KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

あえて国母選手に云う、競技で答えを出せ!!

ご存じの通り、バンクーバーオリンピックの競技以外の報道でかまびすしいほどマスコミが報道している国母選手。

■国母あわや強制送還 謝罪会見やり直しも反省の色ナシ!?
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20100213/spo1002131421010-n2.htm

そりゃあ確かに一般社会人としては誉められた態度ではない。

元々スノーボードなんてのは他の競技などと比べてもファッション性は強いし、チャラチャラした感じの人間も少なくない。

だが記者会見でスポーツ選手が悪たれるのは今に始まったことじゃない。例えばこんな例がある。

・今の中日の監督の落合の現役時代なんかは会見で選手を当たり前のようにこきおろしていたし、当時は「傲慢だ」といってマスコミに徹底的にたたかれた。
・また古い話で申し訳ないがは西武ライオンズの黄金時代草創期に就任した当時の広岡監督は、大田選手や片平選手を名指しで徹底的にこきおろし、監督が選手をこんなことをいっていいのか、と私でさえ思ったほどだ。
・さらに海外ではテニス界の「悪たれ小僧」といわれたマッケンローという選手が野次をとばした観客にボールを投げつけたり、なんてことをしている。

これらに比べれば国母の悪たれぶりなどはっきりいって可愛いもんである。

そりゃ五輪の制服は確かに税金で作られたものだ。しかしその制服について品格などと大騒ぎするほどそれは「神聖な」ものなのか? 繰り返すが確かに誉められた態度ではない、だがこんなに徹底的に悪者にされバッシングをされるほどのことか?
何か国母と朝青龍を同じ尺度で語っている人がいるが、それはちょっと違うだろう。数百年、神道の儀式の一環として行なわれた相撲と、たかだか百年ちょっとしか歴史のない近代オリンピックを同じテーブルで論じるのは無理がある。それこそ何か国家主義的な匂いがして私は嫌な印象を持つ。

JOCスキー連盟に抗議が殺到したというが(暇な奴らだ、と思うのは私だけ?)どうも最近の日本は「誰かがちょっとはずれたことをした」というだけでヒステリックなほどバッシングする傾向が強すぎるように思う。マスコミも鬼の首を取ったようにバッシングの先頭に立ち、嘘っぽい安価な正義を振りかざし国母のような人間を徹底的に悪者にしたてあげる。何のことはない、そうした方がテレビの視聴率もあがるし新聞や雑誌の発行部数もあがるからだ。

先日のSMAP草薙剛の泥酔事件(もう忘れている人いるでしょう?)の時もそうだったが有名人が問題を起すと、過剰なまでにヒステリックなバッシングが起きる。最近のこの国の風潮には私は非常に危険なものを感じざるを得ない。JOCスキー連盟も腰砕けになっているが、それをかばった橋本聖子選手団長を私は寧ろ評価したい。

またこのくらい心臓に毛の生えた、型破りな人間でないと想像以上のプレッシャーがあるオリンピック競技で力は出せないはずだ。それはテレビで競技を見る一般人には理解できないかもしれない、

だから、あえていう

国母!! とにかくオリンピック競技で結果を出せ!! メダルを取れ!!
それで「我こそは正義」などといってバッシングを続ける奴らも少しは黙るだろう。
スポーツ選手は競技で結果を出してナンボである。

■国母18日いよいよ出番「自信あります」不気味に笑み
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20100217/spo1002171241003-n2.htm


<追記>
えーと誤解を避けるために補足しますが、私はこの記事で国母を擁護しているつもりは全くありません。
国母の人間性に問題があるのはあの会見みればわかりますよ。

ここで問題にしているのは最近のマスコミを始めそれに煽動されている日本国民のありかたです。

昨年の草薙の全裸の泥酔事件にしても単なる軽犯罪が、あたかも殺人等の重大な犯罪を犯したかのようにマスコミも世間も徹底的にバッシングしました。
それと同じ構図が今回見られるような気がして、非常に私は薄気味悪さを感じています。

別に国母がどうなろうと私の知ったことじゃない。

それにあの悪態が「大物」であるがゆえか、それとも単なるチンピラの粋がりかはもう少しで結果が出ますからね。前回のように予選落ちなら世間の笑いものですよ。

そういう意味でもスポーツ選手は競技の結果が全てです