KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

北朝鮮ミサイル発射で起きた日本国内のパニック狂詩曲

ご存じの通り北朝鮮は8月29日午前6時頃、弾道ミサイルを発射し日本上空を飛び越え襟裳岬東約1180キロ・メートルの太平洋上に落下したとの情報が入った

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朝からテレビを始めSNS,等で大騒ぎ、

特にJアラートが発信された時には北海道上空を,既に通過していたことからミサイルが実際に日本国内に着弾したらどうするんだ、とかまあネット、SNS,テレビで大騒ぎ、

まるで今にも戦争がおっ始まるかのような狼狽、パニックぶりである

地上波のテレビ、ワイドショーもまさにそのパニックを煽るような報道ぶり。内容をみるとかなり酷い、といわざるを得ない

気になるのはこの大騒ぎの中で「冷静になりましょう」という声が少ないこと

あってもかき消されたのかもしれないが、私は日本全体のパニックぶりの方が今回気になる。それに引き換え日本国内の保守派、とりわけ安部政権の支持派は「それみたことか」という感じで北朝鮮ミサイル発射のニュースを寧ろ喜んでいるかにみえる。

だが改めていう 「もっと冷静になろう」

なぜなら

・日本上空通過ミサイルは今回が初めてではない

そもそも北朝鮮が日本上空を通過するミサイルを発射したのは今回が初めてではない

北朝鮮が初めて日本列島を飛び越える射程の弾道ミサイルを発射したのは、1998年の長距離弾道ミサイル「テポドン1号」の発射の時だ、射程は1500キロ以上とされ、このときは弾頭部分が日本の上空を越えて三陸沖の太平洋に落下した。

その時も勿論大きな驚きを持って迎えられたが、今回のようなパニックにはなっていない

その後何回か北朝鮮は同様の長距離ミサイルを発射したが、いずれも失敗しているようだ。今回の長距離は1998年以来19年ぶりのことだ

勿論我が国に対する脅威にならないという意味ではない

だが日本人全員が重要なことを見逃している

北朝鮮の本当の攻撃対象は日本ではない、アメリカだ

北朝鮮がこれだけ制裁を受けながらもミサイル発射を繰り返すのは、アメリカを引きずり出すためだ。本気で他の国を攻撃するのなら、攻撃する相手は日本ではなくアメリカだ。そのため長距離ミサイルでグアムかアラスカを狙う公算が強い

今日のミサイルは公海に着弾したため、まだいいが日本と違い、アメリカの排他的経済水域(EEZ)に着弾した場合はアメリカは「北朝鮮からの攻撃とみなす」可能性大である

もしそうなれば最悪の事態に発展する。

だがそういう事態になる前にアメリカ、中国、ロシアの間で何らかの手をうつと思われる。

・8月14日の「制裁強化」の効果は?

北朝鮮はこれまで30発以上のミサイルを発射している。費用だけで数百億円はいくだろう。世界最貧国の北朝鮮がなぜそこまでして大金はたいてミサイル発射をつづけるのか

加えて8月14日の国連の制裁決議、北朝鮮からの石炭などの輸入を全面的に禁止は制裁に反対すると思われた中国やロシアまで賛成に回った。北朝鮮からすれば輸入が3分の2、つまり収入が3分の2になるわけだから、ミサイル資金に影響を与えないはずはない。

問題はいつまでこれを続けられるのか、だ

あとそれ以前の北朝鮮への制裁もボデイブローのように効いているはず

例え金正恩が力で北朝鮮国民を押さえていても、果たして抑え切れるのか、この状況を乗り切れるのか。今までは乗り切ってきたがここまで中国、ロシアまでが制裁に賛同する点までは北朝鮮は考えていなかったのではないか?

たった1つの国のために不安定になっている東アジア状況

解決の糸口は出てくるのだろうか

「嫌われ政次」の(高橋)一生ー小野政次とはどのような人物だったのか

本当に久々に大河ドラマの記事、正直「直虎」は何となく歴史ドラマではなくトレンデイドラマっぽい描き方だったのであまり熱心に見ていなかったのですが、昨日のはさすがに衝撃的な映像でした。

まずタイトルからしてすごい 「嫌われ政次の一生」

この「一生」は勿論演じた高橋一生とかけていることはいうまでもありません

それにしても数あるドラマでもこういう形での「愛」を表現したドラマはあったでしょうかね?

ちょっと記憶にありません。

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近藤氏の手にかかるのであれば自ら槍を政次に突き刺し、

『地獄へ落ちろ。卑怯ものと未来永劫語り継いでやる』

血反吐を吐きながら

『未来などあると思うか』

『地獄の底から、お前を見届け・・・(絶命』

 演じた高橋一生が「自分の役者人生でも忘れられない撮影になった」と述べていましたがこの映像は確かに納得します

その関係でSNSでも高橋一生演じる小野政次の話でもちきりでした。

 ちなみに史実でも実際小野政次は裏切り者として幼い嫡男とともに貼付け獄門に処されます

さて、この「裏切り者」とされる、小野政次(道好)は実際にはいかなる人物だったのか

ちょっと興味があったので調べてみました。

そもそも政次の父の小野政直は井伊家の家老でありながら今川家の意のままに動いた奸臣という風に記録されており、嫡男の政次もその流れから今川家よりの動きを取らざるを得なかったという状況もあり、文芸春秋「剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎では小野政次は完全に悪役として描かれています

ですが最近はその「小野政次奸臣説」に疑問を呈する歴史家も多く、今回の「直虎」もその見解に沿った政次の描き方をしています。

歴史の専門家ではないので詳しくは書けませんが、wikipediaからの引用を書いておきます

『井伊家伝記』では井伊谷を横領した「悪役」として描かれる道好であるが、夏目琢史は著書で『井伊家伝記』が書かれた江戸時代、徳川氏が絶対的で批判のできない存在となっており、小野氏を悪役に仕立てることで徳川氏・井伊谷三人衆・井伊氏の大義名分を確保した可能性や、当時の井伊氏家臣団の間に深刻な内部対立があった影響である説を指摘した。また井伊家が「横領」のために結果として徳川とも今川とも対峙することなく身の安全を確保できたことは都合が良すぎ、浜名氏が家康の遠江侵攻に際し、側近の大矢氏に後を任せて逃亡したのと同じようなことが起きていたのではないかと推察した 

大石泰史は通説とされてきた道好の「専横」を疑問視しており、根拠として、『井伊家伝記』では永禄11年12月の武田信玄による駿河侵攻以後に横領が始まったとされるが、それを止めた井伊谷三人衆による徳川の引込はほぼ同時期でありそのような行動を取る時間的余裕がないこと、さらに家康入国のわずか1か月前である同年11月9日に直虎が井伊谷徳政の文書を発給し井伊家の当主代行者として政務を取り行っているため、この時点で道好が勝手なふるまいはできなかったはずだとしている

 何となく納得できる説ではあります。またドラマとして描く時に小野政次を単純な悪役として描いてしまうとドラマとしての深みがなくなるというのも事実でしたので、今回のような設定も十分にありだと考えます。

ただここまで劇的な表現になるとはさすがに私も予想していませんでした。特に最初の「直虎」のドラマの展開みますとね。一時はまた退屈なホームドラマを見せられるのかという風に感じ、正直かなり見る気が失せていましたから

さて今川家の圧政に苦しんだ井伊家ですが、さんざん井伊家をいじめてきた今川氏真武田信玄の侵攻で掛川城に逃げ込み、戦国大名として滅亡することになります。この関係で井伊家は完全に徳川の傘下に入ります。大勢力に媚びることでしか生き残れない小豪族の悲しいサガではあるんですが、一つだけ家康の傘下になったことが井伊家にとって結果的に幸運になります。

何故なら徳川、前身の松平氏はちょうど今の井伊家のように今川や織田に翻弄されながら生きながらえ一時は領地すら持たない身でした。小豪族の辛さを肌身で感じてきた家康だからこそ井伊家は徳川から圧政をうけずに生きながらえたのかもしれません。

長い間井伊家には苦しい日々が続きましたが、嫡男の虎松ー後の井伊直政になってから井伊家は飛躍的に発展します。直政は死にもの狂いで働き後に徳川四天王と称される存在になります。彦根藩30万石の基礎を作ります

ちなみに戦国時代でも最悪といわれる暗愚な今川氏真は要領がいいのか、討死せずに天寿を全うします。この件に関しましてはいずれ書こうと思います

 

築地場外市場の火事ーその後の様子

今からおよそ二週間前の8月3日夕方、築地場外市場の表玄関に当たる新大橋通り沿いの一角で火事。7棟ほどが全焼するというショッキングなニュースが流れました。

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築地には知り合いもいるので彼らの安否も心配でしたが、いずれも大丈夫でした。

よく利用する築地市場からほど近いところにマスタリングスタジオで本日作業がありましたので、あの火事以降どうなったか気になりましたので様子を見に行きました

 

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まだ火事の爪痕は残ってましたが

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外市場はまだ活発で人も賑わってます。全焼した一角を除いては正常に営業しています

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問題の新大橋通り沿いの一角  やはりブルーシート
でも人は大勢

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裏通り行くと火事の凄まじさがわかります。火の勢いは相当なものだったことが想像できます

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大きな火事で損失を出してしまいましたが、「火事と喧嘩は江戸の花」

江戸時代から続くこの市場、これくらいのことではへこたれない、そういう雰囲気を感じました。

そして火事から二週間、今日はあいにくの雨だったんですが、外国からも含め本当に大勢の方が場外市場に来ていますね

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海鮮丼で有名な「まるきた」さん

辛うじて火事で焼けるのを免れました、隣の店は全焼

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一部火事の損壊はあるものの元気に営業してました。
応援のためにここでランチいただきました。おまかせ丼 2500円

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なぜ築地がこんなにも世界の人々を魅了するのか。

おそらく外国人からみればエキゾチックな雰囲気の中に何ともいえない活気があり、しかもいまや「世界の料理」となったスシやサシミ、 それが美味しく食べられるというのも魅力かもしれません。

是非全焼した一角の一日も早い復旧を祈りたいものです

終戦記念日ー都議選で自民大敗も国政で受け皿になりうる政党いまだできず

こちらの個人ブログを新urlに移動してから、業務で多忙なためこちらのブログをなかなか更新できない。お盆期間にいくつかできるかもしれないがお盆明けからまた業務多忙になるため、おそらく滅多にこれからも更新できないだろう

 

そして終戦記念日、安倍政権の支持率は内閣改造も少なくとも安部政権が期待したほどは上がらなかったようだが、「安倍一強」は若干揺らいだもののまだ完全に安部政権を退陣させるまでには至っていない

 

終戦記念日の今日、96歳の洋画家 野見山暁治さんが昨今の日本の状況を見て「あのなに時代と似た雰囲気」と述べているのが現在の状況を表している

 

■嫌な流れ止めねば あの時代と似た空気 満州に出征、96歳・洋画家 野見山さん

  https://mainichi.jp/articles/20170815/ddm/041/040/127000c

そのとおり、平成の治安維持法である「共謀罪」政権にとって「都合の悪い情報」を隠蔽できる国家機密法、そして集団自衛権で戦争可能な安保法案。そして「安倍政権親衛隊」となっている日本会議ネトウヨ在特会 まさに戦争突入直前の史実に酷似している

今全世界的に右翼、人種差別主義、偏狭なナショナリズムが台頭している。不幸なことに先日もアメリカ、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者の暴動が起きてしまった。マコーリフバージニア州の知事は強い口調で白人至上主義者、ネオナチ、人種差別主義者を非難した。

&

 

この言葉はネットその他でヘイトスピーチをまきちらす日本会議関係者、ネトウヨ在特会にも投げかけたいと思う。なぜなら本質は全く同じだからだ

日本のネトウヨ在特会そして日本会議の関係者は多様性を否定し、戦前戦時体制を絶対視し、日本をその当時の体制に戻そうと安部政権を利用した結果、日本の民主主義をこわしてきた。彼らは愛国者面しているが愛国者でもなんでもない。日本をかつて72年前に滅亡に向かわせたことと同じことをしようとしている。

差別やヘイトスピーチをするような輩は日本人ではない、だからそういう人たちは日本からもネットからも出て行け。そして二度と戻ってくるな

トランプ政権はシャーロッツビルの暴動で人種差別主義者を明確に避難するコメントを出さずに、今避難され釈明に追われている。仮に日本で同じようなことがおきても安倍政権は曖昧な態度に終始するだろう 。理由は簡単 自らの支持母体でもあるからだ。

 

さてここまで日本の民主主義体制がズタズタにされたというのも「安倍一強」の体制がいまだ実質的に万全な状態になっているためでその理由は他でもない野党が弱すぎるからだ。

 

先日「都民ファースト」なる小池ユリ子知事の政党とはいえ、都議選で自民党を大敗に追い込んだのは、自民党に代わる「受け皿」さえあれば「安倍一強」の体制を崩せることが証明されたのだが、これに対する最大野党の民進党は何ともその好機を生かせることができずにいる。それどころか党が分裂か一つ間違えれば消滅する危険性すらある。

特に9月1日に民進党の代表選挙が枝野氏と前原氏で争うが、下馬評では前原氏優勢が伝わっている。民進党のリベラル派と右派との対決になるが、この選挙で民進党の今後の運命が決まるといっても過言ではない

枝野のリベラル派は共産党との共闘に前向きであり、必ずしも今や保守勢力と化した連合に左右されない。一方の前原氏は日本新党系の右派で共産党との共闘には否定的、体勢的に連合べったりである。枝野が勝てばリベラル政党としての脱皮が測れるが、前原が勝てば民進党は「第二自民党」になるのは目に見えている

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むろんまだ結果がわからないのでどうなるのか流動的ではあるが、残念ながら現段階では後者の単なる「第二自民党」が生まれる可能性の方が高い。
となると枝野を始めとするリベラル勢力は大きな決断を迫られる。そのまま民進党に留まるか、小澤一郎の自由党と合流し共産党を含む「野党共闘」を受け入れるか。

前者であれば日本の野党は何も変わらない。後者になれば案外面白い。野党結集にはならないが私はそれでもいいのではないか、と思っている。

都民ファーストの都議選の圧勝も必ずしも野党共闘で大勝したわけではない。共産党を含むリベラル勢力を選ぶか、第二自民党勢力を選ぶか国民に選ばさせてもいい、個人的には第二自民党などいらないと思っている

とにかく声を大にしていいたいことは一つ

野党は自公政権に変わる「受け皿」を早く作れ

ということ

それは民進党である必要は必ずしもない

都議選自民惨敗ー安部政権打倒の好機!! コバンザメ公明党は恥知らず

既に報道でご存じの通り、自民党の自滅によって都議選で歴史的な敗北を喫した。選え挙前の半分以下に議席を減らした惨敗

□都議選 各党の議席

http://www.asahi.com/senkyo/togisen/2017/

加計学園問題を始め、豊田、稲田の相次ぐ不祥事が原因だが、とりわけ数えきれないほどの失言、暴言があるにも関わらず頑なに庇い、辞任や更迭を拒んだ稲田朋美防衛相に対する自民党内の風当たりも強くなることは避けられないだろう。自民党では敗因をTHIS IS 敗因と云っているようである。Tは豊田、Hは萩生田(はぎうだ)、Iは稲田、Sは下村」 で自滅…首相の求心力低下必至だ。民惨敗の原因の一つに手をつけずに済ますことはもはや出来ないはず。

党内でここまで言われてもまだ稲田防衛相を庇うようだと安部政権そのものの存続が難しくなるだろう。しかし安部晋三の稲田防衛相への肩入れは少々異常である。他の閣僚ならとっくに辞任か更迭されているだろう。今も安部政権は稲田防衛相更迭には言及していない。(少なくともこの記事を書いている当時は)どうせここまで庇うのなら徹底的に稲田を庇って政権の致命傷になってほしいものである、ともうここまで来たら思う

だがこのまま、加計を始め、稲田、萩生田の問題に知らぬ存ぜぬを押し通すことはここまでの惨敗となったら殆ど不可能であろう。実際安部晋三があれほど嫌がっていた「閉会中審査やむなし」の方向で固まったようだ。

■「閉会中審査には応じざるを得ない」 首相含む自民幹部
http://www.asahi.com/articles/ASK733GB4K73UTFK008.html

その自民惨敗はさておき、今回の「都民ファースト」はっきりいって勝ち過ぎである。日本人ってブームとなるとどうしてこんなに一つの方向に流れるんだろうか。何となく8年前の民主党の地すべり的勝利の時を思い出す。全員が殆どが未知数だし実は本質は自民党とそう変わらない。何よりも小池都知事の離党届は自民党はおそらくわざとだと思うが受理されていない。いつでも復党できる体制を残している。実際今後の行方ではそうなる可能性も決して少なくはないのだ。元々基本政策にそんなに違いがないからだ。

そして何よりも公明党の節操のないコバンザメぶりには呆れるばかりだ
勝ち馬に乗るのなら股の下でもくぐるというくらいの無節操ぶり。政治家の理念よりも与党の美味しさに固執するプライドの欠片もない政党だ。

まさに与党になるためには手段を選ばないエゲツなさ。国政と都政は違うだと?ふざけるな!といいたい。恥知らずの政党だといわざるを得ない
まさしく「SGI秘技 変り身の術!」(^0^;;)

そして毎回いう投票率、最終投票率は51.27%で、過去2番目に低かった前回(2013年)の43.50%から7.77ポイント上昇したというが私にいわせればまだまだ低い。
実際投票所にもいったがガラガラだった。都議選は地方選の一種とはいえ投票結果次第では日本の政局に大きな影響及ぼしているのは過去の例でも明らかである。もう少し関心を持てないものなのだろうか?

この国の無関心病が安倍政権の暴走をゆるしており、救い難いのは共謀罪強行採決後も大多数の国民に殆ど危機感が国民に感じられない。他人ごとだと思っているように思える

あえていう
選挙に無関心は結局独裁化、安倍政権の戦前体制回帰を支持するのと同じ行為である。

そう遠くない時に衆議院解散があるような気がする
今回の流れを是非持続させるよう、野党は考えてもらいたい、もう共産党云々なんてことは云っている状況ではない

「安倍末期ガン説」を始めネット情報の8割はデマかゴミだ

今ソーシャルネットを中心におかしな情報が出回っている

■安倍首相は慶応大学病院で精密検査 肺がんの末期(ステージ4)リンパ節、脳幹に転移、余命3か月と告知される 
http://blog.kuruten.jp/itagakieiken/384987


この情報でFacebookの反安部政権の立場を取るFacebookグループは「朗報」にわきだったが、ちょっと待って欲しい。昨日34歳の若さで亡くなった市川海老蔵夫人の小林麻央さんの例を見るまでもなく、本当にそれが事実なら総理大臣の職務どころの話ではない。はっきりいって入院していないとおかしなレベルの病状である。

例の加計や森友の情報ではないが、これこそ「怪情報」「怪文書」と言っていい情報であろう。

反安倍政権の立場をとる人たちにとってこれが真実であって欲しいと願う気持ちもわからないではないが、そういう人たちが「自分の好きな情報」「そうであって欲しい『事実』しか見ない」のであればこれはネトウヨと同じレベルになってしまう。
ネトウヨ「自分の好きな情報」「自分たちにとって都合のいい『情報』しか見ない」という点では徹底していて、ネトウヨの主張する論拠が間違っている根拠の情報を提示しても彼らは死んでもそれを読まない。

これらは情報が過剰にある現代での誤った情報に対するスタンスである。情報に関しては自分が好きか嫌いかに関係なく、それが客観的な情報か、信頼できる情報なのかをまず見極めることから始めなければならない。

特にネトウヨや安部政権を始めとする右からの情報は云うに及ばず、反安倍政権の立場を取る「左からの」情報もそのまま信用するのは危険である。

今、インターネットの情報の8割はデマかゴミ情報である。
ということを忘れてはならない

寧ろ「自分の好きな情報」「自分たちにとって都合のいい『情報』」が来たら逆にそれが本当なのか疑う必要があり、真実なのか慎重に見極める必要があろう。

今回の「安倍末期ガン説」がデマなのはいうまでもないが、問題は
1.情報の出所ー誰がこの情報を流したか
2.情報を流した意図ー 何を狙ってこの情報を流したか

この2つが気になる、

安倍晋三の近くには間違いなくナチスゲッペルス並みの情報戦術にたけたブレーンが近くにいる。安倍晋三が国会で「印象操作」なる言葉を連発、多用したのはそのブレーンとなる人物の指南であろう。

だからこそ今回の安倍晋三末期ガン説」には何らかの怪しげな意図があると感じざるを得ないのだ。
一体何を狙ってこんな怪情報を流しているのだろう?

笑止千万な政府のミサイル避難方法と諸々

金曜日に政府から「ミサイル避難方法」なるものが発表されたが、まあはっきりいって国民をバカにしているのか、とも言いたくなるような内容だった。

■国民保護ポータルサイト
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/hogo_manual.html

着弾の可能性がある場合、頑丈な建物や地下街に避難し、建物がない場所では物陰に隠れて地面に伏せるよう要請。屋内にいる時は、窓から離れることを求めているけど、なんか昔「アトミックカフェ」というドキュメンタリー映画があったけど、なんかそれを思い出した。(笑)核爆弾が落ちてきたらみんなで伏せて爆風を防ぐなんていうブラックコメデイのような映像があったけど、このコメントを見ると殆どそれとあまりに同じなので苦笑してしまった。よほど政府は国民をバカだと思っているらしい

実際核ミサイルが飛んできたら地面に伏せてもただ焼かれるのを待つだけで、屋内にいても家とともに焼かれるだけ、本当に安全な場所は東京都内の地下鉄の駅くらいしかない。メトロの永田町の駅や大江戸線六本木駅なら避難所になるだろうが。

だが地下鉄網が発達している都内ならともかく、住宅地などに落ちてきたらもはや防ぐ術などない。
実際に核弾頭付きのミサイルが頭上に落ちてきたらもう諦めるしかない。残念ながらそれが真実だ。

今回の一連の事態についてテレビのワイドショーを始め、ネットでも専門家でもないのに専門家顔してコメントしている輩が多いので、そういう人間と同類に見られるのは心外なのでその手のコメントはなるべく書かないようにしているが、そうはいっても「本当にミサイルが飛んでくるのか? 飛んできたらどうしよう」と考えるのも自然な反応かもしれない。

いろんな記事があるが、やはり軍事アナリストの小川和久氏の分析が一番納得できるような気がする
■ 北朝鮮危機は金正恩の「怯え」が原因だった米国のメッセージで彼が感じる「命の危険」
http://toyokeizai.net/articles/-/168121

実際長年の盟友だった中国が北朝鮮の度重なる核実験やミサイル実験に激怒し、保護下にあった正恩の兄正男の暗殺で中国の顔をつぶされた関係で完全に北朝鮮と袂をわかちアメリカに協力している事態は北朝鮮にとって悪夢でしかないはずだ。今北朝鮮はロシアに近づいているようだが、実際全面戦争になった場合ロシアが北朝鮮のために命をかけるとは到底思えないので、北朝鮮は韓国、アメリカ、そして実質的に中国と四面楚歌となり北朝鮮には万に一つの勝ち目はない。だが実際に全面戦争になったら在韓や在日の米軍を始めとりわけ韓国に甚大な被害が及ぶので全面戦争はあまりにリスクが高すぎる。そのためそういう事態は可能な限り避けると思うのが普通の発想だ。

となると、ささやかれている金正恩暗殺作戦か? 中国にとってももはや金正恩は邪魔者でしかないので米中韓が協力すれば不可能ではないかもしれない

最近の北朝鮮の舌戦は凄まじく、韓国や日本を灰にするとか今まで以上に息巻いているのは私にはある意味、臆病な犬が強い犬に吠え立てている状況と同じように見えるし、次の中国に向けた声明などは私には北朝鮮の悲鳴に聞こえる。つまり「何でアメリカに味方するの?」と中国に泣きついているようなのだ。

北朝鮮メディアが米に同調する中国に異例の警告「破局的な結果も」
http://news.livedoor.com/article/detail/12971106/

一番怖いのは北朝鮮が窮鼠猫をかむ、ではないけど追い詰められ過ぎて破れかぶれになって攻撃してくることだ。だからアメリカも韓国も過剰に北朝鮮を追い詰めず、そろそろ「落としどころ」を探してほしいのだが、今回は1994年の北朝鮮危機のように収まるかは何ともわからない

いずれにせよ弾道ミサイルが日本に飛んでこないように祈るばかりである。

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