KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

史上二番目の低投票率の「A級戦犯」で選挙前に選挙報道を殆どしなかったマスコミが失ったものー視聴者の回復しがたい信頼

また政治関係の記事かといわれそうだが、今回の参議院選挙はいろんな意味で異例なのだ。結果は自民党が10議席減らしたものの自民公明与党で改選過半数を超えた。しかし改憲勢力の2/3は維持できなかった。

だが問題はそういうことではない。今までにない大きな点で異例だ

1.マスコミが完全黙殺した「れいわ新選組」が2議席獲得した

  これはグッドニュース、これに関しては後程別記事で書くことにする。問題は次からだ

2.史上二番目に低い48.8%という投票率

そして

3.投票日前にNHKの「政見放送」以外に投票前の各党の情報を殆ど伝えていなかったこと

 この3番目が殆ど投票率にも影響したし大半の国民がどういう候補がいてどういう人に投票していいのか、情報が選挙当日まで殆ど開示されないで終わってしまったのだ。普通選挙前には各党の特集や政策についてテレビ番組、ニュース番組で特集するのが普通だが今回はニュース番組が、ジャニーズや吉本とかの芸能ニュースかそして民放でこれでもか、とオンエアされる自民党のCMばかりが流れたのだ。

だから選挙に行かない人が国民の半分超、選挙に行かなかった人の言い分

www.asahi.comこの記事を読んで思うのはやはり今回の投票率A級戦犯は他ならぬマスコミだといわざるを得ない。

 

「票を入れても変わらない」と冷めた表情。政治が庶民の生活から離れていると感じ、年金もあきらめている。「自分の未来は自分で守る」(大阪府 女性 47歳)

無職男性(66)は「時期が来たから選挙をしたというだけで、何のための選挙か分からなかった」。障害者や生活困窮者など社会的弱者を支える視点が政治に欠けていると思う。「憲法改正などより、もっと低い目線を持ってほしい」

鎌倉市 男性66歳)

 

これマスコミが山本太郎やれいわ新選組についてきちんと報道さえしていればこんな声は出てこないはずだ。まさにマスコミの忖度が原因

また選挙前に各党の政策の違いを番組で政見放送以外は殆ど異常といっていいほど少なかった点はマスコミの怠慢か、投票率を下げるための意図的な忖度と解釈されても仕方ない

政権に不満はあるものの、野党に投票する気も起きなかった。「批判ばかりで具体的な政策が見えない」

マスコミが「野党=反対ばかり」というステレオタイプのイおメージを作り上げた結果がこれ。実際野党が対案を出してもその内容をマスコミは殆ど伝えない。「野党=反対ばかり」というイメージを必死に作り上げようとしているのがマスコミ。実際には法案の8割は野党も賛成しているのが多い。

そして何よりも以下の記事で反論できるマスコミ関係者はどれだけいるだろうか?

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「その情報」投票前に欲しかった

全くこの大学生のいう通り
今回の選挙前のマスコミの報道は怠慢か、意図的に「報道しない権利」を行使したか、いずれにせよマスコミ、マスメディアは誹りを免れない。

反論できるマスコミ関係者いる?

安倍政権による忖度強要なのか、それとも地上波トップと安部政権が最初から共謀していたのか、わからないがいずれにせよ安倍政権による明らかなマスコミの忖度が始まって以来、地上波のマスコミはかけがいのないものを失った、という認識があるのだろうか?

それは 心ある視聴者の信頼である

安倍政権になって日本のマスコミがいかに圧力に脆く、政権に簡単に膝を屈する存在なのかが明らかになった。心ある人はみんな今のマスコミに愛想をつかしている。

山本太郎が大勢の報道陣に向かって強烈な批判を展開した。常々私が思っていることを云ってくれた

blog.livedoor.jp報道陣の中で誰一人反論できなかったらしい。

私の正直な気持ちはが「ざまあみろ、少しは記者らしい仕事しろ」といいたいが

たぶん今のマスコミ関係者にいっても無駄だろうな

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