菅総理総裁選出馬せずー事実上の辞任でどうなる衆議院選までのスケジュール
自民党の総裁選で再選を目指すかと思ったら、9月中に解散をするという発言(明らかに自己保身のため)をして逆に党内の反発をくらい、ますます苦しい立場になった菅総理大臣、
今日のお昼頃に一瞬耳を疑う情報が入ってきた。
菅首相 自民総裁選に立候補せず 総裁任期満了に伴い首相退任へ
やはり横浜市長選での敗北が致命傷になったんだろうな。自己の延命策で9月解散をしようとしたが周囲から止められた。あと何か画策したんだろうけど二階も幹事長をやめさせられる時点で万事休すだったのかな?
正直野党による政権交代を支持する立場からすれば菅のままでいてほしかったけどね
それにしても面白い現象が本日起きた。
菅が事実上の辞任というだけで株価急上昇が起きた。
前代未聞だ。国民だけでなく経済の方でも菅にやめて欲しかったようだ。まあ安倍より酷いと言われた首相だからだと思う。
さて問題は今後の総裁選と任期満了が近づいているので今後のスケジュールがかなりタイトだということ
ということで9月29日に新総裁が決まる。
ただもう1つ問題がある。
衆議院の任期満了が10月21日
つまり3週間しかない。しかも誰がなっても新しい総裁だから総裁選挙後に総理大臣指名選挙を衆議院選挙を行わなければならない。
つまり菅や自民党があれほど嫌がっていた臨時国会を召集せざるを得ないのだ。
衆院議員の任期満了前で最後の日曜日にあたる10月17日までに衆院選の投開票日を設定するには10月5日までに公示しなければならないが、新総裁選出から1週間ほどしかなく、この間に組閣などを済ませて選挙準備に入るのは難しいー殆ど物理的に不可能に近い。
ただ衆議院任期満了は10月21日だが、満了日の直前に衆議院解散すれば投票日を11月にまで伸ばすことは可能だ。憲法や公選法は衆院解散の日から「40日以内」に衆院選を実施すると定めるためもっとも遅くて最も遅くて11月28日になる。任期満了後の投開票となれば現憲法下で初めてだという。
となると10月初頭に臨時国会開会し会期は長くて2週間余り、その間何ができるのか?せめてコロナ禍に苦しむ国民への給付金を含む補正予算を組んでもらいたいものである。
コロナ禍も収まる気配がいまだなく、これからは時間との闘いも生じるだろう