憲法改正による人権、言論集会の自由を守る戦いが始まった
週明け、業務に忙殺された関係で選挙結果を見てかなり落ち込んでいたのだが、毎日の業務はそれを許してくれない。
おかげさんで昨日の忘年会は少々「ヤケ酒」もあってかいささか飲み過ぎた。
ヤケ酒? で済めばいい。
だがこの状況は深刻だ。安部時期総理は早速憲法改正の手順における準備を開始した。いよいよ日本の民主主義は危機に瀕する
どうも一部のブログの読者の反応を見ると人が私が安部を批判しているのを九条のことのみを云っていると勘違いしている人が多い。
そういう人たちは私が再三再四、自民党の憲法改正草案について書いてあることをどうもきちんと読んでいるようには思えない。私の文盲発言に反発していた人が何人かいたが、安部の憲法改正草案の本当に恐ろしいところは自民党の憲法改正草案の九条改正以外の部分にある点を指摘した部分をどう考えてもこの人たちはきちんと読んでいるとは思えない
勿論集団的自衛権や徴兵制も大いなる問題だが、自民党の憲法改正草案のもっとも恐ろしい改悪は国民の基本的人権を保障した憲法12条と言論、集会の自由を規定した憲法13条の改悪である。
前者は国民の基本的権利を事実上骨抜きにする内容になっており、後者は戦前の悪名高き「治安維持法」(つまり「公共の秩序」の名のもとに言論や団体の弾圧を正当化できる法律だ)を制定可能にするものだ。
この両文の改悪はまさに独裁制、ファシズム的政権がやりたい放題できる法律である。言論、集会の自由は事実上なくなり基本的人権がなくなる、ということは警察、軍の弾圧、拷問も許されることになる。
九条の改悪以上にここの部分の改悪は事実上日本国内での民主主義社会の終結を意味する。これこそがまさに安部晋三が目指す日本社会である。
しかしもう政権が発足してしまう。起きてしまったことは今更どうしようもない。
そして民主主義を守るためには、これからが本当の勝負だ。
このままかつてのドイツのヴァイマール共和国のようにナチスが第一党になり、なし崩しに民主制の法律がこわされていくか。それとも国民の英知がそれを阻止するか
本当に大事なのはこれからである。