(1) 改憲勢力の3分の2割れ
(2) れいわ新選組の「政党要件
という最低限度の目的は達成した。
参院選後、マスメデイアを中心に「与党圧勝!」とかいう情報が氾濫したが、おいおいちょっと待てといいたい
確かに与党は改選過半数をとったがそれはあくまで自民党と公明党を合わせた数字だ。
単純に自民党だけでみると
(1) 選挙前より10議席も減
(2) 改憲勢力も維新やその他を入れても参議院3分の2を切る
これだけ見れば少なくとも自民党は勝ったとは到底いえないはずだ。いや、客観的に言って今回は自民党の負けといっていい。10議席も減らし単独過半数も大幅に割った。改選過半数は連立パートナーの公明党がいたから辛うじて達成したに過ぎない。
しかしメデイアを中心に「与党圧勝」という文字があちこちで氾濫している
安倍首相、参議院選挙で勝利宣言 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
参院選は与党圧勝 、日本の野党はなぜこんなに弱い(JBpress) - Yahoo!ニュース
これだけ同じ言説を御用メデイアに氾濫させるのをみると寧ろ「向きになっている」と思われても仕方ないのではないか。特に後者のJBプレスの記事ははっきりいってロコツだ。
もう1つ参院選後の動きとして見えるのは安倍晋三自身が改憲、改憲と喧しいほど繰り返している事。改憲勢力が参議院で3分の2切ったはずなのに、改憲のアクセルを急に押し始めている。これも普通に考えたらおかしな話だ。
lite-ra.comこれに対し国民民主党は安倍の改憲論議に参加する意向を表明している
どうもこの男は「反対ばかりの野党は嫌だ」ということで独自路線を行こうとしていつも失敗しているのだが、一向に過去の教訓を学んでいないようだ。
(ちなみに「野党は反対ばかり」というのもマスコミが仕組んだステレオタイプの偏見である。実際には8割の法案を野党も賛成しているし、反対の場合は対案も出している。問題はその対案をマスコミが殆ど報道しない点も問題である)
国民民主党は今回の参院選で公認の新人候補は全滅、比例もわずか2名で「野党統一候補」で辛うじて3人入り公示前の勢力を維持したに過ぎない。彼らは「野党統一候補」だったから当選したわけで国民民主党の候補として当選したわけではない。明らかに勘違いしている。
話がそれてしまうのでここまでにするが国民民主党についてはいずれじっくり書こうと思う。
この「与党圧勝」という印象操作、とやたらにやかましくなった改憲の動き
これらを見て思うのは安倍政権側は言葉には出してないけど内心安倍政権はかなり焦っている、と考えるのが自然ではないだろうか?
そのためこれだけわざとらしいくらいの「与党圧勝」の印象操作、改憲へのアクセル
国民民主党に働きかけているのも、裏を返せばよほど改憲勢力3分の2切ったのがよほど精神的にこたえたからといっていいだろう。
となると
これからこの安倍政権の印象操作合戦がさらに激しくなることが予想される。これからやかましいくらいに印象操作番組や御用記者によるプロパガンダが出る可能性が高い
我々も安倍御用マスコミによる印象操作と対決し、その御用記事の信頼性を削ぐように持って行く必要があるかもしれない