KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

笑止千万な政府のミサイル避難方法と諸々

金曜日に政府から「ミサイル避難方法」なるものが発表されたが、まあはっきりいって国民をバカにしているのか、とも言いたくなるような内容だった。

■国民保護ポータルサイト
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/hogo_manual.html

着弾の可能性がある場合、頑丈な建物や地下街に避難し、建物がない場所では物陰に隠れて地面に伏せるよう要請。屋内にいる時は、窓から離れることを求めているけど、なんか昔「アトミックカフェ」というドキュメンタリー映画があったけど、なんかそれを思い出した。(笑)核爆弾が落ちてきたらみんなで伏せて爆風を防ぐなんていうブラックコメデイのような映像があったけど、このコメントを見ると殆どそれとあまりに同じなので苦笑してしまった。よほど政府は国民をバカだと思っているらしい

実際核ミサイルが飛んできたら地面に伏せてもただ焼かれるのを待つだけで、屋内にいても家とともに焼かれるだけ、本当に安全な場所は東京都内の地下鉄の駅くらいしかない。メトロの永田町の駅や大江戸線六本木駅なら避難所になるだろうが。

だが地下鉄網が発達している都内ならともかく、住宅地などに落ちてきたらもはや防ぐ術などない。
実際に核弾頭付きのミサイルが頭上に落ちてきたらもう諦めるしかない。残念ながらそれが真実だ。

今回の一連の事態についてテレビのワイドショーを始め、ネットでも専門家でもないのに専門家顔してコメントしている輩が多いので、そういう人間と同類に見られるのは心外なのでその手のコメントはなるべく書かないようにしているが、そうはいっても「本当にミサイルが飛んでくるのか? 飛んできたらどうしよう」と考えるのも自然な反応かもしれない。

いろんな記事があるが、やはり軍事アナリストの小川和久氏の分析が一番納得できるような気がする
■ 北朝鮮危機は金正恩の「怯え」が原因だった米国のメッセージで彼が感じる「命の危険」
http://toyokeizai.net/articles/-/168121

実際長年の盟友だった中国が北朝鮮の度重なる核実験やミサイル実験に激怒し、保護下にあった正恩の兄正男の暗殺で中国の顔をつぶされた関係で完全に北朝鮮と袂をわかちアメリカに協力している事態は北朝鮮にとって悪夢でしかないはずだ。今北朝鮮はロシアに近づいているようだが、実際全面戦争になった場合ロシアが北朝鮮のために命をかけるとは到底思えないので、北朝鮮は韓国、アメリカ、そして実質的に中国と四面楚歌となり北朝鮮には万に一つの勝ち目はない。だが実際に全面戦争になったら在韓や在日の米軍を始めとりわけ韓国に甚大な被害が及ぶので全面戦争はあまりにリスクが高すぎる。そのためそういう事態は可能な限り避けると思うのが普通の発想だ。

となると、ささやかれている金正恩暗殺作戦か? 中国にとってももはや金正恩は邪魔者でしかないので米中韓が協力すれば不可能ではないかもしれない

最近の北朝鮮の舌戦は凄まじく、韓国や日本を灰にするとか今まで以上に息巻いているのは私にはある意味、臆病な犬が強い犬に吠え立てている状況と同じように見えるし、次の中国に向けた声明などは私には北朝鮮の悲鳴に聞こえる。つまり「何でアメリカに味方するの?」と中国に泣きついているようなのだ。

北朝鮮メディアが米に同調する中国に異例の警告「破局的な結果も」
http://news.livedoor.com/article/detail/12971106/

一番怖いのは北朝鮮が窮鼠猫をかむ、ではないけど追い詰められ過ぎて破れかぶれになって攻撃してくることだ。だからアメリカも韓国も過剰に北朝鮮を追い詰めず、そろそろ「落としどころ」を探してほしいのだが、今回は1994年の北朝鮮危機のように収まるかは何ともわからない

いずれにせよ弾道ミサイルが日本に飛んでこないように祈るばかりである。