KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

いわゆる「歴オタ」になったきっかけ

八重の桜が終わって1週間以上、今年は久々に「名作」といっていいクオリテイのドラマだったのでなくなってしまうのが寂しいけど、結果として今年は例年以上にいろんなことを書いてしまった。

まあ私はいわゆる「歴オタ」の範疇に入ってしまうのだろうと思われるが最初から歴史に詳しかったわけではない。確かに高校時代世界史も日本史も好きではあったけど受験のためとしてはあまり勉強したいという意欲はわかなかったので受験の成績はあまりよくない(笑)

きっかけは私のかつての友人の父親戦国大名の生き様」について数々の本を書いており出版されたら結構タダでもらってしまった。そしてその本を読んでいるうちにはまってしまったのである。その作家は戦国大名を「経営者」としてとらえ、多くの戦国大名が人心掌握術に長けていたことが書かれていた。戦国武将は現在我々が考える以上に合理的で感受性が豊かな魅力的な人間が多いことがわかり、それをきっかけに歴史小説とかを趣味として読むようになり、司馬遼太郎山岡荘八大仏次郎海音寺潮五郎といった作家の作品を読むようになった。

以前、浅田次郎さんの講演を聞いて歴史小説家は史実よりも人間を見る」という話をされていたが、実際歴史になお残している人物は単にすぐれた能力があるだけでなく、やはりどこか人間的な魅力を感じる人間が多い。一方でそうして歴史小説家によって歴史上の人物のイメージが必ずしも史実通りとは限らない形で伝わってしまうのだが..(笑)

その後戦国武将だけでなく日本の歴史上を見るとやはり魅力的な人間が増え、そのうち戦国時代だけではなくなり日本の歴史全般を見るようになったけど、個人的には平安の初期ー中期と室町中期(南北統一以後)はちょっと正直弱いかもしれない。特に平安時代の公家は好きになれない。平安時代とはいえないかもしれないが、人間的に見るべきところがあるのは藤原不比等くらいだろうか? やはり武士の方に魅力的な人物が多いと思う。

私はハマリだすと徹底してハマる性格らしく結果として「歴オタ」といわれるような人間になったが、ちなみにそうなったきっかけは確かに戦国時代ではあるのだが、日本の歴史で一番好きな時期は実は幕末から明治の時代である。

まあ明治というのは大河ドラマでもあまり人気がないようで、なぜそうなのかわからないけど、1点だけいえるのは日本の歴史上においても
幕末から明治の時代ほどドラステイックに社会が変わった時代はない、といえるだろう

なんといっても、社会体制、価値観、生活スタイル、思想、食、文化にいたるまで江戸時代までの日本とは根本的に違う社会ができあがった、のである。

時代の変遷は日本の歴史上多いが、ここまで変わった時代は他に例を見ない。

但し、明治時代の評価に関しては賛否両論ある。確かに議会や憲法ができたが現代の民主制と比べると不完全なところが多い時代だったのも確かだし国民の権利もまだ現代と比べると大きく制限されてきた。某安倍首相は明らかに国民の権利を大きく制限する戦前の体制への回帰を模索しており、その意味ではこの時代を評価したがらない気持ちもわからないではない。とりわけ文化、芸術は日本の伝統文化と新しい西洋文化の流れにたった文化が隔絶しており、いまだに日本はその問題を克服していない等、多くの問題が発生したのも事実。

だがそれはある意味仕方がない。なぜなら当たり前だが歴史は現代ではないからだ。

現代の我々が見て不完全な部分があるのが当然である。

また不完全だからこそ面白い。

幕末から明治は1000年以上続いた武士の時代が終わった時代でもある。幕末明治の武士だちの写真のサイトを見ると、確かに「サムライ」はカッコイイ(笑)
■「日本最後の侍たち」江戸後期から明治の時代に撮影された武芸者たちの写真いろいろ
http://dailynewsagency.com/2013/12/16/samurai-japan-wg8/



精神力の強さを感じる。やはりサムライは世界中にファンがいるのは強い精神力を感じるからだと思われる。文明は進歩したかもしれないが日本人の質はやはりこの時代から落ちているのかもしれない。

来年の大河 軍師官兵衛
買ってしまった(笑)

黒田官兵衛こと黒田如水も非常に思慮に富み人間としても愛すべきところがある人物である。ドラマを見る予備知識として近々官兵衛について書こうと思う。

ここのところNHKの戦国ものの大河は天地人」「お江」と駄作が続いたが今度の軍師官兵衛はその轍を踏まないでもらいたいものである。