KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

浅田次郎さんの講演


今日は地元の日野法人会の新年賀詞交換会に出席、そのレセプションの前に作家の浅田次郎さんの講演会があり、聞きに行きました。浅田さんは現在日野市の高幡不動に御住まいで、若い頃は稲城市にも住まれていたという点で完全に地元の作家さんという風にいっていいと思います。


話は浅田さんの「壬生義士伝」を始めとする新撰組三部作の話から、同じく地元日野出身の新撰組志士の土方歳三の話から始まり、近藤勇調布市出身)の話と展開しましたが、歴史小説家と歴史学者の違いは歴史学者は史実を見るが、歴史小説家は歴史の中の人間を見る」という話をされ、なるほどと思いました。歴史小説家も史実に関して取材をされるそうですが、講演ではそうした取材の裏話がいろいろ聞かれて面白かったです。(京都の人は誰でも歴史上に起きたことをあたかも自分が見たように話す ww etc) 文章だけでなく話術も上手な人ですが、元々ルポライターだったこともあり取材の仕方はかなりなれている印象もありました。あと直木賞受賞の時、第一回は「大本命」といわれ新聞記者と料亭でスタンバっていたら受賞できず、近くにいたマスコミ関係者があっという間にいなくなったというエピソードとか、(浅田さんはこの次の年に直木賞受賞)生々しい話も聞く事ができました。

まあ経済状況が厳しい中、逆に肩をこらない話になり楽しい交換会にはなったのではないでしょうか。経済アナリストに話をさせても暗い話ばかり出るのはわかっていますから、まあこういう時こそ明るい話で雰囲気を変えたほうがいいでしょう。今日は法人会関係者のみならず、一般の人も聴講して会場は超満員でした。
ちなみに現在週刊文春で連載している「一刀斎夢録」で浅田さんの新撰組小説シリーズは終わりだそうです。