予想通り、ではあるのだがやはり安部晋三は明らかな違憲の法案を次世代の党を除く野党の強行採決で「安保法制」が衆議院を通過した。
国民の大多数が反対しており、反対のシュプレッヒコールがあちこちでこだましているにも関わらず安部政権は全くそういった声に聞く耳をもたず、今回の強行採決。これはもはや独裁者、ファシスト政権の行動といわれても仕方あるまい。
このブログでは何回も安部晋三は本質的にファシストだと云ってきた。あまり信じてもらえていないようだが、これでもわからない人がいるだろうか?
予想していた、とはいえ改めて腹立たしい
民主主義と日本の平和主義の破壊である。
戦前のレジームの完全復活こそが、安倍晋三、ならびにそれをバックアップしている日本会議の悲願であり、今その目的が達成されようとしている
自分と同じ大学の出身者がこのような憲政の汚点、暴挙を行うということに私自身は耐えられない気持ちだ
安倍晋三がこれだか急ぐ理由は、明白だ。来年の参議院選挙の一年前には衆議院可決させ「のど元過ぎれば熱さ忘れる」効果を狙っているのである。
朝日新聞も同様の記事を掲載した
■安保法案「成立すれば国民は忘れる」 強行採決の背景は
http://www.asahi.com/articles/ASH7B63N3H7BUTFK01S.html
自民幹部の一人は法案の作成過程も問題視する。議員が幅広く法案の作成過程に関与することなく、「一部の幹部だけで法案が作られ、党内議論で意見しようとすれば、作成を主導した高村正彦副総裁に論破された」。異論に耳を傾けぬ党内の空気が醸成された。首相に近い参院議員の一人は「消費税や年金と違い、国民生活にすぐに直接の影響がない。法案が成立すれば国民は忘れる」と言い切る。
まあ国民も本当に馬鹿にされたものである。
だが確かに「前科」はある。一昨年の秘密保護法の強行採決も国民の大多数が反対した。しかし一年後の衆議院解散は野党の準備不足もあり、実質的には現状維持ではあるものの衆議院の絶対安定多数を自公で確保した「実績」がある。
だから今反対が強くても来年の参議院選挙は楽勝さ、とタカをくくっているのである。
断っておくが自民党がこれだけ多数を取ったのは、自民の得票数が伸びたからではない。投票率が史上最低だったのが原因だ
実際これだけ安部政権にバカにされやりたい放題させているのは、結局昨年の国勢選挙で「投票しない権利」を国民の半数近くが行使したのが原因。
こういう人間が少なくないためである。
政治不信だから棄権や白票するのは意思表示でなく結局現政権を信任するのと同じだと何度いったらわかるのだ!!
今回の事態は結局天に唾して帰ってきた面もある
特に「投票しない権利」とやらを行使した20代―30代、3人に1人も投票しなかった事実を重く受け止めてほしい。安部政権のアベノファシズムで最も強い影響を受けるのは君たちである。
本当に僅か数年でこの国はどんどん独裁国家に向かっているのがわかる
とにかく声を大にしていいたいのは
安倍政権の「戦争法案」の暴挙を忘れるな!!!
ということだ。