KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

マスコミと当事者でもない人間の「イジメ」の構造に嫌悪感

つい最近佐村河内の作曲家ゴースト問題で世間をにぎわしていたが、その騒ぎが収まったと思ったら今度はSTAP細胞論文でマスコミは大騒ぎ。

佐村河内事件に関しては私の音楽ブログにていろいろ書いてあるので、興味ある人はこちらを読んでいただきたい。お断りしておくが、新垣氏への批判は不当だが佐村河内氏に関しては擁護はしていない。

佐村河内守別人作曲問題ーこれを機に作曲家へのゴースト強要の音楽業界の悪慣習を廃止せよ!! この問題をウヤムヤにするな!!  
http://bit.ly/N1lr1X+

■続、佐村河内別人作曲問題ー「図形楽譜」に関する解説と「売るためには」作曲家作詞家の人権を蔑ろにしてもかまわないという音楽業界の体質の問題
http://bit.ly/1kh4ONg+

■また別人作曲事件についてー「現代音楽の作曲家」の「商用音楽」への偏見を業界関係者につけこまれたのが原因
http://bit.ly/LKddtr+

この騒ぎを見て非常に嫌なのは、佐村河内氏にしても小保方晴子氏にしても以前は思い切りヨイショしておきながら、いざ「過ち」がみつかるとこの時とばかりに徹底的に叩いている点である。

別にこの二人のやったことを擁護するつもりはない

しかし私が嫌悪感を抱くのは両方のケースに見られる「イジメ」といっていい構造にある。

特に最近のマスコミは明らかに権力に対して従順になり、原発問題も政府や東電の情報をたれ流すのみで殆ど取材らしい取材などしていない。また政府の国家主義的、右翼的な政策、集団的自衛権にしても明らかに無茶苦茶な憲法解釈をやろうとすることに対してもただ迎合するのみで見て見ぬふりだ。

しかし権力サイドにない、ひとたび弱い立場に立った人間に対しては徹底的に牙をむく。
そして何よりも当事者でも関係者でもなんでもない輩がそれに乗じて徹底的なバッシングに加担することに嫌悪感を覚える。(「世間に迷惑かけた」ってこの2人がおまえにどんな「損害」を与えたというのだ?)

これはまさに学校や職場で行われている「イジメ」の構造と全く同じである。

彼らはマスコミや関係者でもなんでもないヒマ人連中の不満のはけ口をこの二人にぶつけているに過ぎない

同じことを感じている人間も少なくないようだ。私はバラエテイには興味はないが、ナインテイナインの岡村隆史も同じように感じているようだ。

岡村隆史STAP細胞論文&別人作曲批判に苦言「持ち上げて叩く」「大人のイジメ」
http://biz-journal.jp/2014/03/post_4376.html

<前略>
岡村はまず、STAP細胞論文騒動で小保方氏が批判を集めていることについて「なんとなしにショック。こっちも(嘘)?」と切り出すと、「大変やね。全部論文調べられて、コピペやコピペやって」と困惑の声を口にした。さらに、一斉に小保方氏への批判を強めるメディアに対しては、「持ち上げて叩く、総攻撃。怖いですね、なんか」と違和感を示した。

 続けて、別人作曲騒動についても言及し、NHKが(佐村河内氏を)持ち上げたんちゃうんか?」と、同氏に密着取材し、同氏が礼賛を集めるきっかけのひとつとなったテレビ番組『魂の旋律〜音を失った作曲家〜』(昨年3月31日放送)の制作・放送元であるNHKを批判。そして、3月7日に同氏が行った記者会見を見た感想について「見ていて怖かったわ。(記者は)あんなにケンカ腰で、当たりキツイな。大人のイジメみたい、よってたかって、みんなで追いつめる。怖いな、マスコミって」と、過熱するメディアによる批判報道に懸念を表した。

 岡村は以前放送された『オールナイトニッポン』内で、テレビドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が「差別を助長する」などとメディアや世論から強い批判を浴びた際も、『明日〜』を擁護する発言を行っていたが、日頃から批判を浴びやすいバラエティー番組の第一線で活躍する岡村が、メディアによる一方的な批判報道に疑問を抱いている様子がうかがえる。

この件に関する印象は岡村隆史に全く同意する。

マスコミもそれに加担する当事者でもなんでもないヒマ人(たぶんこいつらクレーマーにもなっているー現代の害虫だ)を見ると本当に今の日本は病んでいる。
それも深刻に、だ。