KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

ノーベル平和賞明日発表ー憲法9条が受賞したらどうなるか

既に報道でご存じの通り、ノーベル物理学賞は日本人3人ー正確には日本人2人でアメリカ国籍の元日本人1人ーが受賞した。

勿論おめでたいことだが、それに関してとりわけ「アメリカ国籍」を受賞した中村氏に関してはこの記事に書いてあるのでご興味ある方はご一読いただきたい(長文注意!)

ノーベル賞受賞の中村氏、テニスの錦織選手を見て日本社会のムラ社会体質に思う
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2014/10/post-ac9a.html


そして明日。もう1つノーベル平和賞の受賞が発表される。

日本の憲法9条を維持した日本国民「有力候補」と伝えられている。

勿論受賞できるかどうかはまだわからない。過大な期待はまだ禁物だ。
受賞しなかった時の落胆も大きいから

しかし憲法9条が本当にノーベル賞を受賞した場合の政治や国際関係への影響は計り知れない。

具体的にはどんな影響が考えられるかというと以下のとおり

1.安部政権の改憲の目論見に打撃
憲法9条のある日本国憲法「みっともない憲法」と公言してはばからない安部首相改憲の目論見は大きく後退を余儀なくされる。「世界が認めた憲法ということになれば日本人自身の憲法に対する意識や見解が変わる可能性が大だからだ。安部も改憲の動きを強行すれば文字通り世界を敵に回す行為となり、安部政権への海外からの批判非難も避けられない。安部政権の改憲に対する政策には計り知れない打撃となる。(それゆえ日本政府から非公式に受賞させないように画策している、などという怪情報すらまことしやかに伝わっている)

2.集団自衛権容認の後退

九条受賞によってノーベル賞を受賞しているオバマ大統領も日本の自衛隊に軍事的な役割を要求が事実上できなくなる。つまり集団自衛権閣議決定が事実上棚上げになる

3.日本の平和国家のイメージの定着

実は日本国憲法の9条の存在自体を知らない国が大多数である。驚くべきことだがアメリカ政府の要人ですら知らない人物が多い。それだけ日本の保守勢力憲法9条というものを安部がいうように「みっともない条文」と考えていた人間が多く、日本は軍事的役割をわざとしない「エコノミックアニマル」的なイメージの方が欧米では先行した。これは日本の平和国家としてのコンセプトを日本の保守勢力が意識的にプロパガンダしなかったために起きた。実際日本在住の欧米のジャーナリストですら、日本国憲法にこういった条文が入っていたことを今回のノーベル賞候補になって初めて知ったという人間が多い

4、アジアとの関係(とりわけ某国二国の一部の人間)

少なくとも日本をいまだに「日帝」などという時代錯誤の呼び名で呼ぶ一部の人間は憲法9条の存在などハナから知らなかったであろう。もし知っていてその言葉を使ったとしたらそれは間違いなく悪意のある誹謗中傷やレッテル貼りである。だがノーベル受賞によってもはやその言葉はつかえなくなるだろう。

他のアジア諸国で比較的親日な国を含め、それらの国との関係がより良い方向に行くことはわざわざ言うまでもない

5.日本国民の意識

日本のリベラリズムの事実上崩壊により、安価なナショナリズムが台頭した。とりわけナチスなみのヘイトスピーチを正当化するなどという言語道断の行為が大手を振ってまかり通る等「日本人のプライド」というものを完全に取り違えている愚かな輩が増えた。このような連中は本来なら取り上げる、相手にする価値すらない連中のはずだ。

だが日本国憲法自体が国際的に評価されれば、安価なナショナリズムでない別の形での「日本人のプライド」というものを呼び起こせるのではないか。と考える。ヘイトスピーチなどで日本人が尊敬されるはずもない。高貴な精神を持ってこそ国際的に尊敬される。ヘイトスピーチを行う団体の親密な関係にあると思われても仕方がない人間が山谷国家公安委員長をしていること自体が国際的に恥ずかしいことであり、憲法9条の精神に反する。


とざっと考えてもこれだけの効果が期待できる。

取らぬ狸の皮算用といわれればそれまでだが、憲法9条の受賞を願ってやまない。

発表は明日。いいニュースが来ることをどうしても期待してしまう