衆議院選挙もいよいよあと一週間に迫り、このブログも選挙関係の記事が多くなっていますが、安部自民党総裁の憲法改正案を始め、国防軍創設、徴兵制さらには核武装の議論まで飛び出し私自身は一市民としていてもたってもいられないくらい今回の選挙は今の日本にとって危険極まりない選挙だという危機感があったため当ブログの記事もどうしても過激な内容になってしまいました。本来ならそれは私の本意ではありません。
といいますのも私の本業は音楽制作ですがこのまま放置すれば日本では音楽をやる、どころの話ではなくなる社会になる危険性があります。
理由は何度も書いていますが基本的人権の削除や事実上言論や集会の自由を制限できる治安維持法の制定を可能にする条項等、安部自民党の憲法改正案を見て殆ど恐怖に近い感情を覚えたこと。
■自民党の憲法草案
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
そしてその安部の「美しい日本」などという胡散臭いメッセージに拍手喝采を送り熱烈に支持を送るB層と呼ばれる大衆が今のところ社会の多数派になっているという現実に対して「このままでは日本社会は取り返しのつかない事態になってしまう」という危機感を感じました。後にも先にもこれほどまでに危機感と恐怖を感じた選挙は私は今までに記憶がありません。
今回の安部自民党の支持者の様子を見ますと小泉郵政選挙の時や民主党の選挙の時と明らかに何かが違います。それは安部自民党の>一見「わかりやすく単純明快な国家ロマン主義」による煽動メッセージにある種、自己陶酔をしているように見えるからです。
自民党のCMで安部総裁が「日本を取り戻そう」という告知を盛んにしていますが、これは戦後の日本の民主主義を否定し、日本を明治憲法時代の戦前の日本に戻そう、という時代錯誤の国家ロマン主義的理念だといわざるを得ません。
但しやっかいなことはこの国家ロマン主義的理念な一見「わかりやすい」メッセージに見えてしまいそれが民主党政権の体たらくに失望し、政治家からの「わかりやすいメッセージ」に飢えていたB層と呼ばれる大衆がには「とても心地よいメッセージ」に聞こえてしまったようです。そしてあまりに「心地よくて」ナチスのゲッペルスの宣伝手法よろしくその「とても心地よいメッセージ」を何回も聞きそれに自己陶酔し洗脳されてしまったB層と呼ばれる人たちが現在日本社会の多数派になっているという構図です。
これはカルト宗教の洗脳と同じ手法です。
これらを考えると極めて危険な兆候で、第二次大戦以前のナチスが政権を取る時ドイツ国民がヒトラーの「国家ロマン主義」に自己陶酔しながらナチスという破滅的な政権になっていった、その状況に今の日本は酷似しているのを感じたからです。
安部総裁や維新の会の石原氏や橋下氏の演説に対して熱狂的に支持している人たちを見ますと、国家ロマン主義の煽動と自己陶酔によるある種の「マインドコントロール」を受けている可能性があり、そうなるといかに自民党の憲法改正案や徴兵制といった概念は危険だというメッセージを送ってもこの人たちにはおそらく「馬の耳に念仏」でしょう。残念ながら
ただこれだけは是非わかっていただきたいと思っています
国防軍、徴兵制を始め国家ロマン主義的理念的なナショナリズムを煽り戦争の道に近づく政策を主張している人たちは
有事が起きればそういう政治家は
必ず一番安全なところにいて国民を戦地に送り込む
という動かしがたい事実。
これは歴史がすでに証明しています。
戦前の日本軍の大本営も国民を消耗品のごとく特攻隊に送り込み、明らかに敗色濃厚でもはや日本は戦う力などなくなっているときに
あくまで主戦論を唱えた輩は一番安全な所にいました
今その歴史が繰り返される可能性が出てきました。
おそらく安部総裁を熱烈に支持する若い人たちは、徴兵制が施行されたら自分が真っ先に召集される、などという想像力など持っていないでしょう。安部総裁を熱烈に支持する今はやりの「右傾化する女性」も徴兵制が施行されたら自分の子供が戦地に送られることになります。自分の子供を守るどころか危険に追いやる可能性の方が高いです。
高齢者で徴兵制を支持する人間は無責任です。自分がもはや年齢的に行かないことをわかっているから自分は安全な所にいき若い人を無理やり戦地に送り込むことに結果的になります。自分の孫が戦地に行くということを一度でも考えたことがあるんでしょうか?
おそらく安部自民党総裁の国家ロマン主義的理念に事実上
「マインドコントロール」された人たちはそんなことなど考えたこともないでしょう。洗脳と自己陶酔は思考停止をもたらし想像力を著しく減退させます。
B層と呼ばれる大衆は小泉郵政選挙の後日本中に吹き荒れた「新自由主義」や「自己責任厨」で最終的には一番搾取を受けた人たちです。
今度は安部自民党(場合によっては維新の会の参加)は安部を熱烈に支持した人たちに徴兵制で召集され、場合によっては戦地に送り込まれ、消耗品のごとく使い捨てにされ戦地で真っ先に散る、などという事態すら起きる可能性があります
何度でもいいます。
ナショナリズムや好戦的なメッセージを出す政治家はいつも自分は一番安全なところにいます。
そして洗脳された国民は消耗品のように捨てられます。オウムのようなカルト教団が信徒を使い捨てするように
本当にそういう社会に日本をしたいですか?
お断り:私は特定の政党や支持団体、選挙運動関係者とは一切無関係であります。あくまで一市民、一個人として発言しますので、この記事は公職選挙法には抵触しないと考えます。