人暮らしの高齢者を狙って「親族」と偽って近づき巧みに「相続人」になりすまして「財産どろぼう」を行なう輩が少なくないという。実は叔母に関しても未確認とはいえ、そう受け取れるような動きがあった。そのためにこの成年後見の申し立てを急がねばならなかったという事情もある。

家裁の判断は10−11月頃に出ると思われるが、とりあえず叔母の財産を自分の管理下に置いたので、「財産どろぼう」を未然に防ぐことはできたようである。

それにしてももう少し裁判所の書類って簡略化できないのだろうか? あといくら本人が新潟在住とはいえ、後見人候補が東京在住なら東京でも申し立てできるようにしてくれないものだろうか?

東京と新潟の交通費はバカにならない金額である。

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