KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

橋下新党、軽減税率ゴマカシー公明党は「安保法制」成立後用済み?

戦争法案は来週には強行採決を行うようだが、創価学会関係者の多くが反対しているにも関わらず公明党の山口代表を始め現在の幹部は全く聞く耳を持たないようだ。昨日も創価学会員が安全保障関連法案に反対する署名を提出するため公明党本部を訪れたが門前払いだったらしい。

■安保法案、創価学会員が白紙撤回求め公明党本部に
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2582263.html 

愛知県に住む天野達志さん(51)は、安全保障関連法案の白紙撤回を求めるおよそ9000人分の署名を山口代表に手渡すため、8日午後、公明党本部を訪れました。しかし、山口代表に直接手渡すことができなかったことから署名を持ち帰り、9日に再び党本部を訪れ手渡したいとしています。



 天野さんは「このままでは、応援できない。目を覚まして、私たちの声を聞いて」と法案に反対するよう訴えています。(08日18:26)

一方、公明党が公約としている「軽減税率」は自民党及び財務省の包囲網にてその公約の実現が危ぶまれている、いや実質不可能になっている。

■公明外しが始まった!!
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1534956.html

★7日、公明党代表山口那津男は、昨年の選挙公約にも掲げた17年4月の消費税10%引き上げ時に、生活必需品などを軸に軽減税率導入を同党が強く求めて国民に訴えてきたが、財務省が消費税率引き上げに伴う低所得者対策として飲食料品の負担増分を還付する仕組みを検討していることに関し不快感をにじませた。「そもそも政府の考えが説明されていない。説明を求めたい」としたが、明らかに公明党との協議を進めながらの自民党財務省の公明外しだ。



 ★公明党関係者が言う。「この6月まで、軽減税率の品目調整など含め、自公協議を続けてきたが、ストップしている。確かに品目の扱いは複雑で購入する消費者の複雑さもさることながら、仕入れ業者の値付けなども細かくて煩雑だ。しかし、党としての公約で自公政権としても合意している。消費税値上げとパックで議論してきたものをこんな風にほごにされるのは心外だ」。

そして昨日は結果として「マイナンバー」と抱き合わせで「消費税還付」という形で自公は決着したと報じられたが、これって到底「公約を守った」とはいえないのではないか?

14年に消費税率を5%から8%に引き上げたのに伴い、政府は低所得者向けに一律6千円(15年度)を配る「簡素な給付措置」を設けた。財務省は3%幅の消費増税で6千円を給付したことを念頭に、2%幅の増税時の還付の上限を「4千円」とすることを議論の出発点とする。1人年20万円の飲食料品を買った時に受け取る額に相当する。

なぜ「公約実現」とならないか?

1.まず今回の「還付制度」が永続的に続くとはどこにも書いていない。制度として低所得者に配慮したとはいえない。(政府がやめようと思えばいつでもやめられる)



2.そもそも公明党が主張するような「消費税の不公平感」という基本的な問題が何も解決されていない。払う方からすれば「従来と同じ」感はぬぐえない

ちなみに私はアメリカ生活長いのでいうがアメリカでは品目で明確に消費税の税率が分かれている。スーパーで売る食料品は(アメリカ生活がだいぶ前の話なので今何%かわからないが)税率が低く抑えられ宝石や高級品は20%を超える税率だったように記憶している。アメリカのような日本人から見ればイライラするような大ざっぱな国にそれができて日本にできない、という理由がわからない。

そもそも消費税というものがなぜこんなに日本で抵抗感があるかというと所得に関係なく全員が同じ税率(しかも品目に関係なく)というのが不公平感を増しているためである。生活に最低限必要なものは低く、逆にぜいたく品は高いということにすれば不公平感を薄くする効果は確実にある。実際欧米ではこのため消費税に対する抵抗感は少なくとも日本よりはかなり低い。

そのためこんな小手先の合意で「公約実現」などともしえらそうに公明党の山口が主張するようであれば、これは国民をバカにした方策である。これはとてもじゃないが公約を果たしたとはいえない。

お人よしの公明党。政権にしがみつきたいばかりに何でもありの状況だがそんな悠長なことを果たしていっていられるのか?

先日維新の会が分裂して「政界を引退したはずの」橋下を党首に「大阪維新の会」という新党が結成されたが、どう見ても安部政権の補完勢力にしか見えない新党がこの時期に結成された点、さらに以前橋下が例の「大阪都構想」の時に安倍に呼ばれて喜んで官邸詣でした点を考えるとどうも胡散臭い。元々同類といっていい二人が何か盟約をあらかじめ結んでいた、と考える方が自然である。

ひとことでいえば公明党は安保法制(戦争法案)が成立すれば用済みで連立を斬られる可能性大である。

そしてその後釜に橋下新党が入り、ただでさえ右翼的な性格が余計に右翼的な完璧な右翼政権の誕生となる

お人よしの公明党は党是を変え支持母体からも見捨てられ、戦争法案の後に切り捨てられる。軽減税率など自民党はハナから応じるつもりはなく今回のようなマイナンバー」との抱き合わせによるゴマカシで「公約実現」などという支持者をバカにしたとしか思えない政策を取る。

連立追放後選挙では軽減税率の公約も実現できず、支持母体の創価学会の支持ももはや得られず次の選挙では消滅する運命にある。公明党は利用に利用されつくしてつぶされる筋書きが最初からあったとみるべきだろう。そのことにまだ公明党が気が付かないとしたら本当に愚かな政党と言わざるを得ない


全てはこの男の筋書き通りに進んでいる。いまだにそのことに気が付かない公明党

だが少なくとも山口代表を始めとする公明党幹部は聞く耳を持っていないようである

■学会員「安保撤回」の署名提出 公明党「会うことはない」
http://tanakaryusaku.jp/2015/09/00011941

戦争法案成立後にお払い箱にされ、気が付いたら支持者も離れ公約実現もゴマカシに終わる。戦争法案賛成してしまった後はもはや取り返しがつかない、
気が付いたら自分の支持者は誰もいなくなっていた..

その時に「仏罰がおりた」と気がついてももはや手遅れなのだがな

実に愚かな政党だ

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