KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

消費税増税前夜の駆け込み需要狂想曲

今日は年度最後の日。

いつも年度最後の日は一年の中でも一番大変な日だけど今年は特に大変だ。

ご存じの通り消費税増税に伴いいろんな作業が発生する。

私の会社も曲りなりに実はショップページがある。自社製品の販売もしているのだがこんなサイトでも時々注文は来る。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/product.htm

もうそんなに積極的に展開はしていないけどね。
EC(E-commerce 一時流行ったでしょ?この言葉)は本当に「ついでに」やっているという感じ

そして今日中に5%表示から8%表示に変えないといけない
結構大変な作業だ。

今その消費税増税の前夜のかけこみ需要が殺到しているが

私に言わせれば全く無駄な行為だ。
実は店側は駆け込み需要を想定して実は普段より高い価格に設定している。
例えば4月から環境税を含め1リットルあたり5円値上がりするガソリンだが消費税増税前夜で既に増税後なみの価格に上がっている

私も読んで納得したがこんな記事がある。

■消費税増税前の“駆け込み買い”はトクなのか?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130221/1047609/?ST=life&P=1

 まず認識しておきたいのは、「どうせ買うなら消費税率が上がる前が得」と考えるのは早計ということだ。最終的な支払額は増税以外の要因によっても変わってくるため、「増税後に購入したほうが安上がりだった」ということも十分起こり得る。


 支払額の増減に関わる要因として第一に挙げられるのが、「駆け込み」に伴う需要の変化だ。一般に、需要が増えて「売り手市場」になれば価格には上昇圧力が働く。逆に需要が落ち込んで「買い手市場」となれば、価格は下がりやすくなる。


 実際、消費税が3%から5%へと2ポイント引き上げられた97年には、増税前に「駆け込み需要」が発生した。特に自動車、家電製品などの耐久財や住宅ではその傾向が顕著で、そのぶん、増税後の反動による需要減も大きかった(下のグラフ参照)。

そうみんな3%アップのところしか見ていないが、実際には需要供給の関係で普段より価格がアップしているのだ。つまりどの商品も価格が高めに設定されている。


ある意味この「駆け込み需要」という奴は一種のパニック買いということもできる。

逆に4月以降は増税で購買意欲が下がっているだろうから逆に普段より価格が下がっている場合が少なくない。結果的に8%に消費税がアップしても増税前より税込購買価格が下がる場合も少なくないのだ。

つまり消費税はあまり騒いでも無駄。ということだ。

ちょっと考えればわかること。

日本人というのはロジック(理屈)で動くのではなくイメージで動くという典型的な例ではないだろうか?

とはいえ最終的には増税で出費が多くなるのは避けられない。
しかし決してそれに対してパニックになるのではなく冷静に価格を見ながら「賢い消費者」になることが重要ではないだろうか?

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