平清盛ー源平の御曹司 鳥羽上皇の逆襲
平清盛第三回放送の「源平の御曹司」見ました。清盛生涯のライバル源義朝との出会い。最後のナレーションのように源義朝というライバルの存在あってこそ平清盛が存在した。これは確かでしょうね。
さて「物の怪」の白河上皇が亡くなり今までさんざん虐げられてきた鳥羽上皇が復讐をするがごとく白河色を配してきます。
その最たるものが天皇の歴史上最も悲劇的な生涯を送った一人である崇徳天皇の強制譲位で、白河天皇と藤原璋子(待賢門院)の不義密通の子として生涯疎んじられてしまい、これが結局のちの保元の乱の原因となります。
まあ言葉は悪いですが確かに鳥羽上皇からすれば自分のジジイの食い散らかして唾液までついている食い物をむりやり食べさせられてきたわけで、そりゃ感情的になる気持ちもわからないではないですが積年の恨みをこの時ぞとばかりにはらそうとします。
結局この天皇家内の対立が平安の世(それもかなりよどんだ世)を終わらすことになり、強いては天皇家の力そのものの衰退に繋がっていきます。
このあと鳥羽上皇は自分の寵愛する藤原得子(美福門院)の子を近衛天皇として即位させますが若くして崩御してしまいます。そこで出てくるのは後の世に白河上皇に勝るとも劣らない怪帝となる後白河天皇です。
鳥羽上皇は最初後白河に天皇を譲位するのを嫌がったようですが(母は崇徳天皇と同じ璋子(待賢門院)やはり後白河天皇はなんとなく白河上皇に面影が似ていたからではないかと勝手に想像するものでありますが皆さんはどう思われますか?