KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

イギリス国籍のカズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞を「日本人が受賞した」と大騒ぎする日本人の愚

既に報道の通り今年のノーベル文学賞は日本の長崎生まれで現在はイギリス国籍のカズオ・イシグロ氏が受賞した。

日本出身とはいえ現在イギリス国籍で、本人も日本語は片言しかしゃべれないという。イギリス国籍のため海外では「イギリス人」が受賞という扱いになる。

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にも関わらず日本ではまるで日本人が受賞したような大騒ぎだ

産経新聞などは号外を出したが、イシグロ氏が日本で生まれたというだけでまるで国民的ヒーローが生まれたかのような扱いは異常だ

そもそも日本生まれながら、在日韓国人とアメリカ人のハーフである水原希子はバカネトウヨに集中攻撃され、実に口汚い誹謗中傷を受けた、

同じように前民進党代表の蓮舫二重国籍だの戸籍見せろだの言った人たち(蓮舫は日本で生まれている)にも聞きたいのだが

あなたたちのいう日本人という定義は一体何なのか?

と聞きたい

バカネトウヨやネットのおバカな暇人は大騒ぎしているが、どうも都合のいい時だけ、日本人、自分たちにちょっとでも気に入らない面があると「日本人と名乗るんじゃねえ」といった罵声を浴びせる、そんなふうにみえる、

繰り返すがあなたたちがどういおうが、カズオ・イシグロ氏は海外ではイギリス人の受賞者として扱われる。水原希子ネトウヨがどんなに馬鹿騒ぎしようが日本人である、なぜならば国籍がそうだからだ。

そもそも国籍がどうのこうの、などということにこだわること自体、グローバル時代ではもはや時代遅れではないか?実に愚かしい

どうも日本人のムラ社会体質」のせいか日本人は日本人かそうでないか、などということにこだわりすぎる。アメリカやイギリスでは複数の国籍を持っている人は珍しくない、ハリウッド俳優を見るがいい、有名俳優ほど複数の国籍を持っている、

日本人のムラ社会体質」は今回のような時代遅れーいやグローバル時代ではもはや『時代錯誤」といっていい面を露呈してしまっている

日本人はグローバル社会の一員でいれるのか? あくまでもムラ社会体質」にこだわりたい、と考える人の方が多数派にみえる

 

立憲民主党 第一次公認候補も発表!! 元民進党、自由党議員は元民進党、自由党議員は無所属出馬をやめ立憲民主党に合流せよ!!

民進党希望の党合流に関して小池百合子東京都知事の「安保法制に賛成」「憲法改正に賛成」「党の方針に異議を唱えない」といった「踏絵」に反発して公認を申請しなかった議員、公認を見送られた議員によって枝野元民進党代表代行によって立憲民主党が結党された。待ちにまったリベラル派の受け皿である。

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最初に流れた新党名はただの「民主党」でまた「古いイメージ」を引きずるのかという懸念があったが「立憲」の文字が入っただけで印象が全く違うから不思議だ。護憲派も合流しやすくなる。自公や希望の党とも明確な差別化になる。

私も  #枝野立て  といっていた方だがようやく立ってくれた。 立憲民主党という党名自体安部政権や改憲志向の希望の党や維新に対する最大の皮肉でもある。

日本からリベラリズムの灯を消してはならない。
私は立憲民主党への支持を表明します

この政党はみんなが望んでいたので、単なる旧リベラル支持者だけでなく一般の無党派層からも受け入れられているようだ。枝野が街頭で演説している時の人の集まり、熱気は政党に対してここしばらく見られなかったものを感じる

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立憲民主党twitterアカウントは何と自民党のフォロワー数を上回り15万人となった。勿論このフォロワー数全員が立憲民主党の支持者とは限らない

そして相も変わらずネトウヨのアホがデマをまき散らしているようだ

■【検証】急成長の立憲民主党Twitter「フォロワーを購入」は本当か?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00010003-bfj-pol  

ただ「希望の党」の実質的に「奴隷契約書」といってもいい内容、やり口がおよそ民主的といえない点もあり、あえていえば「絶望の党」といってもいいかもしれない。

twitterのフォロワー数についてはさすがに私も驚いたがもしブームに乗りたいのなら希望の党よりは立憲民主党だ、といってもいいだろう。

さて、昨日立憲民主党の第一次公認候補62人を発表したが、当然ながら改憲勢力である自民、希望、維新に対抗するには現行では到底足りない

だが、旧民進党から希望の党に公認申請したが、参加を断られた者。希望に合流するのを良しとしなかった者、そして自由党等で「無所属」で出馬をする人間がおそらく現在の立憲民主党と同じくらい存在する。

立憲民主党の枝野代表は希望の党の「奴隷契約書」からまだまだ公認申請の撤回者がでるのを見越して、希望の党からの移行希望者は「排除しない」 と宣言、無所属になった議員も躊躇することはない。理念が一致するのであれば立憲民主党に参加すべきである。

衆議員の小選挙区で闘う場合、「無所属」で選挙を戦うのはかなり不利である、ということは私が云わなくともわかるであろう

そういう議員に呼びかけたいのは、反安保、護憲、そして所得再分配等の政策に同意できるのであれば立憲民主党に合流せよ」と私は言いたい

ご都合主義とか日和見主義とかいう声も出るかもしれないが、リベラル結集という観点からすれば、そんなことは小さなこと。大事なのは改憲勢力衆議院の3分の2を取らせないことである。

現在無所属で出馬予定のリベラル派議員

是非立憲民主党に参加してリベラル結集を実現してほしい。

 

民進党解党!! リベラル派はこだわりや未練を捨てて至急結集、新党結成せよ!!

今月の初めの記事

■前原代表選出で「民進党終了」の声もー党内リベラル派は離党を含むあらゆるオプションで勇気を持って反自公の受け皿作りを

kyojiohno.hatenadiary.com

、で前原氏が民進党代表に選出して以来、一か月もしないうちに本当に民進党が解党になった。民進党小池ユリ子の新党「希望の党」との事実上の合併という形によって

民進党の議員にとってはまさに「寝耳に水」であったのではあるまいか

小沢一郎が「前原が野党結集のために動く」といっていたのはこのことだったのか

しかし希望の党中山恭子(写真)のような筋金入りの右翼も入党しており、安保法制には賛成の意思を示している。「原発0」を揚げているが党内の大半は原発推進者でありこれが実現できるが甚だ疑問だ。

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当然民進党、とりわけリベラル派とは政策面で水と油である

そして案の定、小池ユリ子希望の党に合流するための条件として安保法制に賛成することを揚げている。まさに「踏絵」

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当然ながらここ数年小沢一郎野党共闘の面で協力してきた共産党の志位委員長は「重大な背信行為だ」と怒りを表明した。当然だろう

希望公認には対抗馬擁立=「重大な背信」と民進批判-共産・志位氏【17衆院選

https://www.jiji.com/jc/article?k=201709280062

筋書きを書いたのは小沢一郎だろう。 はっきりいって

小沢一郎には裏切られた。  失望した。

ここではっきりしているのは民進党の議員全員が希望の党に合流しない、という点である、七割ほど希望の党に合流希望しているようだが、これも全員認められるとは限らない。

ただ不思議なのは主にリベラル派と思われる議員の中で、リベラル派同士で結集し新党結成、というような動きが少なくとも今日の時点で全く見えないことだ。

特に、赤松、枝野などは希望の党にどう考えても合致しない。ならば合流をあきらめハナから新党結成に向けた動きをすべきだろう。私ならそうする。

一体何を躊躇しているのだろうか? もしかして「希望の党」に拾ってもらえるという淡い希望(??)を抱いているのだろうか。もしそうだとしたらバカだ、

確かに今までの民進党にはイメージダウンの要素が多い。誰がみてもじり貧である、そして先日の都議選の勝利のように勢いに乗った「都民ファースト 改め希望の党」のモメンタムなどのどから手が出るほど欲しいもの。であることは理解できなくもない

しかしだからといって明らかに政治理念の違う希望の党との合流を選ぶというのはあまりにも安易である

何よりもリベラル志向を持っている社会の層の明確な受け皿が現時点でない。極右と極右の二大政党になりつつある。これは今後の日本にとって絶望的な状況を作る

だからあえていう

リベラルは大至急結集して新党結成せよ!!

特に 一時「代表代行」となった

枝野 幸男 立ち上がれ!!

退院一日伸びました

先週の金曜日、思わぬ突然の入院

三日間の点滴が終わって退院  というつもりでしたが

 

結論からいいまして今日ではなく明日の退院投与なりました。

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というのも例の足の腫れがまだ完全にひいてなかったためです

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入院当初

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本日

 

実は足の怪我からの細菌感染はかなり恐ろしいものだそうで、真皮を痛めてリンパ浮腫になってしまったり、抗生物質などがなかった昔の武将は、落馬で足に怪我をして、それが原因または遠因で敗血症などおこし、亡くなった人もいたそうです。今大河ドラマで「女城主直虎」で先週後に井伊家を再興し、彦根30万石後の基礎を作った井伊直政関ヶ原での負傷か原因で関ヶ原の二年後に没します。症状からみて敗血症の可能性が高いです。

今平熱に戻り痛みも殆どないのですが

 

右足が猛烈に痒い

 

でも掻いちゃいけないんですね。また再発してしまいます。これから掻いて傷をつけることだけはさけなくてはらなりません

 

 

突然の入院沙汰のお知らせ

22日の金曜日の朝、ピアノ練習中に突然激しい悪寒を覚え、異常を感じたため熱を計った。そして熱を計ったらなんと38.6度!

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これはただごとではないと主治医に行き、途中では40度超えてしまった

このあと主治医の紹介状で病院に移動。この時いろんなやり取りはあったもの高熱状態のため意識も朦朧としていて細かいことは殆ど覚えてない。

ただ担当医師がこれから三日間点滴するから毎日通院するように言われたがこの状況でそれは無理なので、それなら入院を、と私の方から言った。

そして入院ということになった

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突然の高熱に驚いたがどうも原因は私の右足の古傷からばい菌が入ったのが原因らしい。

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詳しい診察は明日の月曜日にならないどうもわからないが、全く予期しない入院となった。

 

一応平熱に戻ったのでよほどのことがない限り明日退院できるでしょう。

自分の体力が落ちたのか、免疫力が落ちたのか。

詳細は明日わかります。

 

 

インターネットが生んだ「無関心」の風潮ー私は今日本社会に蔓延する「無関心病」と闘う

だいぶ前に当ブログにて書いた記事がある

■インターネットが与えたプラス面とマイナス面について考える

kyojiohno.hatenadiary.com5年前の記事である。

ここでの主にIT関係者へのアンケートでインターネットは人を賢くする。インターネットが人間の知性にの影響を与える という内容の記事だ。まさしくインターネットによって人間の知性は高くなり、人類にはバラ色の未来がやってくる、といわんばかりの記事である

今でもいわゆるネット住民の中で、インターネットが世の中の全てのメデイアを凌駕する、などということを信じ切っている人間は少なくない

さて、あれから5年たっているが果たして人類はインターネットでより高い知性を手にしただろうか?

5年前といえばまだ「ネット万能主義」のような価値観がインターネットの論調を支配していた時代である。その時に既に私はこのように書いている

インターネットにより読み書き能力が改善しや知識の量も豊かになる。

残念ながらこの見解には全く同意できない。それはブログ、ソーシャルネット等の書き込みで文章読解力が極端なくらい落ちている人間が増えていることを痛感しているためである。三行以上の文章を読まない(読めない)人間も多く、文章構成力も中学生以下の人間も少なくない。

インターネットで大量に出てきたのは大量の頭でっかち人間の出現だ。検索やウエブでの「断片的な情報」で世の中のことを全て理解したと勘違いし、専門家でもないのに専門家面する人間が大量に増えたこと。これは賢くなったのではなく余計にバカになっただけである

想像力に関しても著しく減退している人間が多くなっていることを感じる。これはあふれる情報を鵜呑みにしたり、頭でっかちになり「考えること」を放棄している人間が多くなったためだと考える。

情報に簡単にアクセスできる=賢くなる。と考える人間がいるようだがそれは違う。問題はアクセスした情報をどのように使うか、である。単なる表面的な情報、知識を検索によって容易に得られるから人間は賢くなっている、などともし考えているとしたらとんでもない勘違いである。

尚、中川淳一郎さんのいうバカで暇人 がネットに多いという動かしがたい事実もインターネットのレベルを著しく落としているのは今さらここで述べるまでもないだろう。

 そして状況はこの時よりもたぶん悪くなっている

情報が多くなって目立つのは、ユーザーがあまり溢れる情報に対して

・自分の好きな情報 自分の興味ある情報

・自分にとって都合のいい情報、(例え真実でなくても)本当であって欲しい情報

の2つしか見なくなっている点だ

そしてそれ以外のことは例え社会の一大事や重大なニュースでも「自分にとって興味ない情報」に対しては徹底的に無関心になる。

という傾向だ。

つまり多情報化社会で人間が多くの知識を得て、賢くなるのではなく、自分の興味ある情報、都合のいい情報のみしか興味を示さず、知識の範囲、情報の範囲が逆に極端といっていいほど狭くなっているという現状だ。

例えば今社会問題化している「ネトウヨ」をみてみると本当に顕著だ

先日もFacebookのとあるグループで少しネトウヨとやりあったが、彼らの特徴は「ネトウヨ」にとって「都合のいい情報」以外には興味を示さない。という点で徹底しているという点だ。つまりきちんとした学術書やジャーナリストのレポートよりはチャンネル桜のようなネトウヨにとって都合のいいデマとウソの情報の方しか読まないのだ。

ネトウヨに彼らの視点が間違っているきちんとした論拠の文章のリンクやテキスト情報を示しても彼らは死んでもそれを読まない。

先日ネトウヨとのやりあい、で感じたのはこの思考能力の低下、知性の低下は一体なんなのだろうと思う。そして彼らのボキャブラリーのなさ。

二言目にはだいたい次の用語のどれかを使ってくる

在日、朝鮮、サヨク、バヨク、ぶさよ 

まあだいたいこの辺りがほぼ順番に出てきて、他の言葉は一切出てこない、自分のボキャブラリーの貧困さが恥ずかしくないのか、とも思うが、あまりのレベルの低さに相手するのがバカバカしくなってきた。なんでこんな低知能の奴らのレベルに合わせないといけないのか、と思い相手にしていたこちらが情けなくなってきた。

これが5年前に「インターネットによって人間の知性があがる」と多くのiT技術者が信じて疑わなかったインターネットが及ぼした影響の結果である。 

いやーインターネットによる人類の未来はホントにバラ色ですなあ (大笑)

とくにこの情報過多がもたらした「無関心病」が深刻である

単に「選挙に行く、行かない」といいた類の話しだけではない

人々が無関心だからこそ権力者がどんなメチャクチャなこ とをしても誰も何もいわないし、誰かが不正をしても全く他人事のように思ってしまう。そのくせ芸能人がちょっとでも何かしでかすと世間全員がヒステリックなバッシング を行い、それこそバカなネットの暇人連中はまさに鬼の首を取ったように、問題の芸能人のバッシングを行う。政治家は何をしてもいいが芸能人はちょっとでも不正をしたら万死に値する、くらいといわんばかりだ。

私はそういう今の日本の風潮の方がよっぽど危険だと思う。

また今Facebookで音楽関係者、映像関係者によるグループの管理人をしているが、ここでも今日本にはびこっている「無関心病」が悩みの種だf:id:KyojiOhno:20170907234232j:plain

Facebookグループ「音楽家&音楽及び関連業界キャステイング」の管理人をやっていてわかるのだが、私を含むいろんな人がせっかく投稿しているのだが、それらの投稿を読んでいる人間はおそらくグループ参加者の半分強しかいないという点である。最近はインサイトというグループ内のアクセス解析のようなものがあるので最近わかったのだが、な かにはグループ投稿を殆ど見ていない人も半分弱いる。その中で3割くらいはFacebookアカウントを持っていても滅多にアクセスしなかったり、殆どみていなかったりしているが、頻繁にログインしている人でも2割近くはグループの投稿を殆ど見ていない、興味も示していない、ということがわかっている。個人的には一体何のためにグループに参加しているんだろう、とすら思う。

ただし興味がない人間にいくら興味持てといっても無理だ。

となると興味がなかった人でも内容を見ざるを得ないようなコンテンツに変えるようにしていく努力をするしかない、ということだ。

いずれにせよ私は日本社会に蔓延している「無関心病」と闘っている。

私はこの「無関心病」というのが非常に怖い。

人間の知性を後退させ、社会を機能不全にし、独裁者のやりたい放題ができる社会を作るからだ。

今の安倍政権はその「無関心病」を最大限利用している。

だからこそ「無関心病」と闘かわなければならない。

そして「無関心病」が本当に怖い

 

今川氏を滅亡させたにも関わらず天寿を全うした今川氏真

「直虎」で掛川城を半年にわたって攻めあぐねていた徳川家康が、今川氏真に使者を送り、和睦して家臣の助命と引き換えに掛川城を開城させました。一般的には、この掛川城の開城を以て戦国大名としての今川氏の滅亡ということになります。

 

さてかつて駿遠三を統治していた今川氏が桶狭間から10年もしないうちに滅亡してしまうわけですが、普通このような場合領主は切腹か斬首となり氏真の家族一族郎党全て殺されるのが普通ですが

何と今川氏真はこの後も生き残り、何と大阪夏の陣と同じ年慶長19年(12月28日)77歳という当時としてはかなりの長命で生きました。

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掛川城を開場した氏真はその後正室の早川殿の実家である北条氏康を頼り、氏康が死去すると家康を頼り、以後は家康、秀吉の保護下で生活しました。かつて家臣だった徳川氏とは主従が逆転する状態になったわけで、普通の武士なら耐えられないかもしれないのですがそれを曲げても氏真は生きる道を選びました。

19世紀前半に編集された『徳川実紀』は、今川家の凋落について、桶狭間の合戦後に氏真が「父の讐とて信長にうらみを報ずべきてだてもなさず」三河の国人たちが「氏真の柔弱をうとみ今川家を去りて当家〔徳川家〕に帰順」したと描写している。こうした文弱な暗君のイメージが歴史家の中でも定着しているのも主従逆転しても平気な顔で生活していることから考えても

氏真は本質的に武士ではなく、精神的には公家であった。  といっていいと思います。

実際氏真は封建領主としては無能でしたが、和歌・連歌・蹴鞠などの技芸に通じた文化人であったといわれます。 結果としてそれが子孫にも教育で受け継がれ、今川家代々の公家文化の高い能力を活かし、氏真の子孫達が江戸幕府の朝廷や公家との交渉役として抜擢されたので、江戸時代になって平和になってから高家(こうけ)という儀式を司る役目で登用されていることになります。

その意味ではドラマでも「身の丈に合わぬ鎧を来ていた」と発言していましたが、公家が戦国大名に間違ってなってしまった、というのは真実かもしれません。

戦国大名としては失格でした。しかし文化人として教養人としての自分の特徴を生かし戦国大名とは別の形で生き残ったということができます

氏真は、後水尾天皇選と伝えられる集外三十六歌仙にも名を連ねています(集外三十六歌仙連歌師武家歌人が多いことが特徴であり、ほかに武田信玄北条氏康・氏政も数えられています)

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 ちなみにもう一人、「滅亡」させておきながら天寿を全うした人物がいます。その男も秀吉や家康に庇護されて生き残りました。

室町幕府最後の将軍の足利義昭、この男も氏真同様「要領よく」生き残りました、

この男についてはまた別の機会に書きます