昨日と一昨日の記事は多くの人にシェアされた関係で賛同的意見もあったが、同時に批判も多々あった。
批判内容に関しては一部聞くべき内容もあったので、そういう批判に関しては甘んじて受けるつもりである。
ただ私も政治関係ではないが、Facebookのグループコミュニテイの運営をしているが、スパムでも何でもない主義主張の違いで記事を一方的に削除する、という運営の仕方は私自身は納得がいかないし、特に議論をするようなグループでそのような非民主的な運営方針は少なくとも私は行わない、ということができる。
さて、ここで一つ気になるのはこの「FB憲法九条の会」を見て、煮え切れない民主党に対する批判を全て「共産党による工作」などと決めつけている点である。
どう考えてもバカバカしい陰謀論である。そもそも野党間の違いを乗り越えて野党いっしょになろうと呼びかけたのは共産党の志位委員長であり、その共産党が安倍政権打倒を議論するグループコミュニテイで「野党共闘」を妨害する工作などするはずがない。だいたいそんなことしても共産党になんのメリットもないし、万が一共産党がそういう工作をしていたとしたら、志位委員長の社会的責任は地に落ちる。
共産党が好き嫌いはともかく、共産党員というのは皆頭脳は優秀で賢い人がおおい。その人たちがそんなすぐにばれるような[工作」など常識的にいってするはずがない。
しかし「FB憲法九条の会」の管理人やそれに近い人達はどうもその陰謀論を本気で信じ込んでいるようである。
今ネットには「陰謀論」が多い。
例の「不正選挙」とか「闇の勢力」とか(笑)
「不正選挙」は例の集計機の「ムサシ」が安部晋三が株主の一人であることからものすごい勢いで拡散されたが、選挙は機械による集計だけでなく手作業の集計も両方やる。これは開票立会人の監視のもと必ずそうしなければならない。この状況で「不正選挙」を行うのなら特定の政党が開票立会人から選挙管理委員の職員、全員を買収しないとダメだ。だがそんなことを沖縄から北海道の全国の投票集計の現場でやるというのはあまり現実的でない。おそらくそんなことは不可能だ。
だいたい本当にそれをやったらたちまちばれる。これらの情報は実際私の友人が選挙管理委員会で開票作業をしている話を聴いているのでまず間違いないと思う。ただ集計ミスとか手違いとかは日常茶飯事にあるらしいが..
確かになかには本気で信じたくなるような陰謀論も多い。
だが殆どの場合それらは誰かが意図的に流したデマか、わけのわからない思い込みがまことしやかに流れているものである。
勿論今ネットには流れているさまざまな「陰謀論」の中にはもしかしたら本当のものもあるかもしれない。
だが私は自分に対してそういう情報に対して自戒をこめていえば、「決して安易に信じてはいけない」という点だ
寧ろ陰謀だと信じたくなる情報
であればあるほど疑え、
と自分に言い聞かせている。
そして多くの場合、たぶん殆どのケースでその態度によってデマに振り回されずに済む。
勿論「陰謀」の類がないとは言わないが、そういう情報を鵜呑みにしてすぐに拡散する、というのは絶対にやめた方がいい
ネトウヨはどんな学術的データや証拠を提示しても「チャンネル桜」とかネトウヨが好むデマサイトの方を信じ込む、なぜかというとその情報の方が「彼らが真実だと思いたくなる情報」だからである。いうまでもないが殆どがデマだ。
困ったことにネトウヨはそういう「ネトウヨが真実だと思いたくなる情報」をものすごい勢いで拡散する能力だけは卓越している。
これが社会にとって有害であることはいうまでもない。
私の記事は完璧ではないし、記事内容には批判も多い。なかには実際当たっている批判もある。
だが私は「有害な情報」だけは流したくないのだ。
ネットの中の「陰謀論」を安易に拡散するのはネトウヨが、「彼らが真実だと思いたくなる情報」を拡散するのと同じ行為である。
だから陰謀論を安易に信じ込むのはネトウヨの低知能に自らをあわせるのと同じ行為だ。だからそういう「陰謀論」をあたかも事実であるかのように伝えているところは全て疑っていい。
「FB憲法九条の会」は共産党の工作、陰謀を本気で信じ込むというバカげたことを平気でやっている。だから退会してよかったと思っている。
とにかくネットに流れている情報、 正直8割はゴミ情報かデマと思って間違いない。
残念ながらこの状況は年々悪くなっている。それだけに高いリテラシーが必要なのだ。
とにかくまことしやかな「陰謀論」ほど疑え
これは鉄則である