ここまでいうか! もはや戦前のメンタリテイの産経新聞コラム
産経新聞は読売新聞と並ぶ保守系の新聞であり、そのためよく「自民党の機関紙」などとも揶揄されるわけだが、
しかし昨日の産経新聞のコラム記事を見るともはや保守どころか戦前の軍国主義のメンタリテイを持っている新聞と言わざるを得ない。
このコラム記事は正直目を疑った。
ここまでいうか、と思った。背筋が凍った
このコラムは戦後の日本の「戦争放棄」の精神、平和主義そのものを否定する記事である。
仮に仇を取ってやらねば…というのが近親者としてありがち(「当たり前」と言い切る時点で既に抵抗がある)な感情としても、普通はそこで止まるものだろう。仇討ちのため、復讐は当然というのならこれはヤクザの論理と同じでありそもそも法治国家の発想ではない。
産経新聞は安部政権の改憲論を支持し、徴兵制も後押ししている新聞であることは知られているが、これで「殺害された二人のために復讐戦をせよ」などと堂々と論じること自体、平和主義そのものの否定である。そもそも戦前の「日清戦争」も最初は「中国国内の国民保護」という名分の元で始まったことを知らぬはずはあるまい。それを知った上で自衛隊に復讐戦で中東に行けなどと堂々という新聞は軍国主義だけでなくファシストの精神を持った新聞と言わざるを得ない。
これを見ると産経新聞は自民党の機関紙というよりは本質的には「産経新聞は安部晋三の機関紙」と思われても仕方あるまい。
これを機会に日本を戦前に戻そうという動きを加速させようという意図が感じられる。