KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

北京オリンピック 開会式と閉会式

正味17日間開催されていた北京オリンピックも閉会式が終わった。
懸念されたテロやその他のハプニングも起きずに終わり取り合えずは無事終了した。

先日チャンイーモウ監督の演出による開会式を評価するコメントを書いたばかりだが...
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20080809/1218241393

だが既に周知のとおり中国政府の以下の演出に対する口出しがせっかくのすばらしい演出を台無しにしてしまった。

■開会式の足跡花火…実はCGの合成映像でしたhttp://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080812-OYT1T00477.htm

■少女の歌も“口パク” 五輪開会式、花火に続きhttp://daily.co.jp/olympic/peking/2008/08/12/0001329217.shtml

You tubeの映像
http://jp.youtube.com/watch?v=bs8ndUNHuoQ

またこの口パクの少女はかわいそうに、傷心状態だという。この子はいわれたとおりのことをしただけで責任はない。7歳の子供に何がわかるというのだろう。この子も犠牲者だ。
■開会式「口パク」問題、歌った少女は傷心状態で“遠い所”にhttp://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080823-OYT1T00580.htm?from=yoltop

云うまでもないが非難されるべきはいたいけな少女を政治的に利用し、純真な心を傷つけた中国政府の指導部であろう。私も子供がいるだけにこの子の将来にこの事件が影響することを懸念する。

こうした状況だとせっかくイーモウ監督がすばらしい演出をしても何か中国政府が余計なことをしたのではという先入観が広がってしまい、どうしてもしらけた目で見てしまう。盛り上がったのは次のロンドンの紹介でレオナルイスとジミーページがツエッペリンの"Whole Lotta Love"のパフォーマンスの時くらい。
(但しこのスタジアム、かなり音が悪いー音が回りっぱなしで聴き辛かった)

勿論これはイーモウ監督のせいではない。彼がすばらしい演出家であるのは紫禁城のロリンマゼールの「トウーランドッド」の演出であきらかである。彼も中国政府の被害者である。

あと最近日本のマスコミはなぜか中国政府に対して及び腰に見える。

記憶に新しい胡錦濤国家主席が来日した時の「Free Tibet」の運動のマスコミの伝え方
■日本のマスコミはチベットの抗議運動について何ら真実を伝えていない
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20080512/1210597083

また今日IOCのジャック・ロゲ会長が記者会見で述べなかったら次のことを日本のマスコミは伝えただろうか。
「一方で五輪期間中に指定地域でのデモ申請が認められなかったことに関して「77件の申請が1件も認められなかったのであれば、普通ではない」と中国当局の対応に注文をつけた。デモ申請を行った高齢者2人が1年間の再教育キャンプ送りになったとの指摘<後略>」


あとなぜか日本のマスコミが全く伝えない以下のこと
■20世紀最大の被爆国は、日本ではなく、東トルキスタン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E

チベット高原の核汚染の実態
http://www.tibet.com/Eco/Green98/chap6.html

オリンピックは確かに無事にすんだかもしれない。しかし人権感覚0でしかも核の懸念がある国が隣にいるというのは事実だ。