KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

統一地方選ー感情よりも冷静な目で投票を

明日は統一地方選挙の後半戦の市議会(区議会)選挙である。

私の住んでいる多摩市は市議会だが、市議会の場合知事選挙や国政選挙とはかなり趣が違い地元の商工会、法人会といった「しがらみ」も絡んでくる。若い頃はそんなに意に介さなかったが、地元の中小企業関連のつきあいとかを始めると嫌でもそういったものがからんでくる。

うちの娘と同級生に市議会議員の娘がいるし、商工会や法人会の会合でも嫌がうえでも自分の支持政党ではない市会議員とのつきあいとか出てくる。

もともと市議会(区議会あるい町議会)というのは政治のピラミッドの中の最下層であり、今問題になっている原発とか安全保障の問題とか、国の重要課題というよりは地元の町おこしとか、地元の生活に密着した政策についての話しとなる。だから自民党だろうが公明党だろうが共産党だろうが、そうした地元民とのつきあいで一番活躍した人間が入りやすい。

とはいえ、先日の都知事選挙を見てやはり1つ気になる点がある。

それは最近の原発問題、あるいは震災に対する政府の対応に対する批判の「イメージ」感情論が、政策に対する冷静な判断の妨げになっているのではないか、という点である。

先日圧勝して四選した石原都知事は筋金入りの原発推進論者であることは過去の政策やこの人物の発言で明らかである。都知事選挙ではあえてそれを筝点にすることを避けたが、福島原発であれほど問題になっている現状を見ても、どうも票が「イメージ」感情論だけで石原氏に票がなだれこんだとしか思えないのだ。しかしこの選択で本当によかったのか、もう一度冷静になって考えてみる必要がある。

民主党の体たらくを見て、また自民党に戻そうという動きがかなり強いようである。だが原発問題が福島であれだけ起きている現状を見て、一方で自民党議員の大多数が原発推進論者であるという現実は認識すべきであろう。(少なくても今まではそうだ)
「イメージ」感情論に惑わされることなく、これからの日本社会、地元社会にとって何が有効か、ということを冷静になって考えて投票することを強く勧めたい。

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