史上二番目に低い投票率の東京都議選 自公過半数阻止も日本の選挙には深刻な問題が
東京都民でないと直接の関係はないのだが、昨日東京都議選が行われた。
都議選は東京都民のみを対象とした選挙だが、今年中に間違いなく行われる衆議院選挙の前哨戦として位置づけられているためにNHKをはじめ各局が報道した
選挙による各党の勢力図は下図の通り
上記のとおり選挙前の世論調査では自民公明が過半数獲得の勢いと報じられたが終盤に都民ファーストの盛り返しもあり、自民公明過半数という最悪の事態は回避した。
しかし僅か2議席の差とはいえ自民が第1党に復帰したのは気に入らない。また与党で公明党全員当選も気に入らない。
これというのも原因は史上二番目の低投票率である42.39%が原因。これでは組織力のある自民公明がどうしても有利。都民の意識の低さ、思考停止ぶりは深刻と言わざるを得ない。
それにしても毎回のことではあるがなぜこんなにも民主主義の基本で庶民の権利である投票にいかないのだろうか?
・教育?
それもあるかもしれない。日本は制度としての民主主義はあるものの、学校教育として民主主義のための教育、授業というのを行っていない、やっているところもあるかもしれないが、少ない!
自分で物事を考えない、ただ目上の人への服従と周囲への同調。それを骨の髄まで染み込ませる教育をしてきたからかもしれない。
実際「余計なこと」を考えたり教師に口答えする生徒はほぼ例外なく内申とか悪い
・日本人の無責任化?
普通に考えれば真剣に未来の事、今の子供達や未来の子供達の事を考えたら投票しなかったり、「自分一人が投票したところで何も変わらない」といって投票にいかない人間が少なくないのも事実
しかし今回の都議選にこういう例もあった。
わずか6票差で当選か落選か決まったことがある、こういうことは案外地方選で起きやすいがいずれにせよ1票の重みというものはあるのである。
「自分1人くらい投票しなくても何も変わらない」と考える人が、未だに一定数いるようである。しかし実際にここまでアチコチで叫ばれていても、全く動じない「重症患者」が結構いるということ。
日本人の意識改革は絶望的なほど大変である。