ここでいうデジタル競争力とは「デジタル技術を扱える人材数」それと「デジタル機材を扱えるスキルを有する人材」を基準に考えられており、いわゆる昭和脳世代の「パソコン大嫌い」を始め、excel word pdfの扱い方等の最低限のスキルすら有していない人口等が「デジタル競争力を下げる」ということになる。そういう面でのデジタル競争力がこの記事によるとアジアでは香港、中国、台湾、シンガポールや韓国等、アジアの主要国に軒並み抜かれ29位!
ここまでくるともはや完全に後進国レベルである。
英語の記事だがこういう英語の記事を読むと世界の中の日本の立ち位置がよくわかる。
日本国内の記事ばかり読んでいるとわからないが、日本はもはや世界からは勿論、自ら先進国とはとてもいえないほど世界からおいて行かれているのである。
日本の政財界が本気で対策を絶てないと40年後には奈落の底に落ちてしまう
特に問題は政府や官僚は元より日本の経営者、将来のビジョンもなく事業の情熱もなくただひたすら自分の任期に恙無く問題なく終わってくれればいいというサラリーマン経営者ばかりになったことがこの国の回復を遅くしている。
日本の企業をダメにしたのはサラリーマン経営者ばかりではない。私見では「コンプライアンス」などという名の事なかれ主義が普及したのも日本をおかしくした要因。特にテレビ局のコンプライアンスはどうしようもないほどテレビ番組をつまらなくした。
私が「コンプライアンス」を「事なかれ主義」といったのは、「面倒くさい事態」や「クレーマー対策」もあるが、この言葉を使うようになってから、多くの企業で「そのようなことは前例がない」というお役所のような言質が乱発し始めた。このような風潮が企業に「新しい試み」を行うことをストップさせ、サラリーマン経営者からの「新しい試み」というのはリスクを伴うことなため、かくして日本企業から「チャレンジ精神」なるものが消えていったのである。
そして残念ながら日本の企業社会にすっかりそういった雰囲気が定着してしまった。そして日本人はその風潮を変えるつもりはないらしい。日本がなぜここまで落ちぶれたか、もはや後進国といわれても仕方のない状態になったのか。(実際未だに日本を先進国と思い込んでいる昭和脳が政財界に多すぎる)反省やその分析を行おうという動きは見られない。
このままでは日本という国は没落をやり続け、40年後の日本は今以上にみすぼらしい国になるのは避けられないだろう。
そうした事態を避けるためには日本社会自体が大きな改革を行わなければならないし、おそらく(これがもっとも難しいだろうが)日本人自身が意識改革をしないとだめだろう。
具体的には
1.昭和脳、過去の価値観や既成概念にとらわれた経営者をことごとく引退させ、新時代の価値観、せめてPCの最低限のスキルを取得した人間を経営者に据える
2.多少型破りでも自分の将来に対するビジョンを明確にもった人間を社会のトップに据える
3.「そのようなことは前例がない」を社内で禁句にする。あらゆる可能性を考えチャレンジ精神を企業社会に復活させる
4.語学能力の向上ーこれが一番むずかしいとは思いが、グローバル社会に遅れないためにも絶対必要。せめて日本だけでなく外国のメデイアの記事を読む癖をつける
5.多様な価値観を受け入れる。昭和のことは全て忘れて新たな時代の構築に集中させる
果たして日本人にこれらができるか
先日のみっともない国葬が日本が世界から見捨てられる序章だった、
なんてことにならないために...