KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

日本人は平和ボケ?コロナウイルスにも他人事のよう、緊急事態宣言下で行楽地に行く人達

コロナウイルス 4月19日現在で東京都内新たな感染者感染者107例(計3082人)大阪府:感染者48例(計1211人)神奈川県:感染者30例(782人)

東京、神奈川、大阪と緊急事態宣言を行ってからまだ収束の兆しが全く見えないでいる状況です。

そしてそのコロナウイルスの収束が起きない原因を昨日見たような気がします

以下の写真はいずれも緊急事態宣言発令後の写真です。吉祥寺だけ先週の週末の写真らしいですが、なるほどこれだけの人の数みたらなんで感染者が減らないのもわかりますね。

f:id:KyojiOhno:20200420151319j:plain

吉祥寺の休日の人だかり(4月12日の写真という)

f:id:KyojiOhno:20200420151427j:plain

4月19日の世田谷公園
f:id:KyojiOhno:20200420151531j:plain
f:id:KyojiOhno:20200420151518j:plain
19日の江の島の人だかり 海岸通りは大渋滞を起した

「イイんだよ。別に」と吉祥寺にいたある若者
私は恥ずかしながら安倍と同じS大学のOBですが、この発言はうちの大学の関係者でないことを祈ります.. これ以上うちの大学のイメージを悪くしないで欲しいですね

また世田谷公園三宿三軒茶屋方面の人混みは複数のFB友達で周辺の住民になっている方から報告がありましたし、昨日の近隣住民のツイートの写真をお借りしました。また江の島から湘南の交通渋滞はラジオでも伝えられましたし、下の記事にも報道されています。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200419/amp/k10012395551000.html

なんなのでしょう?この人たちは「緊急事態宣言」が発令されているのを承知で確信犯でこのような行動取っているのでしょうか?「自分は関係ない」と思っているわけ?
世界中でパンデミックが起きているのを別の世界の出来事と思ってないとこんな行動しないと思います?はっきりいって理解不能です。

もうニューヨークやロンドン同様に全ての公園を閉鎖しないとダメでしょうね。
どうも日本人はコロナ騒ぎも「他人事」のように考えている人が多いようです。これは選挙のことも「自分には関係ない」みたいに考える人が多くて投票にすら行こうとしない日本人が多いのに似ています。
「自分さえよければいい」「パブリック(公)のことなんか知った事か。」そんな意識の人が日本人で多くなってしまったというのが悲しいですね。残念ながら日本人の劣化ぶりには目を覆うばかりです
 
問題は最近の日本人の問題として老若男女を問わず「ニュースを見ない」人が非常に増えていて、世の中で何が起きているかについても徹底的に無関心な人が増えているという事実です。要するにニュース=不快だから見ない、自分が不快に感じるもの、興味のないものには徹底的に無関心になる傾向が強くなっている点です。だから緊急事態宣言に対してもあれだけ「他人事」のようなことをいうんですね。

同様に選挙とか政治とかもこの層には「不快」もしくは「興味ない」ので例え選挙があっても絶対に行かない人たちです。結果的にこういう人たちが世の中の3-4割になっていることが安倍政権をここまで長らえさせている原因になっているわけです。残念ですがこの国の民度がこの程度であることを図らずも証明してしまったわけです。安倍政権があれだけ無茶苦茶なことをしても支持率がいまだに40%代を維持しているのはこういう人たちのせいかもしれませんね。
 
正直にいいますと私も最初は「ただの風邪でしょ?」とか「インフルの方が感染者圧倒的に多いのにこんなに騒ぐ必要ある?」と思っていました。しかしこのコロナウイルスの最も恐ろしいところは

(1) 感染して「無症状」な場合も感染力を2週間から長い人は1か月感染力を維持すること。
(2) そして自分が無症状でも知らない誰かを知らないうちに感染させてしまう可能性があること
(3) そしてその「知らない誰か」が基礎疾患を持っている人だったり高齢者だったりした場合は生命の危機に陥れる可能性大なこと

 これがこのウイルスの恐ろしいところです。感染して「被害者」になっても気が付かないうちに加害者になってしまう。アメリカもヨーロッパも最初ははっきりいってこのウイルスをナメてかかっていました。それがあの爆発的パンデミックを引き起し 医療崩壊大量の死亡者という事態を引き起こしました。


「インフルより患者少ないじゃない」「ただの風邪でしょ」と考える人たち、私もかつてそうでしたがその考えがアメリカやイタリアで起きている事態を引き起こしたということを考えてみて下さい。全世界がこうなっているという事実は印象操作でもなければ同調圧力でもありません。事実です。そして確実にその危機的な状態にこのままいけばなっていくのです。これはニューヨークやローマをみればわかります。自分が感染して「知らないうちに知らない人に感染させてしまう」という恐ろしさをもう少し想像力を以て考えてみて下さい。上記の写真をみて平常心ではいられなくなるはずです。

google.com, pub-3062244771962944, DIRECT, f08c47fec0942fa0