当ブログでも巷のIT本にある「ソーシャルネット」の誤った考え方や、IT記事でも「流行」という観点からしか論じない記事に対してはかなり批判的な投稿をしてきた。
この記事などまさに代表的なものである。欧米のソーシャルネットに関する記事だが..
■まだfacebook使ってるの?(笑)10代によるSNS批判が正論すぎ・・・
http://tabi-labo.com/78598/sns-charactor/
そもそも10代から大学生、社会人、フリーランスで仕事をしている人間を含めて「全ての人が同じプラットホームのSNSを使うべき」的な議論には非常な違和感を感じる。
例えばこの記事でもはや古いとかいわれているfacebookはクリエーターやアーチスト、フリーランス、企業人なら商品開発担当者等々「自分から情報やコンテンツを発信する」人にとっては非常に有効なツールである。それと全く関係ない人、自分から大した情報を発信できない特にテイ―ンエージャーのような人たちにとっては逆に使い辛いSNSであることは間違いない。
テイ―ンエージャーは友達に写真を安心してシェアする(テキストなど殆ど書かない)で十分だからInstagramやLineで十分なのだろう。
私は要はどういう職業か、何をしているかによってSNSのプラットホームを変える、ということでいいんじゃないのかと思う。ある人にとって使いやすいSNSは別の人にとって使い辛い、というのは寧ろ当たり前のことだと思うのだが..
だから私のようなクリエーターはfacebookの方がはるかに使いやすいし、 主婦や学生はLINEが多い。
最近のSNSの議論で「流行のSNS論」で違和感を論じるのは、たとえば八王子から新宿まで行くのに「中央線」使おうが「京王線」使おうかどちらでもいいはずなのに、「流行」の観点から京王線が近いにもかかわらずその辺のアホなITエバンジェリストが「今流行の中央線で通勤すべきだ」と主張するケースが多いように思う点だ。
ちなみに私はInstagramは使っていないし、Lineも未読など既読などいちいち気にするような人が多いのでうざったいので使わない。
Twitter
告知と、適当に何か呟くように使用。
Facebook
一番使っている比較的なんでも投稿するコミニュケーションツール
mixi
事実上終わっている。月に数えるくらいしかログインしない。
ただしmixiはガラケーな人、実名をSNSで公表するのに抵抗がある人にはまだ使われているようだ。かつて私も重宝しただけに今の状況は残念である。
つまり繰り返すが要は人それぞれで一番使いやすいSNSを使えばいい、という当たり前の結論になる。何もfacebookだけがSNSではない
インバウンドマーケテイングというのがある。クライアント個人個人に合ったマーケテイング手法をいうのだが、どうも日本はそのインバウンドマーケテイングの面で大きく遅れを取っているように思う。とりわけ日本のITベンチャー系は遅れているのではないか? やっていることは顧客の事情、要請にこたえたソリューションではなく一昔前にシリコンバレーで流布された価値観をただ押し付けているだけのように見える。
そんなもんはマーケテイングではない。