KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

危険な暇人ネトウヨからネットという玩具(凶器)を取り上げるべき

トーカーに関してだが小金井市、うちから目と鼻の先の場所で痛ましい事件が起きてしまった。犯人は被害者の冨田真由さん(20)のブログやツイッターに執拗な書き込みをして、ストーカー行為と一方的な好意による妄想がふくらみついには刺傷事件にまで発展してしまった。非常に残念な事件である。

この事件には警察の対応も批判されている。ストーカー相談ではなく、一般相談として扱い、冨田さん本人の通報も冨田さんの位置を確認せず警察はとんちんかんな対応した。警察が現場に適切に対応していたならば防ぐことができた事件かもしれない。ストーカー防止法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)が施行されたにもかかわらず、どうもストーカー対策は日本の警察は後手後手にまわりがちか、もしくはストーカーの防止にどうしても消極的に見えてしまうのが問題である。


いずれにせよ、犯人の岩崎容疑者は冨田さんだけでなく他のアイドル女性にも同様な行為を働いた模様だが、熊本地震でのタレントの奉仕活動に難くせをつけてタレントを攻撃する輩等、やはりネット時代に入って「頭のおかしい輩」の行動がやたらに目立ってしまう、そして今回のように社会に対してきわめて有害または危険の行動に出ている、という状況を「ネットの自由」を名目に放置するのはいかがなものか、とも思う。

岩崎容疑者のような頭のおかしい人物はネットにまだわんさかいると考えていい。特に最近は「模倣犯」のようなことをやりかねないバカもいる。私などはイベントをこれから主催する立場にもなっており、女性アーチストに対してストーカー行為をするバカからのセキュリテイというのも考えないと同じような事件がまだまだ起きる可能性が大である。

だいたいストーカー行為やネットでのアイドル、女性アーチストのストーカー行為を行う輩は以下のような傾向がある。

1.情報の殆どをネットに依存しており。リアルな体験が極端に不足している。twitterを始めソーシャルネットは活発でもリアルなコミュニケーション能力は極端に不足している。

2.基本的に暇人である。でなければブログやソーシャルネットに執拗な書き込みなどしない。多くはニート、フリーター、つまり無職の輩だ、

3.精神的に幼い。リアルな体験が少ないだけでなく、精神年齢はアダルトチルドレン以下である

この場合ネトウヨは必ずしも「暇人」の範疇には入らないかもしれない。日常では一見「普通の人」に見える場合もあるからだ。

そのような人間がネットでの有名人の行為に難くせをつけ誹謗中傷や攻撃を行って「憂さ晴らし」をしたり、今回のようにタレントや女性への「ストーカー行為」を働いて、社会に極めて有害な悪影響を与えているという現実だ。

一体いつまでこんなことを放置しておくのか?

私はネット社会、IT企業とかが行った最大の過ちはこのような有害な「社会の暇人」にインターネットという「凶器」を与えてしまった点だと思う。彼らは情報化社会にとって百害あって一利ない人間であり、と同時にネットの情報の質を大いに下げることに貢献している。

こういう連中を「ネットの自由を守る」ことを名目に放置するのは「ネットの情報の信頼性、セキュリテイ」を危機的な状況に追いやることを意味している、

少なくともIT企業に提言したいのは

1.荒らし、スパム、嫌がらせ、誹謗中傷その他ネット110番で通報された者のIPアドレスを業界で共有し、ブラックリストを作る



2.ブラックリストIPアドレスの契約者を契約解除もしくは再契約できないように、プロバイダーやレンタルサーバー屋がすぐチェックできるようにする



3.ブラックリストの対象者が犯罪活動を行った場合に警察がブラックリストにIT業界関係者立ち会いの元アクセス可能にする

これはIT業界が本当にやる気になれば国家権力の介入なしに可能なことである。このようなことが国家権力が介入すれば特に安部政権のようなファシスト的体質を持った政権はネットの言論封殺の都合のいい口実を与えることになる。これは絶対に避けなければならない

IT業界というのは「ネット使用」に関する制限に対しては極めて消極的なことは知られている。

だが以前。「ネットの自由放任」の方針に固執して没落した有名な例があることをご存じだろうか?
かつてはFacebooktwitterをしのぎ日本国内で圧倒的なシェアを誇ったmixiというソーシャルネットだ。

黎明期は非常に有益なネットのツールとしてかなり重宝したものの、ターニングポイントは紹介制から登録制にしてから、2009-2011年は「荒らし」「スパム」のオンパレードでコミュニテイや日記の炎上状態が頻発した。なかにはかなり悪質な誹謗中傷や「荒らし」行為もあったが、当時のmixiの社長は「自由放任」という方針にこだわり、このような「ネットの暇人」の炎上行為に対する取り締まりに消極的であった。少なくとも消極的に見えた。
 それがユーザー、とりわけ黎明期からの古参ユーザーの失望、大量離反をまねき、今や見る影もない状態。残念ながらmixiがかつてのようなSNSに戻ることはもうないだろう。

これが「ネットの自由放任」という方針にこだわった場合の末路である。mixiは一ソーシャルネットだが、今のネットのバカ暇人が引き起こす攻撃を放置すればネット全体がmixiの二の舞になりかねない。

ネットの暇人、頭のおかしいバカどもの行動はもはやこれ以上看過できないところまで来たといっていいだろう。

是非とも業界のブラックリスト共有、ということをご検討いただき、今回のような痛ましい事件が起きる背景自体を事前に防止する必要性を声を大にしていいたい

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