オリンピック→万博 あまりに違いすぎる高度成長期と現代ー歴史は繰り返さない
既にご存じの通り「大阪万博」開催が昨日決定した。大阪の誘致委員会は大はしゃぎしているが、
2020年の東京オリンピックの後の大阪万博、いうまでもないが高度成長期の時のパターン
1964 東京オリンピック
1970 大阪万博
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2020 東京オリンピック
2025 大阪万博
だが高度成長期の成長を指せた1960年代とバブルの後の経済低迷からいまだ立ち上がることができない現代では同じ取り合わせでも全く状況が違う。松井知事を始め誘致委員会は「60年代、70年代の夢よもう一度」などと考えているかもしれないが、もしそうだとしたらあまりに能天気をいわざるを得ない
そもそもオリンピックでも万博でもそんなに経済の波及効果が期待できるだろうか?既に東京オリンピックでも異常なほど膨らんだ新国立競技場の金が国民の税金への膨大なツケとなるのはこのままいけばほぼ確実だ。オリンピック委員会のメンバーは額の家賃が必要な建物にオフィスを構え、高額な報酬を取っている。
そして今回の万博、たぶん同じやりかたで運営されるのであろうと推測される。こんなことでは「夢がもう一度来る」どころか、大変な後遺症をもたらしたり、無意味な浪費と、負債を残ス可能性が高いといわざるを得ない。
実際万博に沸いて喜んでいるのは政府系か保守系のメデイアだけでそれ以外の私が良識があると考える人たちの見解はみな批判的だ
もうだいぶ前だが当ブログでもこういう記事を書いた
2年後のオリンピックそして2025年の大阪万博、高度成長期と違い経済の発展力がもはや世界でも最低レベルとなった日本でのこの動きは「後進国」に転落まっしぐらの日本が悪あがきしながら、更に奈落の底に落ちていく
なんかそんな状況を見るような気がする。
次の世代では返しきれない膨大な借金を残し、ハイパーインフレを引き起こしかつて後進国で見たような悲惨な生活ぶりに日本人の大多数が陥る。
そうならないで欲しいが、その可能性が少なくないのを感じるのは私だけであろうか?
高度成長時代の「夢」の繰り返しを期待するのは愚の骨頂、歴史は繰り返さないのだ