KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

独裁者誕生の構造ー酷似しているドナルドトランプと大阪維新の橋下

現在アメリカ共和党大統領候補をトップ独走しているミリオネアのドナルドトランプ


歯に衣着せぬ暴論や一見わかりやすいが極めて安易で短絡した見解をばらまき、大衆の喝采を得ているが、さすがに数々の暴論に業を煮やしたホワイトハウスがトランプ候補を批判する声明を発表した

■トランプ氏に「大統領の資格なし」 ホワイトハウスが痛烈批判
http://news.livedoor.com/article/detail/10930015/

ホワイトハウス(White House)は8日、2016年大統領選挙で共和党の指名獲得争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプDonald Trump)氏がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと提案したことを受け、同氏に大統領に就任する資格はないとして、共和党陣営に対しトランプ氏を糾弾するよう呼び掛けた。



ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官は、トランプ氏を「偽物の髪」をまとった「祭りの客引き」で、その選挙運動は「歴史のごみため」レベルだとこき下ろし、同氏の提案は憲法違反だと指摘。その発言を「侮辱的」「有害」などさまざまな言葉で形容しながら、「ドナルド・トランプ氏はきのう(7日)の発言で、大統領への就任資格を失った」と述べた。

アメリカの大統領選なんて、などという人もいるかもしれないが好むと好まざるにかかわらずアメリカの政治は全世界に影響を与える。それに何よりもトランプの発言を見ていて思うのは同じく数々の暴論を次々と流す大阪維新代表の橋下徹を思い浮かべる

この両者 ものすごくよく似ているのだ

現状に不満を抱く一般庶民はこういう痛快な暴論を平気でいう政治家に熱狂する。一見分かり易く見えるが極めて短絡的な暴論、しかしその暴論が痛快で心地よく聞こえるのだ。橋下は東京コンプレックスの塊の大阪人に東京ではなく大阪を日本の中心に、などという言葉で大阪人を熱狂させ、トランプはテロを起すイスラム教徒や移民を一般のイスラム教徒と一色単にして、彼らを排撃する言質をばらまき支持を得る。(そもそも移民排撃で支持を得るのはヨーロッパではネオナチや極右政党の常とう手段だ)

この興像はかつてドイツ国民がヒトラーに熱狂したように、そして現代の日本ではネトウヨ安部晋三を心酔する構造と全く同じ

はっきりいって衆愚政治の見本だ、

演説においては明快さ、聞きやすさ、そして場面設定、って大きな意味がある。オーディエンスをつかむためには必修の条件で、かつてナチスゲッペルスヒトラーの演説の際に絶妙な演出で大衆の支持を得ることに成功した例がある。だから危険なのだ。演説の中身など全く問われない。日常の生活に不満を持っている大衆はその「聞きやすくて心地よい」言葉に酔いしれ煽られる。リテラシーや失礼ながら知性の低い人間ほどこれにそれについていく人が少なくない。日本のいわゆるB層が安部政権を支持する構造と同じである。

いくらなんでも共和党の最終候補までは残らないと信じたいが、橋下が首相になるくらい危険な候補であることは間違いない。

独裁者というのはどこでも生まれてしまうのである。
そしていまだ大多数の国民は信じていないが今日本は明らかなファシストが総理大臣になっているのである。

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