国民民主党ー理念なき合同 数合わせのためだけの合流で結局野党第二党にとどまる
いくら大同団結といっても政策や理念が曖昧でただ「旧民主勢力」という理由だけで合同した希望の党と民進党 結果として民進、希望の国会議員計109人のうち、合流したのは62人(衆院39人、参院23人)で、4割余が離脱した。
合流前 合流後
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(14名中3名が民進に復帰そのまま国民党へ) 無所属 衆議院 13名(希)
衆議院 10名(旧民)
参議院 17名
結果衆院で野党第1党の立憲民主党の56人に及ばず、参院は野党第1党ながらも民進の41人から大幅に後退して23名、公明党の25名も下回る結果になった。
こうなるのはやる前からわかっていたのではなかろうか? 全くこれでは何のための合流か、ということだ
理念や政策に関するすり合わせや詳細な詰めも行わずただただ数合わせのための合流。枝野氏の立憲民主党は早くからこの動きに背を向けていた。そしてその態度は正しい。そして政策本位に動くことが支持につながるのはいうまでもない。支持率の調査が近日中に出ると思われるがおそらく国民民主党の支持率は非常に低いものになるだろう。
正直名前もダサい。いくら略して国民民主党を国民党といっても台湾の蒋介石かともいいたくなる。4割も離脱者が出たのはそのためでもないのか
野田、岡田等旧民主党の幹部だった人間は国民民主党に参加せず、立憲民主党と国民民主党を何とか結集するための活動を行う意向だ。スキャンダルまみれの安倍政権が解散に打って出る可能性は私は8割以上あるとみているので、実はそんなに時間はない
今後は前回と違い共産党を含む野党の選挙協力について今から協議する必要があるが、ただ実は1つ大きな問題がある
1、リベラル勢力をバラバラにした前原が国民民主党にとどまっている。今後国民民主党と立憲民主党が何らかの選挙協力を行おうとする際に、妨害工作を行う可能性もある
2.今回の合同で「無所属」になった人たちの今後の動向
たぶん参議院無所属の大半は立憲民主党に入党する可能性が高いと私はみているが、衆議院の無所属の全員が立憲民主党に入るわけではない。既に旧希望の党の長島は一旦無所属になったものの新希望の党に参加する意向を示している。その振り分けが今後どうなるか、だろう
いずれにせよ野党にはいつ起きてもおかしくない解散総選挙をにらんで今から水面下で動いてほしいものである。連休明け、案外解散は早いかもしれないのだ