KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

自民300議席衆院選の情勢調査を復すための提言

まあ安部政権がマスコミ各社に対して行った明確な圧力は記憶に新しいが、今回の選挙には小学四年生の成りすまし事件、白票投票が社会を変えるなどとデマを流す「日本未来ネットワーク」なる謎の集団、と今回の選挙には怪事件が多い。

これは安部政権が「可能な限り投票率を下げるための工作」と噂されている。

そうすると今回のこの新聞各紙が一面で紹介した自民党300議席獲得の勢い」などはまだどこを投票するか決めかねている無党派層の投票意欲を著しく下げる効果があるのは間違いない。

私もこのニュースを聞いた時に「早くも安部政権やりやがったか」.と思った。

だが、ちょっと待ってほしい
これが新聞各紙が安部政権の機関紙、広報誌になり下がったと断じるのは簡単だ。(そう思いたくなる気持ちはわかるー私もそうだ)

実は冷静に、客観的にこの情勢調査の中身を見ると、必ずしもこれを陰謀論と決めつけるのは早計のような気がする。

確かにアベノミクスは明らかに失速し、一部の富裕層を除いてはその恩恵を被っていない。また国家機密法や集団自衛権で日本を危険な方向に動かしている、まともな頭をしている人間ならばこんな政権を支持するのはおかしい、と私などは思う。

だが今回安部晋三が選挙に打って出た理由をもう一度、冷静に考えると

1.まず野党は弱体のままである。

プロ野球チームに例えるとわかりやすいが、そのチームが優勝を狙えるチームかそうでないか、というのはだいたいプロ野球を見ている人ならわかるはずだ。今の野党はどの政党を見ても優勝(つまり政権を取れる政党)できそうな政党は確かにいない。巨人に対してDenaかヤクルトが対戦しているようなものである。

2.安部晋三に勝てるカリスマ、ビジョンのある政治家がいない。

日本人は特にそうだがイメージというものが大きい。テレビの党首討論で安部政権のマイナスイメージを植え付けることには成功しているようには見えない。
また一部の分析で民主党と維新が「住み分け」をしたのが逆効果ではないか? という分析もある。私は必ずしもそうは思わない。

これというのも安部晋三には「日本を戦前のレジームに戻し、国家主義主導による資本主義国家にする」という明確なビジョンを持っている。(勿論だからこそ私は安倍晋三が嫌いだ)

だが、今の野党にそれに対抗できる明確なビジョンを持った政治家がいるか?残念ながらテレビの党首討論を見れば明らかである。民主の海江田にしても維新の江田にしても正直いって弱い。これが最大の問題だ。

なぜ日本には「九条という稀有な条項がある平和国家であることを誇りにしている。経済は日本の技術力を全面に押し出してグローバル経済に立ち向かい日本経済の再生のビジョンを作る」といった安部晋三に対抗しうる人間が出てこないのだろうか? 日本のリベラリズムの停滞の原因はそこにある。:

それらを冷静に考えると今の野党にまともに勝負して自民党過半数割れまで追い込むのは残念ながら難しいといわざるを得ない。

じゃあこのまま自民党300議席獲得を指をくわえてみているしかないのか?

冗談じゃない。

ではどうするのか? この情勢をどうやって挽回するのか?

今回主要4社の情勢調査でほぼ共通するのは、

1.民主党勢力回復はするものの伸び悩んでいる
2.維新は大きく後退する(第三極の事実上の消滅)
3.共産党は躍進するものの、史上最高には届かない。

これを踏まえた上で勝つのは無理でも負けない戦いをする 
ことが重要な気がする。

このことによって自民党の獲得議席を減らす方向で考えるしかない。

昨日紹介したこのサイト
■さよなら安部政権ー自民党議員100人 落選キャンペーン
http://ouen100.net/

このページの下にある各選挙区での前回の選挙結果を見て、自民過半数割れが可能であるかのような印象を持っているが、実は先ほどの情勢調査を見ると次のことがわかる

1.前回の衆議院選挙は史上最低の低投票率だが、それでも第三極への期待はあった。そのため野党の食い合いはあったものの、得票数の総数では野党が自民党を多く上回った。

昨年の参議院選挙の得票数
2.しかし情勢調査が正しいのであればその第三極がこけてしまい、第三極に投票した無党派層の大半が自民党に流れている可能性がある。


3.民主党勢力回復しつつあるものの、得票数の伸びは第三極の受け皿になるほど伸びていない。

の3点が揚げられる。
それを考えると「さよなら安部政権」の各地区の投票分析はかなり変わってしまわざるを得ないだろう。

だが諦めるのはまだ早い。選挙までまだ一週間以上ある。

まだ情勢挽回の可能性は大きくはないが0ではない。

そこで提言をしようと思う。野党関係者が聞く耳もつかどうかはわからないが

さし当りの選挙対策として

1.自民党の新人議員つぶしを徹底

自民党の前回の選挙で新人議員は115名いる。まだ地盤も盤石とはいえない。その選挙区に野党がお互い協力して野党の大物議員の応援を突っ込み集中攻撃する。知名度ではまだ弱いはずなので、集中攻撃を続ければ耐えきれない議員も出てくるはず



2.「集団自衛権」「特定国家機密法」の危険性を煽る

自民党が選挙の争点にしないのは自由だが都合が悪いことだから)、選挙でこの話をしていけないわけではない。ここまでのところ野党のこの危険な安部政権の政策を十分に全面に打ち出せていない。この2法律の恐怖をとりわけ若い世代に対して煽り、今回選挙に行かないと君たちの将来が危ない、くらいの恐怖感を煽り投票所での投票を促すくらいのことはしてもいいかもしれない。20−30代は3人に1人しか投票に行っていないが、これが2人に1人くらいに増え、増えた人間が全て自民党以外に投票すれば、選挙情勢は大きく変わる。



3.「アベノミクス」に対抗する新経済ビジョンを再度打ち出す

時間がないので難しいかもしれないが、アベノミクスはダメだ」だけいっていても説得力がない。それに対して野党はこれとは違う経済政策で日本を再生するというビジョンを提示する。変な話ハッタリでもいいからわかりやすい対抗策を早急に練る

とにかくせめて自民党が現行勢力から寧ろ後退する、くらいのところまで挽回できれば安部晋三に一泡吹かせることができるかも。

くどいようだが「負けない戦い」をすることによって活路が見いだせるかもしれないのだ

大野 泰史

kyojiohno@yahoo.co.jp

今回の選挙法改正のガイドラインに乗っ取ってブログ記事を書いています。尚、私自身は特定の政治団体とは一切関係ないことを付記しておきます。