KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

mixi「登録制」に移行してからの惨状

このブログでも書いたがmixiが従来の「招待制」から「登録制」に今年の3月1日に移行したのは周知のことだと思う

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20100228

実はmixiでは有名な「荒らし屋」が何人かいる。中には自称ミュージシャンと称してコミュに募集記事を書き応募者に暴言や嫌がらせを繰り返す輩、そして募集記事を書く人間に信じられないほどしつこく粘着する輩等、絡まれるとめんどくさいのでHN等はここでは触れないがまあmixiの質を見事にまで下げてくれる連中だ。

いずれも頭がおかしい連中で相手にするのも馬鹿馬鹿しいが、問題はいずれもアカウントが削除されてもまた新たにアカウントを取り、同じ行為を繰り返しているという点。1ユーザーとしてははっきりいって迷惑千万である。

mixiの笠原社長は携帯の認証を行なうから悪質ユーザーが増える心配はないと以前C net Japanにて発言している。

ミクシィ笠原社長に聞く、mixiが登録制に移行したワケ
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20384383-2,00.htm

だが結果としてこうした有名な「荒らし屋」が何度アカウントを削除されようがまた新たなアカウントを獲得して「荒らし」行為を繰り返す。上記の人間など一体いくつ携帯を持っているのかわからないほど携帯を多くもっていることがわかっている。これじゃ1つくらい削除されても痛くもかゆくもないだろう。結局アカウント削除しても再度アカウント獲得→アカウント削除のイタチごっこが半永久的に続くことになる。

私が危惧していたのはまさにこの点である。そして残念ながら懸念していたとおりの事態になった。笠原社長の見通しは見事にはずれたといわざるを得ない。

理論的には携帯などいくつでも持てるし、ある携帯を通してアカウントを削除されても別の携帯での認証でアカウントを獲得すればいい話だ。確かに会員の裾野は広がったかもしれないがmixiが悪質業者による確実なマーケットになってしまったことをこの事実は測らずも証明してしまっている。
mixiの黎明期から参加していた人間としては極めて残念である。

そしてmixiの有効なコミュニケーションツールであった各種「コミュニテイ」もかなり詐欺的な募集が多くなった。最近はそれを察してか募集しても応募者が少なくなっているという。

勿論全ての募集が詐欺ではない。少ないが有益なものもある。しかし有益なものと詐欺的なものの区別は難しい。だから私なりにガイドラインをもうけている。

ちなみに私なりのガイドラインは以下のとおりである。

1.募集者にホームページや募集する会社、人間等の詳細な表記(所在地、連絡先等)が明確に記載されているかどうか

2.募集する会社のホームページの内容が信頼できるものかどうか

3.募集する会社がそれなりの実績がある会社かどうか。

問題はいつまで「詐欺的でない」募集記事が掲載されるかどうか、だ。そう遠くないうちにmixiが有効なツールでなくなる時期が来るかもしれない

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