KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

ドナルドトランプ勝利ー日米ファシストの時代、だがTPPは瓦解も

しばらく社会ネタは最近の日本の政治状況によってモーテイベーションが低下した関係で書こうという気が起きなかった。しかしアメリカ大統領選挙の動向は今後の世界に大きな影響を与えることからこのことに言及しないわけにはいかない

それにしても数々の暴言、女性やイスラム教、マイノリテイに対する差別発言を繰り返してきながら、一時はまず当選はないだろうなどと思われたドナルドトランプがまさかの勝利(!!)


正直この結果には唖然とした。唖然としたとしかいいようがない

勿論私はヒラリークリントンを積極的に支持しているわけではない。しかし外国人や女性に対する差別発言、暴言を繰り返し独裁者の素質十分の独善的な決めつけ、などを見ても史上最低の大統領候補にしか私にも見えなかった。」

この「第二のヒトラー」−差別主義丸出しの候補をアメリカは選んだのである。

この差別主義者が大統領になり、日本では既に四年近く前から日本を戦前のレジームに戻し、「普通に戦争ができる国」にしようという安部晋三というファシストが首相の座についている。

本当にとんでもない社会になってしまった。

これは第二次大戦前の世界情勢に近いかもしれない。世界はファシストの時代に突入したといっても言い過ぎではない

あまりのことでかなり精神的に動揺はしているが、なるべく私自身冷静になってこの状況を眺めてみようとは思っている

■トランプ政権になっての外交

いくらトランプが露骨な人種差別政策を提唱しようが、さすがにすぐにそれを実行することは難しいだろう。まず議会がそれを許さないし他の先進国との無用な軋轢も生じることになる。
 戦争をしたくてしょうがない安部晋三ですら政権4年でまだそれを実行できずにいることを考えるとトランプが仮にイスラム教徒相手に「第三次世界大戦」を起したいなどと考えても実現は難しいだろう。実際イスラム諸国すべてを敵に回したら、石油資源確保に著しい支障が生じることからいくらトランプがバカでもそれは実行できまい。

メキシコ国境に「万里の長城を作る」なんてことも財政難にただでさえ苦しんでいるアメリカ政府にできるはずがない。何よりもそれを本当に実行すればメキシコを始め周辺諸国との関係は最悪になるのは目に見ている

■あえてトランプ政権になっていいところを探すーTPPは本当に瓦解するかも

悲観ばかりしてもしょうがない。トランプ政権になって日本を含め、よい影響を与える可能性を考えると本国会で審議中のTPPだ。

実は日本人の殆どが無関心、もしくは知らないがアメリカ国内ではTPPに対する反対意見は実は強い。このTPPはアメリカのIT系を始めとするグローバル企業が強力に推進しているもので、アメリカ政府やアメリカの世論ではそれをこころよく思っていない人間も多い。

トランプもヒラリークリントンもTPPには反対の立場だ。だが私の見る所両者にはかなりの温度差がある。
ヒラリークリントン国務長官時代にTPPを寧ろ推進していた。だが最後の段階になって、TPPの規定、条約の内容にかなり問題があることを指摘してTPP反対の立場に変わった。

一方ドナルドトランプは暴言の派手さからみて目立たないが、基本は保護主義政策を提唱している。例のメキシコ国境の「万里の長城」発言もトランプの保護主義的性格を示したものだ。トランプの支持がアメリカ中西部、南部に集中していることからも。低所得労働者の支持が強かったこともうかがえる。
つまりトランプ大統領が少なくとも現行のTPPを推進する可能性は天文学的に小さいといっていい。しかもヒラリークリントンがTPP推進派のオバマ大統領からの応援も得ていることからアメリカ国内のTPP推進者とのしがらみがあるのに対し、トランプにはそれがない。

つまりトランプ大統領出現によって事実上TPPは瓦解すると考えていい

■日本の基地問題も解決するかも

トランプは繰り返し、日本に多くの米軍プレゼンスがあることを「無駄だ」と評している。実際どのくらい規模を小さくするかわからないが、在日米軍ーとりわけ沖縄の在日米軍を大幅に削減する可能性もある。もし事実であれば現在住民とも大きな問題となっている辺野古での「新基地建設」問題自体が米軍撤退で解決する可能性もある。
あくまでも可能性だが

むろんこれらはあくまで可能性の話であるし、政治家というのは簡単に手の平をかえす姿を我々は長い間見てきた。よってこの通りにならない可能性も少なくない

人格的にはどうみても望ましくない人物が大統領になったが、せめてそこにポジテイブな面を見ておかないと最近の政治状況の暗さには気が滅入ってしまうからだ