KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

いわゆる「情報弱者」とは、「情報弱者」にならないためには

インターネットが世に普及し、「情報化社会」などと云われ始めてからだいぶ経つ。

情報が大量にいち早く伝わる現代において、「情報革命」だなんだという話がだいぶ伝わっている。その「情報革命」というものがどういうものかまだわからない。そもそも「革命」なんてことはだいぶ前から言われているがそんなものが本当に起きるのか? 時々眉唾ではないか、と思う事すらある。

しかしその中で「情報化社会」の発展の中で必ずや発生するであろう情報弱者というものについてずーっと考えていた。

そして情報弱者といわれている人たちはどういう人たちなのか、というのがなかなかわからなかった。しかし最近少しおぼろげに見えてきたような気がする。

結論からいうと情報弱者」というのはその人が得た情報、受信した情報量とは全く無関係である。

そうではなくひとことでいえば次の条件である「情報強者」とは逆の条件を満たす人たちであろう。

つまり「情報強者」とは

1.良質の情報を持っている人
2.情報に対してリテラシーを持っている人
3.安易にシェアやアプリその他のものに飛びつかない人

例えば記憶に新しい以下の話を覚えているだろうか?

■間違った情報を拡散しないために…。
http://ameblo.jp/310yoshio/entry-11779050319.html

昨日の女子フィギュア、素晴らしかったですね。

浅田真央選手の自己最高得点を更新したフリーの演技、カッコ悪い話ですが、涙を流しながら見ていました。

最後のオリンピックで最高の演技をするなんて、出来ることじゃありません。

しかも、ショートプログラム出来があれだけ悪かったにもかかわらず…

惜しくもメダルには届きませんでしたが、確実に観ていた人たちの記憶に残る演技だったと思います。

そんななか、Twitter界隈でこんな画像が出回ります。

キムヨナ氏が真央ちゃんの演技見てないたんだって。なんか感動(;_;)国境関係なくライバルだけど支え合える仲間とかホント感動する。
<中略>
このキムヨナ選手は浅田真央選手の演技が終わった瞬間です2人は凄くいいライバルだったと思う。あの2人の演技を見て心を打たれた感動本当に

キムヨナ選手がライバルと言われた浅田選手のフリーの演技を見守り、その姿に涙する…
<中略>
マスコミも伝えない美談がTwitterを通じて発信されます。

素晴らしいですね


真実だったらね…


だって、冷静に考えておかしいんですよ…。

オリンピック2連覇がかかった瀬戸際で、自分の滑走前に浅田選手の演技を見守る余裕なんてないと思いません?

<中略>
とっても気になったので、この画像の出所について調べてみました。
<中略>
キムヨナは国内取材陣のいないところで一人で涙を流した。この場面は、競技後、バックステージでNBC放送のカメラに取れたと思われる。


全然、真央ちゃん関係ないじゃん。


他にも調べてみましたが、結局はキム・ヨナ選手が滑走後、ソトニコワの優勝が決まったのを知って流した悔し涙…というのが真相のようです。


別に、キム・ヨナ選手が何に涙しようとどうでもいいんです。


問題なのは、誰かが作り上げた嘘の情報をどんどん拡散させてしまったということ。


これがソーシャルメディアの怖いところです。

3年前の東日本大震災でもデマ情報がTwitterに氾濫したがソーシャルメデイアの発展している現代では、他人の情報を見て真実かどうか調べもせずに安易に拡散することこそ最も危険であり、自分が情報弱者であることを自ら証明することに他ならない

広めている人たちは、いい話だからみんなにも知ってほしいという思いで、リツイートたりシェアしたりします。
でも、それが嘘だとしたら…
誰でも容易に情報を発信できる今の時代、気を付けないと、誤った情報の拡散に手を貸してしまうことになりかねません。
これからの時代は、ネットに溢れる情報が本当か嘘かを見抜く能力、ネットリテラシーがますます必要になります。

このほかに昨今Facebookスマホ携帯であふれているわけのわからないアプリ、一見無害なものもあるが、実はスパムを行っている会社が開発してユーザーの個人情報を盗み取り「業者」に流すなどという行為も後を絶たない。そのため「面白そうなアプリ」でも安易に使うことは危険である。

この情報弱者にならないためには

1.TwitterFacebookで流れている情報は必ず裏を取ること。必ず複数の情報源を見てそれが真実かどうか確かめる。少しでも真実であるかどうか疑わしく感じた場合は決してシェアしたりリツイートしたりしない。

2.アプリも開発者や他の情報を確認した上で安全か、問題がないかを確認した上で使用する。少しでもスパムとのつながりやアヤシイと思ったら決して使用しないこと

3.便利だと思ってすぐに飛びつかないこと。便利さというのはある意味麻薬だが、裏があることもたぶんに可能性がある。

昨今、確かに情報は世間にあふれている。そしてマスコミの情報も確かに操作されたものであり、意図的に報道しなかったり正しく報道されていなかったり、などということは日常茶飯事である。

しかし一方でネットの情報もあてになるものではない。はっきりいって私のみたところ8割はゴミ情報である。

結局のところ情報やアプリ、コンテンツに対してきちんとしたリテラシーを持つ、というのが情報弱者ならないための必須条件といっていいだろう。