KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

アメリカFCCネットの中立性撤廃によるインターネットの危機、これによってネット黎明期の「理想」は全て崩壊する

一応年始で比較的時間がある時、

こういう時にさまざまな思索をめぐらし今年の活動に備えるということをやっておかねばならない。

さてインターネットも普及してから20年、「ネット黎明期」なる言葉もウエブのあちこちに見ることができたが、昨今のネットの状況が「ネット黎明期」に飛び交った理想論

1.ネット時代に全ての人が賢くなり文書読解力も上がり、人類は賢くなる ⇒ 

2.  インターネットは全てのメデイアを凌駕し、圧倒的な影響力を持ち続ける⇒ 

3.  インターネットさえあればいずれリアルなメデイアは不要になる⇒ 

4.  インターネットでは全ての人が平等である ⇒ 今のところは事実.

5 インターネットで全ての人が自由である ⇒ 今のところは事実.

上記の1、については以下の記事を参照されたい

IT起業家が口に出せない「こんなはずじゃなかった」ネットの惨状

kyojiohno.hatenadiary.com

■インターネットが生んだ「無関心」の風潮ー私は今日本社会に蔓延する「無関心病」と闘う

kyojiohno.hatenadiary.com

2,3については別のブログサイトだが以下のサイトを参照されたい

■新春コラムーデジタルミュージックの時代で音楽が売れなくなったではない。コンテンツのビジネスモデルが根本から変質したのが理由(長文注意)

Kyojiの音楽ひとりごと: 新春コラムーデジタルミュージックの時代で音楽が売れなくなったではない。コンテンツのビジネスモデルが根本から変質したのが理由(長文注意)

 

インターネットはリアルに殆ど影響をもたらさない補完メデイア 音楽コンテンツビジネスとしての可能性もたいしたことなし

Kyojiの音楽ひとりごと: インターネットはリアルに殆ど影響をもたらさない補完メデイア 音楽コンテンツビジネスとしての可能性もたいしたことなし

いずれの記事でだいたい私の見解を述べているので詳細はここでは割愛させていただく

さて、問題は4、と5がトランプ政権が押し進める「ネットの中立性撤廃」によるこのままいけば今のところは事実.に変わる可能性が出てきたのだ

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ネット中立性廃止について記者会見するFCCのパイ委員長(14日、ワシントン)

トランプ政権は例の「オバマケア」だけでなくあらゆることでオバマ政権とは真逆の政策を推し進めているがこの「ネット中立性」が撤廃されるとどういうことになるか。これはネットユーザーに深刻な影響をもたらす。なぜならこれによって、通信会社が特定のコンテンツの配信速度を遅くしたり、早くしたりすることが可能になる。

たとえば、あるオンラインゲームの動きは遅いのに、別のゲームは速いとか、これまで見てきた映像のストリーミングサービスの利用料金が上がるという事態になる。わかりやすくいえば高速道路を通行させるのに、金持ちの車は優先して高速車線に導き、貧乏人の車は低速車線しか走れない。金持ちは、高い料金を払うことができるので優遇されるが、そんなカネのない車は混み合った車線で渋滞に巻き込まれる、そんな「ネット上」の格差が生じてしまうのだ。

客観的にみれば資金力で劣る新興ネット企業が大手との競争で不利になるほか、お金を払える人だけが高速回線を使えて低所得者が不利になっていく。当然ながらネットユーザーに不公平さが生じ、ネットの自由、平等はもはや完全な夢物語となる

トランプ政権はかねてからアマゾン、Facebooktwitter、ネットフリックスといった新興企業を目の敵にしている傾向があり、今回の「ネット中立性」撤廃もそれらの企業を狙い撃ちにした政策の可能性もある。

日本にも影響の可能性大? 

当然日本にも影響が出てくる可能性大だ。日本にもアマゾン、Facebookが普及しているし、何よりもまして徹底的にアメリカ追従の政策をとる安部政権、日本のネット企業(楽天とかソフトバンクとか)にもトランプが同等の政策をとれと内政干渉してきたらあっさり従う可能性がある。

勿論これはおそらく訴訟沙汰にまで発展すると思われるが、いずれにせよここまで発展してきたインターネットの発展は停滞を余儀なくされる可能性が高い

とにかくトランプを早く政権の座から引きずり落とすしかない。世界情勢もトランプによって非常に危険な状態になっているし

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