トランプ当選でアメリカでヘイトクライム多発ーどこかで見た光景
トランプのまさかの大統領選勝利
外国人や女性差別の表現を繰り返してきたトランプだが、やはり懸念していた事態がアメリカで多発している。
マイノリティへのヘイトクライムが全米各地で勃発
女性たちが、肉体的な被害を受けたり、ヘイトスピーチで蔑まれたり、民族主義的な落書きの標的とされたりしたという、
■トランプ氏勝利後、数え切れないほどのヘイトクライムが全米に広がる
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/11/hate-since-trump-win_n_12921794.html
トランプが当選した時にご存じの通りレデイ―ガガが抗議したことを始め全米各地でトランプ当選に対する抗議活動が勃発した。
それは上記のような事態がアメリカで当たり前のように怒ることを恐れたためであるが、懸念していた事態が発生してしまった。
我々日本人からみてもこの光景、どこかでみたことがある、と思ったはずだ。
そう民主党政権が崩壊した時に、右翼的な安部政権を始め在特会を中心としたヘイトスピーチがもりあがり、在日韓国人、朝鮮人を始め外国人に対する嫌がらせが頻発した。
あの時の雰囲気に今のアメリカはそっくりである。いや、ある意味もっと酷いかもしれない。
バラクオバマという史上初のアフリカ系の大統領が誕生し、8年間「オバマケア」を始め歴代のアメリカ政権の中ではもっともリベラルな政策を行ってきた。
その揺り戻しがこういう形で出てしまったのだ。まさに日本のリベラルだった(はず)の民主党政権が崩壊してから揺り戻しで極右の安倍政権が誕生した、あの状況と同じである。
あれから4年近く、日本のリベラル勢力は混迷を深め一向に安部政権に対して一矢すら報いきれずにいる。ますます弱体化していくばかりで先行きは暗いといわざるを得ない。
アメリカも同様な事態に陥らないことを祈る。
アメリカも日本もファシストが実権を握る政権になってしまった。日本人は大半がそういう事態に無関心である。だがアメリカ人は日本人と違い、こうした事態をひっくり返すだけのパワーがあることを祈る。
4年先の世界情勢が酷い状況でないことを切に願ってやまない