軍師官兵衛、業務多忙で先週は書けませんでしたが、早くもナレーションが先週から変わってました。やはり普通のアナウンサーのナレーションの方が違和感なく聞くことができます。藤村さんには申し訳ないですがこれで官兵衛の問題の1つは解決されました。
あと音楽ですが、やはりこれはしょうがないんでしょうね。今更変えるわけにいかんしー いかにも音大の作曲家の優等生が作ったような曲で本当に退屈な曲ですが、佐藤直紀や吉松隆、坂本龍一と続いただけに平凡さが余計に際立ってしまいます。
今日は官兵衛が当時仕えていた小寺政職の名代として信長の使者になった時の様子、信長に名刀「圧切(へしきり)」を与えられる場面と秀吉との意気投合の様子が描かれました。
秀吉は云うまでもなく官兵衛の人生に大きな影響を与えますが、吉川英治や坂口安吾の小説にあるように実は秀吉自筆の書状など資料として仲違いを示すようなものが存在しません。しかし秀吉が大した戦功のない人物に多額の恩賞を与えるのに比べ官兵衛に対して報いるところが少ないために後世から「秀吉や家康に警戒される」などといわれてしまったようです。
官兵衛が実際に秀吉の配下になるまでにはまだ紆余曲折、といいますか官兵衛にとって人生最大の災難と試練になる有岡城の戦い、そして荒木村重の妻、だしの悲劇という大変な事態が待っています。官兵衛はこれで足を悪くしてしまい顔にも大きな傷を負ってしまいます。
そうした悲劇のあと秀吉の軍師として秀吉の配下になりますが、来週は竹中半兵衛(重治)の官兵衛に対する試練が待ってます。半兵衛は官兵衛と合せ「両兵衛」といわれますが、実は官兵衛が正式に秀吉の家臣、軍師になるのは半兵衛の死後になります。この二人はライバル関係といわれますが、両者の仲は良く官兵衛が幽閉されるときに半兵衛は実は大活躍をし、長男の松寿丸(黒田長政)が危うく殺されるところを助けたり救出策を練ったりします(実際に実行するのは善助ですが..) が半兵衛は既に不治の病にかかっており、官兵衛が助けられるのを見ずに病没してしまいます。官兵衛は半兵衛への感謝の気持を忘れないために、黒田家は家紋に竹中家の家紋を用い重治の嫡男の竹中重門の元服の際には孝高が烏帽子親を務めています。いわば官兵衛は半兵衛の後釜として軍師になったということもできます。
秀吉はご存じの通り農民から身を起したため、家臣団も0から作らねばなりませんでした。そのため出自に関係なく能力のあるものはどんどん採用しました。ピエール瀧さん扮する蜂須賀小六もその一人で元は山賊だったといわれます。後に大名になりますから秀吉同様、大出世したわけです。
以下に秀吉の主な家臣です
※存命中に豊臣を名乗っていたか不明なため。
秀吉の実弟(異父弟?)で秀吉が最も信頼していた武将
秀長があと10年生きていたら豊臣家の滅亡はなかったといわれる
{賤ヶ岳の七本槍} 福島正則、加藤清正、加藤嘉明、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則、片桐且元
上記の賤ヶ岳の七本槍の中の福島正則、加藤清正、加藤嘉明は豊臣子飼いの大名と後にいわれますが、共に正妻のおねさんが母親替わりになっていました。
さて、気が早いかもしれませんが「軍師官兵衛」でまだもっとも重要な人間のキャステイングが発表されていません。
今後の展開から出ない、ということは100%ありえない人物、
そう徳川家康です。 果たして誰がやるんでしょうか? 発表されていないということは相当大物がやるのか、大抜擢があるのか
わかりませんね。
他に太兵衛と「黒田節」の逸話を作る福島正則や千利休等、まだ大物が出ていません
この人たちも出ない、ということはありえないので誰が出るか楽しみです。