前原代表選出で「民進党終了」の声もー党内リベラル派は離党を含むあらゆるオプションで勇気を持って反自公の受け皿作りを
下馬評からこうなるとはある程度わかってはいたものの、予想以上の大差で前原誠司氏が民進党の新代表になった。
私的には最悪の選択をしたと考えている。ある意味自民党と基本政策が何も変わらない今までの前原氏の主張や基本政策をみれば、このような人物が民進党の代表になれば「第二自民党」になるのは火をみるより明らかだし、維新のように自公政権の補完勢力になるのが関の山だと思う。本当にそうなったらその時点で民進党終了、である
だが一方で産経なのでどこまで信じていいのかわからないが、(与太情報という話もある)自由党の小沢一郎が「 自由党・小沢一郎代表「前原誠司氏は野党結集を打ち出す」と述べている
http://www.sankei.com/politics/news/170824/plt1708240017-n1.html
小沢氏が「共産党が候補出したら勝てない」というのは先日の茨城県知事選挙でも明らかだ
先日の茨城知事選確定得票
当 497,361大井川和彦 無新〈自〉〈公〉
427,743橋本 昌 無現
122,013鶴田真子美 無新〈共〉
ご覧になってわかるように自公以外の推薦の橋本氏と共産党の候補の票をあわわせれば自公推薦候補の票を上回る。
共産党との統一候補を出すのを嫌がった民進党その他の勢力がつまらない意地をはらなければ勝てた選挙である。
だが前原が果たしてこれを理解して共産党との協力関係を結ぶとはなかなか考えにくい。何よりも今やほとんど自民党寄りとなった連合が共産党との協力を頑なに拒否している現状。
ただ、民進党代表戦に参加する時よりは少しトーンダウンしている感もないではない
「私は他の勢力との連携や協力の可能性を排除しません。しかし、私たちの理念・政策に賛同してくれることが第一です」と
とはいえどこまで協力するのか、状況は楽観を許さない
ここであえて私は今回枝野氏に投票したリベラル派に対して覚悟を決めてもらいたいとも思っている。
それは最悪前原が民進党を事実上「第二自民党」にしてしまい、野党協力も結局暗礁に乗る行動をとった場合に、「リベラル派だけで集団離党し、自由党の小沢氏を含む他の野党との連携を図る」というオプションを本格的に検討すべきだという点
解散総選挙がいつ行われるかわからないが、衆議院が任期満了になるのは一年半後、その前に行われるのは間違いないだろう。早ければ10月なんていう話すらある。
とにかく自公に変わる受け皿作り 時間がないのだ
党内リベラル派は離党を含むあらゆるオプションで勇気を持って反自公の受け皿作りを進めるべきである。場合によっては枝野氏自ら新党を作ってもよい。この場合分裂もまた良し、である