昨日の兵庫県知事選挙の情報は衝撃的だった。正直自分の目を疑ったし、「これはマジにヤバいぞ、この国は大変なことになった」と思わざるを得なかった。
県議会による不信任決議が可決されたことを受けて地方自治法の規定により兵庫県知事を失職、再度県知事選挙に出馬したのだがパワハラ問題による票を失うと思われた中、後半戦になり急に票を伸ばし、まさかの早い時点での当選確実が出た。
何もかも異様な選挙だった。選挙戦の途中になぜかN国党の立花氏が選挙応援にかけつけ、それが斎藤氏の支持獲得に貢献したのは間違いない。実はここ数年から地上波のテレビは政党の広告以外は「選挙情勢に影響する」という理由で選挙に関する報道を可能な限り控えているが、それに代替する形でSNSが選挙に関する影響力をもつことになっていた。しかしそのSNSが大きな問題になっていることが今回明らかになった。
実はこの傾向は既に都知事選あたりから出ていた。有力候補とは思われなかった石丸伸二氏の二位躍進、そして海の向こうのトランプの予期しない大勝。そして昨日の斎藤元彦氏の知事選勝利、いずれも煽動された民衆が一部の熱狂をつくりだし、それに影響された大衆がそれを信じ一定の方向に流されるという状況になっているという点、はっきりいえばヒットラーのナチスが政権を取る過程に多分に共通する点がある。
一方ではこの3つの選挙に共通するのはソーシャルメデイア、SNSの影響力である。トランプなどはCNNを始め、FOXを除くアメリカ三大ネットワークはいずれもトランプに対して批判的だったにも関わらず何らかの理由でSNSを中心にトランプ支持者が増殖して今回の選挙結果につながった。特にこの傾向はいわゆるZ世代に多大な影響を与えたといわれる。
今回の兵庫県知事選挙もSNSが多大な影響を与えたといわれるが、日本でも安倍政権がマスメデイアを統制下においたこともあり、地上波を始めとするキーメデイアの情報がバイアスがかかった正しい情報ではないといったマスメディアの見方を否定する傾向が浸透し始めたこともあり、それよりはSNSの情報の方が正しい、などという幻想が広まった結果ではないかと思われる。
確かにマスメデイアの情報にバイアスがかかっていない情報は存在しない。しかし一般のSNS、バイラルメデイアの情報はそれ以上にバイアスがかかっており。そのマスメディア以上にバイアスがかかった怪しい情報であるにもかかわらず、「マスメディアのバイアスを排除した真実」であるかのように見なされる、という逆説的な現象が頻発してきた。私見ではこの傾向はコロナ禍当時から特に顕著になってきたと感じている。
その結果情報源が「SNSのみ」という人が特に若い世代を中心に増えてきている。だが情報源が「SNSのみ」で自分の「興味のあることしか見ない」という人は確実に情弱になる。そしてさらに怖いのは自分が「情弱である」という認識を全く持っていない(寧ろ逆だと思い込んでいる)点である。テレビやラジオ、新聞を一切見ずSNSのみから情報を得て、SNSの情報のみが正しい情報と思い込んでいる。だがほとんどのSNSにはアルゴリズムがあり、投稿した内容と同じ内容の投稿を呼び込む機能がある。その結果自分の見解が「世の中の多数派」であるという錯覚に陥り、それが特定の方向に偏る情報になることに気づかない。そしてそれが斎藤元知事が再選される方向に事態を動かしてしまったのは事実である。
だが情報源が「SNSのみ」という情弱になるとどういう危険性があるか、一例を述べておく。今話題になっている闇バイトの募集だが応募者の殆どがここでいる「情弱」であることが判明している。驚くべきことだが彼らの多くは世間で「闇バイト」自体が話題になっているという認識すらなかったという。そしてどんどん情弱になり、知の低下が進んでしまう。そういう人間が何の疑問ももたずに闇バイトに応募する、ということらしい
何度もいうがテレビや新聞の情報は勿論全てアテにはならないし、バイアスがかかってない情報など存在しない。しかしこれはマスメデイアの情報を見てはならない、という意味ではない。なぜならマスメデイアの情報網は一般の人では想像できないほど巨大な情報網をもっているからである。だから情報源がSNSのみで「興味のあることしか見ない」、またマスメデイア以上にバイアスがかかったアヤシイ情報を真実だと思い込むようになると確実に情弱になる。そういう人は上記の闇バイト応募にもいとも簡単にひっかかってしまい犯罪者として一生を終えることにもなりかねない。
私たちはSNSについて考え直す時期に来ているかもしれない。
また今回特筆すべき点としてどういうが背景があるのか知らないがN国党の党首の立花孝志氏の選挙応援の参入で、今回間違えなく選挙運動の煽動を行っていた人物である。

私はこの立花孝志という男は日本の民主主義を破壊しようとしているのではないかと感じている。都知事選でも候補者掲示板を「広告」にしようという試みを行い(下図)、都民のひんしゅくを買った男です。今回斎藤元彦氏を支援したのも日本の民主主義の破壊というクーデターを起こそうとしている気がする.


今回斎藤元彦氏を支援したのも日本の民主主義の破壊というクーデターを起こそうとしている気がする。立花は統一教会という恐ろしいカルト宗教とも密接な関係があります(本人がそれを認めている)私ならこんな男のいうことは1ミリも信用しない。しかし兵庫県民の大半はこの男のいうことを信じていたことになる
今非常に危険なことが水面下で行われている気がする。日本の民主主義の破壊行為だ。この立花の日本の民主主義の破壊行為がもし反社会的カルト教団の統一教会の指令でおこなわれているとしたら?、考えるだに恐ろしい
実際「SNSのみ」で「自分の好きな情報」しか見ないとりわけ若い世代に関するこんな分析がある

斎藤元彦氏氏のような「知能はあっても知性はない」人間が人気を博すのは若者の大半が「自分で考えたくない」からだという。つまり「思考停止」ではなく「思考拒否」となりこの分析が正しいとしたら事態は更に深刻だ。「思考拒否」は民主主義の機能停止である。つまり彼らは民主主義より北朝鮮や中国のような独裁国家の方を望んでいることになる。だとしたらこれは日本の教育の敗北だ 。
いずれにせよこの国に大変なことが起きている。斎藤氏だけではない、不倫で叩かれているはずの国民民主党の玉木氏にも支持者が湧いて出てきているようだし、新党結成してこちらも信者が湧き出ている石丸伸二氏、とまさに日本の「三大教祖」が誕生しているようだ。
日本人のIQは凋落したか?
この国の将来に絶望するしかない
