海外から帰国し日本はキャッシュレスもペーパーレスもなかなか進まない見通しであることを実感
10連休の影響。 海外から帰国してキャッシュが不足したので止むにやまれず手数料覚悟で金をおろす。たまたま現金を引き出せたが現金切れのATMも多数あった。こんなの初めて見た
日本はやはり外国と違いクレジットカードが使える所がまだまだ少ない。そのため外国で生活する場合と違い現金を使う機会が多くなりこういうことが起きる。
日本にキャッシュレスがなかなか進まない理由の1つに治安の良さがある。そもそも欧米でクレジットカードが進んだのは現金を持っていると盗まれる可能性が小さくないからである。一方治安のいい日本はそういうことは少ない(同じくドイツも治安がいいところなので逆にキャッシュレスが日本同様進んでいない)そのこと自体は決して悪いことではない。
また年配者で海外生活の経験がない人の間にはクレジットカードに対する抵抗感は根強い。年配者はSuicaやPasmoもなかなか使いたがらない傾向があり、まあ新しいものに対する抵抗感が強い、ということなのだろう
日本とドイツのように治安のいい所はキャッシュレスはなかなか進まない、ということだがこれが果たしていいことなのか、悪いことなのかは議論が別れるところかもしれない
同様にビジネスの上でのペーパーレスも日本ではなかなか進んでいない。請求書、見積り書をPDFで送っても「用紙」で再送付することを要求されることも多い。(面白いことに大会社ほどこの傾向が強い)
メールだと「わかり辛い(????)からFaxで送ってくれ」などといわれることも少なくない。政府はペーパーレス、キャッシュレスを推進しようとしているようだが、肝心の会社関係でなかなか進まない原因がここにある。
ひとことでいえば経済関係者は高齢者が多いせいか掛け声とは裏腹にペーパーレス、キャッシュレスに抵抗感がある人間が少なくないためだろう。(どうも大会社の経理会計関係者にPDF電子化に対する抵抗感を示す人間も少なくないことも原因らしい)
私個人はキャッシュレスはともかくビジネスの上でのペーパーレスは推進すべきと考える。特に請求書をPdfでメール送信した方が断然早いし何よりも郵便代がかからない。コスト減からもPDFによるインボイス(請求書)送付が当たり前にならないと日本はIT化で大きく海外で後れをとることになる。(既に海外でインボイスのPdfのやりとりは完全に当たり前になっている)
日本ではキャッシュレスもペーパーレスもなかなか進まない見通しだ。