KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

NHKの「天地人」の長谷堂の戦いーおいおいたったこれだけ?

ここのところ当ブログはこの関係でアクセスが増えていることもあって、毎週のようにこのNHKの「天地人」について書いていますが、もしかしたら今回で最後かも、いや最後でなくとも少なくとも当分は書かないかもしれませんね。

まず前田慶次がらみの件もあって直江兼続の人生最大の危機であった長谷堂城の戦い、があまりにあっさりとしか描かれなかったことに正直愕然としました。この戦いぶりは前田慶次の戦いぶりもあって後の世、日本陸軍が参考にしたほどの内容で戦いの中での兼続のドラマを描く余地がたっぷりあったはずなんんですが先週とあわせてもおそらく10分なかったんじゃないでしょうかね。兼続の人生を描くドラマのはずなのに人生最大の危機があまりにもあっさりと描かれていることに正直戸惑いすら感じました。

トーリーは直江兼続石田三成の友情についてスポットを当て過ぎている感があり、何か山岡荘八徳川家康の反動で今後は三成をちょっと美化しすぎかなあという気もしますね。その証拠に家康があまりに見るに耐えないほど醜悪に描かれています。

まあ家康に「狸オヤジ」的な要素があったのは事実にしても少なくともここで描かれているような人間よりは懐が広く、深みのある人物のはずで、少なくとも何回か前の「命だけはー」(いくらなんでもあれはひどすぎる(怒))なんてことを絶対にやる人物ではありません。たかがドラマじゃないか、という人もいるかもしれませんがいくらなんでもこういう描き方は物語が薄っぺらくみえます。実際には家康と三成の心理戦、そして家康と兼続との激しい心理戦があったはずで、ここを描いて欲しかったですね。あんな水戸黄門に出てくるような悪役的家康ではとてもそんな深みのあるドラマにはならないでしょう。

加えて宮本さんの例のナレーションの口調、が耳についてしまい、正直少し今回で見る気が失せてきたかなあ、というのは本音ですね。こういう深みのある心理描写を大河ドラマに求めるのは無理なのでしょうか。

先週も書きましたが前田慶次はもう出ません。120%出ないといっていいでしょう。そしてドラマの演出もなんだか薄っぺらくみえてきてしまい、最近見るたびに興ざめになってきているのが残念です。