KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

二重国籍と時代錯誤の「純血主義」に固執する産経とネトウヨたち

個人的には実にバカバカしい騒ぎだと思っている。

断っておくが別に私は蓮舫氏の支持者ではないし、今の民進党の支持者ではない。だがこの大騒ぎの背景には明らかにレイシズムと時代錯誤の「純血主義」を背景にしているように感じるためあえてこの記事を投稿する。


産経新聞アゴラが問題視した蓮舫氏の「二重国籍」。政治家の資質というけれど……
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00010000-bfj-pol&p=1

確かに日本には「国籍唯一の原則」という原則がある。

その原則をたてにネトウヨと産経がまるで鬼の首を取ったように大騒ぎしている。記事では、蓮舫氏が台湾籍を抜いた時期が明らかではないとして、「二重国籍であるとの疑問が解消できない」と指摘しているが、この理屈でいえば、例えばアメリカのオバマ大統領だって「二重国籍」の可能性がある(アメリカとケニアだ)だがアメリカでこれを問題視する人は皆無である。

また上記の記事にも書いてあるように参議院調査室が議員向けに発行している雑誌「立法と調査」(2009年8月号)に掲載された論文によると、2008年時点で、日本には53〜58万人の二重国籍者がいるとのデータもある。年々増加しているという。

そしてこんな指摘もしている。

国際間の人の移動の増加は、我が国においても例外ではない。毎年、多くの外国人が来日しており、また、米国等の生地主義を採用する国において勤務する日本人も多数存在し、それに伴い、重国籍者の数は、年々増加する傾向にある。



このような状況は、我が国の国籍法が採用している国籍唯一の原則が十分には機能しなくなってきていることを意味し、国籍立法の理念と現実との間のかい離が大きくなっていると言えるのではないか。

実際今世界は「グローバル化」しており実は世界では二重国籍を認める国も多い。アメリカやロシア、イギリスなど、それぞれの国によって細かい条件などは異なるが、二重国籍を、当たり前の権利として認めている国は多い。

また2000年に発効した「国籍に関するヨーロッパ条約」では、出生や婚姻などによる二重国籍を認めるよう定めている。

だから寧ろ「国籍唯一の原則」などというのはグローバル化に反する原則といっても過言ではない。寧ろ見直しを検討する必要があると思う

それに仮に二重国籍であったとしても、蓮舫氏は長い間代議士を勤めておりそれが今後の政策がそれと関係するとは思えない。政治家の資質云々というのはいささかおおげさだ、

そもそも今回の蓮舫叩きはなんか胡散臭い背景がある。

明らかに「国籍唯一の原則」をたてに次期民進党党首の呼び声が高い蓮舫氏を攻撃して民進党での党首当選をできれば阻止したい、という思惑があるようにも思う。

そして台湾の血が入っている蓮舫氏を「国籍唯一の原則」をたてに叩き、そして在特会を始めネトウヨもそれに便乗して叩くだろう(実際その通りのことがおきている)という姑息な思惑が感じられる。これは明らかに明確に日本国籍を有している人蓮舫氏へのレイシズムを背景とした不当な攻撃といわざるを得ない。

実際これを利用して鬼の首を取ったように正義の味方顔して叩いているネトウヨをみると、本当にみっともない。日本人の恥さらしといわざるを得ない

まあさすが、ヘイトスピーチを奨励する産経グループの記事だ

ネトウヨによるネトウヨのためのメデイアである

いい加減こんな新聞をマスメデイアの一つとみるのはやめた方がいいのではないか?

グローバル化がどんどん進む現代に時代錯誤な「純血主義」をかかげ、純血でない人間を叩く、−ヘイトスピーチを奨励している行為と同じ

そんな新聞に明日などない。