KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

芸能人の炎上にみるソーシャルネットの使い方の誤解ーtwitterとFacebookは全く違うので使い分けるべき

私は正直言うとかなりソーシャルネットに入り込んでいる。

とりわけFacebookは音楽やクリエイターのネットワーク作りに(たぶん)熱心な方で今や参加者3380人(今日現在)の参加者を擁するグループの管理人もしている。

www.facebook.com

しかしそんな私もFacebooktwitter両方は使っているものの、両者の使い方の違いについてあまり考えてこなかった。しかし最近になって自分はFacebookはそこそこ使いこなしているものの(勿論「達人」というレベルまでは遠く及ばないが..) twitterの方は使いこなしているとは言い難い、というのは正直なところ

フォロワー数はたいしたことないし、その関係もあって情報の拡散能力もない。今までは殆どブログ更新やイベント関係の告知のみにとどまっていた。最近になってフォロワーを増やすためのリツイートの仕方とか、ハッシュタグを有効に使うとかして、twitterの本質が少し見えてきたような気がしている。

結論からいうとFacebooktwitterは同じソーシャルネットでも全く性質を異にしたもの、全く別物といってもいいと思う。

多少異論がある人もいるだろうが大まかに分けるとこんな感じではないか、と思うのだ

 

  Facebook twitter
基本的性質 ブログ的な記事をタイムラインに投稿
他「グループ」というコミュニテイやWebページの役割を持つFacebookページがある
最大140文字をタイムラインに投稿。
情報の波及先 1アカウントでFB「友人」最大で5000人、コミュニテイグループは無制限だがだいたい数千人、多くて数万人 フォロー数は無制限
特質 基本プライベート、よく知っている人、リアルで会った人中心につながる。内輪の話しも多い
情報を友人のみとか限られた人に対してのみに制限することが可能である。、
アカウントを非公開にしない限り基本情報全ての情報は公開
拡散能力 基本FB友人かコミュニテイグループ内のため限られる ハッシュタグリツイート等で場合によっては爆発的な拡散力をもつ場合がある
ビジネスのタイプ B to B 。同じ業界、業種でのビジネストークがしやすい B to C 不特定多数に宣伝や告知をしやすい

以上やや乱暴かもしれないがおおまかな両者の違いをあげるとこんな感じだ。尚、Lineは友達同士の連絡に使うことが主であまり仕事上の告知や宣伝をするには不向きだと考えるのでここでは割愛する

さて、ここでおおまかに友達やビジネスで近い関係等の情報交換に向いているのがFacebook  一般の不特定多数に情報を流すのに向いているのがTwitter

Facebookはデフォルトでは投稿した情報は「全体に公開」になっているが私は基本は「友人のみに公開」にしている。告知、拡散したい内容のみ「全体に公開」にしているが大多数は「友人のみに公開」に制限している。そしてそれがfacebookの一番正しい使い方だと私は考える。

ところがどうもそこら辺が日本では理解されていないようだ。一部のIT系の本でFacebookの友人数をすぐに5000人にするべきだ、とか全ての情報を公開すべきだ、などという無責任な情報を流している本があるようだが、それは大きな間違いでそういう主張をしているIT系の本は寧ろ有害、といってもいいので即廃棄することをおすすめする。

情報を「友人のみに公開」することによって他人のアカウントに炎上をしかけたり、難くせをつけて叩いたりする無関係な輩を排除することができる。

どうも芸能人のソーシャルネットの使い方を見ていてそこの部分を理解していない人が多いように思う。

記憶に新しい「石田ゆり子」の炎上事件

wezz-y.comInstagramFacebookが買収した写真共有サイトだが、問題となったのは愛猫・愛犬の飼い方に対する他愛もない記事である。こういうプライベートの話は本来友人、ファン等石田ゆり子を応援する人たちのみに公開すべき情報だ

それがInstagramを「非公開」設定ではなく「全公開」にしたばかりに石田ゆり子のファンでもなんでもない、ただ芸能人のアカウントを荒らし、誹謗中傷して叩くことにあけくれるネットのヒマ人に荒らされたのである。

Instagram「非公開」とはフォロワー限定で写真、情報が行くことである。これはFacebookも同じ。芸能人にはファンクラブもあるのだから基本そういう設定にすべきだ。

ファンとしては好きな芸能人のプライベートを覗くことができるソーシャルネットは楽しいものだが、それに難くせをつけて叩いて炎上させようと手ぐすねをひいているアホは残念ながらネットでは少なくない。

普通こういう記事は事務所が一定の内容を管理しているものだが、どうもソーシャルネットの情報の「公開」「非公開」の使い方を分かっているとは思えない事務所が多い気がする。

勿論炎上をしかける糞ユーザーをブロックすることもできる。

私はソーシャルネットはネットの中でも極めて便利で有効なツールだとみている。だが車も便利だが運転の仕方を間違えれば人を殺す凶器になるように、ソーシャルネットも使い方を間違えるとアーチストのイメージに悪影響を与えかねないのである

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